XINOBIX株式会社

XINOBIX（シノビクス）株式会社は、BtoB・BtoC商材を扱う様々な企業のコンテンツマーケティング支援を展開する会社だ。特にオウンドメディアの運用を中心としたSEOを得意とし、顧客ごとの本質的な課題に寄り添った戦略を考え、確実に成果を上げることで実績を積んでいる。

同社の強みは、「一社一社しっかり向き合い、顧客に深く入り込んで伴走していく」スタイル。顧客に実際に会いに行って徹底的にヒアリングを行い、細かいスキームを基にカスタマージャーニーを何度もシミュレーション。顧客の商品やサービスのあらゆる価値を発見するためのアンケートの実施や、実際に購入してユーザー体験をすることも多々あるという。それがユーザーやビジネスを深く理解した提案と強みを生かした独自性の高いコンテンツ制作に繋がっている。一過性ではなく長期的な利益を生み出す戦略でしっかりと成果を出すことができることで顧客から高く評価されており、継続支援に繋がっていることも特徴だ。

また、社内業務における生成AIの活用も積極的に進め、定期的にAI勉強会を実施している。これは単に業務効率化を図ることが目的ではなく、定量的な作業はAIに任せ、空いたリソースをお客様のために使えるようにするため。従業員のリテラシーを向上させ、AIと共生しながら顧客解像度を深めていくことが目的だ。様々なAIツールを使いこなせるようになるのも魅力だろう。

代表取締役の長屋智揮氏は、学生時代にインドにインターン経験があり、社会人経験を挟んで2度独立した経歴の持ち主。Webメディアの立ち上げや豊富なSEO経験、組織づくりや経営に携わった経験も生かした会社づくりで着実に事業基盤を築いている。長屋氏が大切にしている理念は「三方よし」。

「私は仕事を通じて誰かを豊かにすることをとても大切にしています。自分の仕事が、お客様だけでなくその先にいるユーザーや関係者全員に良い影響を与えるものであれば、それが一番の幸せです。関係者全員を豊かにしていく仕組みをつくることが、私の使命だと思っています」（長屋氏）。

同社がこれから目指すのは、お客様の課題と最終的な成果に向き合って伴走するというスタイルを変えずに、より多くの企業を支援できる体制を構築して事業規模を拡大すること。といっても社数の拡大に重きを置くのではなく、「支援の品質とどれだけ継続して支援できるかを大事にしている」と長屋氏は語る。

「当社のお客様というのは何か素晴らしい製品やサービスを持っているけれど、魅力を伝えるのが下手だったり、Webで何からすればいいのか分からなかったり、時間も人的リソースも無かったりというお客様が非常に多いです。
でも、例えば大手に頼むと費用が高いことに加えて、契約範囲等の制限があって様々な要求を叶えてもらえるとは限らない。だからこそ一緒に伴走してくれるパートナーを探しています。そんな、“磨けば光るのに磨ききれていない”ダイヤの原石のようなお客様を磨いて、広げていきたいと思っています」（長屋氏）。

そして、最も重要なのは「お客様の課題に寄り添い続け、解決し続ける会社になりたい」ということだ。
オウンドメディアの施策で一定の成果が出ると顧客は満足するが、さらにより良い成果を出すことを考えるとWebサイトや動画、SNS等の課題が広がっていく。現在の同社のリソースだとそうした課題にまだ応えきれていないという。だからこそ企業のフロントに立つプロジェクトマネージャーの採用を積極的に進めることで、将来的に「統合的なコンテンツマーケティング支援ができる会社にしたい」というのが長屋氏の思いだ。

「オウンドメディアの運用面ではノウハウが蓄積されてきたので、次にWebサイトやLPの制作支援に着手したいです。またYouTubeは情報量が多くてオウンドメディアと相性が良く市場も伸びています。将来的にはオウンドメディアとホームページ、YouTubeの三つを柱として、しっかりと企業の価値を届けられる支援ができるようにしたいと思っています」（長屋氏）。

同社は東京都千代田区神田多町に本社を構えているが、基本的にフルリモート勤務でスーパーフレックス制。正社員3名（2025年7月現在）と約70名の業務委託メンバーが在籍し、ライフスタイルに合った柔軟な働き方ができることが魅力だ。子育て中のメンバーも多く、プライベートを大切にしながら仕事に集中できる環境が整っている。

フルリモート×スーパーフレックスという環境下ながら、定期的なMTGや研修、勉強会等、メンバー間でコミュニケーションを取る機会が多く、代表と毎月1on1も実施。雇用形態に関係なく実績や成功例、ナレッジの可視化と共有を大切にしており、情報や意見交換も活発に行われているとのこと。定例会には業務委託メンバーも毎回8割以上が出席しているそうだ。

そんな同社が採用時に重視しているのは「経験ではなくポテンシャル」。実際に社員は全員が業界未経験入社だ。「好奇心が強い」「自分から動くことが好き」「感謝されることにやりがいを感じる」といった要素が活躍のカギとなる。

「未経験の方を採用する理由は、ポテンシャルを生み出すことを大事にしているからです。私達のスタンスは“お客様のためになりたい”というマインド。そういう思いがある人はお客様に寄り添って行動することができます。例えば、聞かれなくても気付いた課題があれば伝えるといった “おせっかい”ができる方が向いている仕事だと思うんです。私にとって仕事とは、“誰かの役に立つこと”。その思いを共有できる方に、やりがいを感じながら楽しく仕事をしてほしいと思っています」（長屋氏）。

「困っている人を助けよう」「アドバイスしてあげよう」といったカルチャーが浸透しており、新しいことにチャレンジしながら仕事を楽しむ人が集まっている同社。未知だけどワクワクできそうなことに飛び込んで、自分の可能性を広げたい――そんな方にピッタリの仕事と成長の場がここにある。