代表取締役 佐々木 将一氏

ご略歴を教えてください。

2019年に大学を卒業後、100名ほどの受託開発会社にエンジニアとして入社しました。AWSに強い会社で、私はAWS運用監視ツールや高速道路の料金所シフト管理システム、Web百科事典、コールセンターシステム等の案件に、インフラまで含めてフルスタックに携わります。要件定義などの上流からクライアントにダイレクトに関わる業務も経験でき、楽しく仕事ができました。 入社当時から独自プロダクトの開発を手掛けたいとの思いがあったのですが、同社では方向性が違うと感じて丸2年後に初の転職をします。UI/UXに特化した会社に所属し、大手情報サービス会社の新規プロジェクトへ参画。UI/UXの領域での活躍を希望してましたが、なかなか思ったような業務には携わることができず、実際の業務はフロントエンド開発が中心でした。 ならば独立してやりたいことをやるしかないと、2021年7月にフリーランスになります。最初は業務委託として、貿易DXの会社で国際貿易業務支援サービスのモダンなソースコードへの改修や開発チームづくりに1年半ほどタッチしました。 当時、週3～4日は業務委託を行いながら、残りの時間で独自プロダクトの開発を始めます。まずは、不特定多数の間で画面共有することで作業への集中を促す『Mokupa』をリリースしました。こうした実績も評価され、創業支援プログラム「TokyoDocan」に採択されたりもしました。 2022年12月からは、様々な独自開発アプリを提供している100名規模のベンチャーに業務委託として入り、習慣化アプリなど2プロダクトのオーナーを任されます。 そうする中で独自プロダクト開発も続けていたのですが、自分一人で活動することに限界を感じるようになったのです。やはり、仲間とともに恒常的にチームを組んで進めていく体制をつくりたいと考え、2023年8月にStellarCreateを設立しました。 設立後は、交通系比較サイト運営会社の業務委託として、同サイトの開発運用を1年ほど手掛け、2025年7月からは独自プロダクトに全振りしています。

株式会社StellarCreateをどんな会社にしていきたいと考えていますか？

独自プロダクトとエンジニアの技術を通じて社会と繋がり、顧客やユーザーの負の解消を目指しています。 当社が提供する価値とは、システムというテクノロジーで課題そのものを解決することと、プロダクトをユーザーに届けて使い倒してもらうためのUI/UXの2軸によって成立すると考えています。このために、「デザインとテクノロジーの融合で、社会に寄り添い、価値を創出する。UX、SEO、UI改善、パフォーマンス改善を通じて、意味あるプロダクトを提供します」というMissionを掲げています。 目指す企業像としては、プロダクトの規模の大きさではなく、ニッチな領域でもユーザーに喜ばれるものを提供することと、エンジニアのスキルで顧客の課題に向き合い、解決していくオンサイトソリューションの２本柱を確立していきたいですね。

そのために社員に対して期待することや、どう活躍してほしいか思いを聞かせてください。

今後当社は、複数の独自プロダクトとSES(フロントエンドやUI/UX)の両輪で価値提供を行います。いずれもお客さまに寄り添い、課題の本質に向き合って価値を生む取り組みであり、当社の中核です。 それに向き合っていただくために、期待したいのは3つの能力です。 ① 顧客への共感：顧客の課題を自分ごと化し、要件の背後にある本質的ニーズを聴き出して把握できること。 ② 相互の協力：周囲に相談してより良い判断ができるよう、普段からのちょっとしたコミュニケーションを大事に交流すること。 ③ 自己管理：忙しい状況でも自律的に優先順位を決め、品質・納期・コミュニケーションの約束を着実に守れること。 また、仕事を通じて顧客の負を解消することと同じくらい、プライベートで自分を満たすことも非常に大切だと考えています。プライベートの充実があってこそ、仕事を長く頑張り続けられると代表自身実感しています。 日々の現場で磨いた力を、長く続く挑戦へ。働き方と人生のバランスを大切にしながら、一緒に挑戦を楽しんでいきましょう！

佐々木代表の仕事観を聞かせてください。

人と繋がる手段だと思っています。 私は幼少の頃より言葉で自分を表現することが不得意で、大好きだった科学の知識をコミュニケーションの接点にしていました。他にも、友達の名前をドットにして絵を描いて注意を引いたり。そのように何かを介在させてコミュニケーションしていました。 大学では、落語研究会に入って落語をコミュニケーションツールにしていました。ちなみに高座名は「（9代目）くも輔」です。 そして、エンジニアになってからは、プロダクトを介して社会と繋がることを意識してきました。自分が手掛けたプロダクトを人に使ってもらうことで、課題を解決し喜んでもらう。そんな接点づくりが仕事だと思っています。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

フリーランスになってからは、ほぼ休みなしで仕事してきたのですが、最近はそんな日常を改めることにして、趣味を通じて人とつながる時間を増やしています。さし当たって、「東京マラソンに出たい」と言う落研時代の後輩に付き合って私もマラソンを始め、先日はハーフマラソンの大会に出場しました。 最近はジャズドラムの練習にも打ち込み、いつかジャズの舞台に立ち、言葉に頼らないコミュニケーションで人と交流したいと考えています。 料理も好きで、友人の家で料理を振る舞ったり、精肉店を巡ってさまざまな部位を味わい尽くすのが最近の楽しみです。 何かを作り、それをきっかけに「楽しい」を共有する——その姿勢は仕事も趣味も一緒かもしれませんね。