アートへの興味を持ちながらも、新卒は経営コンサルティングファームへ
幼少期からアトリエに通うなど、絵を描くことや工作をすることが大好きでした。歳を重ねるにつれ、アート鑑賞を通して当時の人々の暮らしや歴史的背景を学ぶことにも魅力を感じ、大学ではリベラルアーツ教育の元で美術史を専攻しました。 教授やクラスメートたちと、一つの絵画を囲んで活発に意見を交換し、アートという窓を通じて歴史・宗教・文化などの様々な領域における理解を深めた時間は、知的好奇心が満たされる、非常に充実した時間だったと今でも感じています。 大学卒業後は、経営コンサルティング会社にて、民間企業や官公庁をクライアントとした、業務改革やESG・サステナビリティ系の案件など様々なプロジェクトに従事。コンサルタントという仕事を選んだのは、クライアント業務を通して多種多様な業界の方々と繋がり、共に変化を生み出していくことに魅力を感じたためです。 プロジェクトでは、未知の領域を即座にキャッチアップし、高度な示唆を生み出していくことが求められるため、時にはハードな場面もありましたが、良いチームにも恵まれ、ビジネスパーソンとして大きく成長することができました。
変わらないアートへの想いと、 The Chain Museumとの出会い
自分が今まで培ってきたスキルや経験と、自分自身の気持ちが心から華やぐアートという領域が交わる“一点”を探し求めてみたいと思ったことがきっかけでした。 アートが扱うテーマには際限がありません。私自身、人生の節目や日々の生活で思い悩む事があると、美術展やアートイベントに足を運び、アーティストが多くのテーマに対して考えを巡らせ、時には苦しみ生み出したアートを目の前にすることで、「思い悩み考え抜くこと」を肯定してもらえた気持ちになり、どこか心が救われるという経験を幾度となくしていました。 そして、社会人としての経験を積むにつれ、そんな力を持つアートと人々の架け橋となるような仕事をしたいと強く願うようになりました。熟慮断行して会社を退職し、様々な仕事をリサーチしていたところ、出会ったのがThe Chain Museum(以下 TCM)でした。ArtSticker事業、ギャラリー事業、コーディネーション事業など様々なアート関連事業を展開し、人々とアートを繋ぐ新たな鑑賞文化を作り出す当事者になれることに非常に魅力を感じました。 選考プロセスを進めていただく中で、前職での経験も生かしたポジションを丁寧に検討してくださり、自分が探し求めていた“一点”はここなのではないかと考え、入社を決めました。
今後、The Chain Museumでチャレンジしていきたいこと
TCMには、アート業界の最前線で長年お仕事をされてきたご経験があったり、一方でアートとは異なる業界での経験を生かしてバリューを発揮されていたりと、多種多様なバックグラウンドを持ったメンバーが在籍しています。 私自身、周りのメンバーから存分に学びつつ、アートという正解のない世界で社会に新しいインパクトをもたらす一助になれればと考えています。特に、官(政府や自治体)・民(民間企業や市民)などの新たなプレイヤーを巻き込んだ取組みの推進にも寄与していきたいです。 既存の美術館やギャラリーでの鑑賞体験の魅力の発信に加えて、「アーティスト」と「社会を取り巻く様々なステークホルダー」を繋ぐ新たな架け橋作りを通して、アーティストにとってより良い創作環境が整備され、そして一人でも多くの人が“側にアートのある人生”を過ごすきっかけ作りができたら大変嬉しいです。
The Chain Museumの「プロジェクトマネージャー」が経験できること
私も務めている、The Chain Museumの「プロジェクトマネージャー」は、ホテルや大型商業施設、更には、アートをビジネスに取り入れたい企業などをクライアントに、最適なアート作品の提案および空間デザインに関するプロジェクトマネジメントを推し進める役割を担っています。 The Chain Museumの3つの事業のうちの1つの柱である「Coordination事業」を中心となって推進できる、非常にやりがいのあるポジションで、積極的に採用を行っています。 以下がお勧めしたいポイントです。積極的に採用活動を行っているため、ご興味のある方は、ぜひ求人ページをご覧ください! <アートを学びながら、企画・制作進行の経験が活かせる> 企画・制作進行の過程で、一緒にチームを組むキュレーターと伴走し、2,500組以上のアーティストネットワークから作品をコーディネートしたり、アーティストとのコミュニケーションを円滑にマネジメントするプロセスを学ぶことができます。リアルとデジタルを駆使したプロモーション・プランニングを得意とする方で、「アートは詳しくないけど好き」という方には、特にやりがいを感じていただけます。 <商業施設からパブリックスペース、法人企業から、ブランド・プロモーションまで> 本ポジションが手掛ける「Coordination事業」では、「アートを導入したいので相談したい」という全てのニーズに応えられるよう、様々なクライアント・形態のプロジェクトを支援しています。例えば、「展示フロアにアートを置きたい」商業施設へのアート納品や、「組織を活性化させるためにオフィスにアートを置きたい」法人企業へのアートレンタル提案。更には、現代アートの漫画やドラマとコラボレーションした展示プロモーションから、街全体をアートで活性化させることを目的とした大々的なブランディングも。様々なプロジェクトにバランス良く関わりながら、企画・制作進行の幅を広げたいとお考えの方には、常に新鮮な気持ちでチャレンジいただける環境です。 <「挑戦してみたい」の声を歓迎するカルチャー> 弊社では、ミッションに向かって組織の一体感を高めるため、メンバーの行動指針を示す「Value」の一つとして「Be proactive」を掲げています。「Be proactive」なメンバーとは、ステイクホルダーのニーズを自ら発見し、スピード感と大胆さを持ちながら、「一歩先の提案」を心がけるマインドを持つ方。興味のあるプロジェクトに積極的に手を挙げたり、これまでに手掛けたことがない全く新しいコンセプトのプロジェクトを1からご提案いただくことも大歓迎。「これに挑戦してみたい!」というビジョンを持つ方には、大きな裁量を持ってチャレンジいただける環境をご用意しています。