株式会社灯白社

株式会社灯白社は、個人クリエイターと共にIPを育て、商品やデジタルコンテンツを通じて世界へ届ける総合エンタメスタートアップである。
2020年の創業背景には、個人クリエイターが正当な対価を得られにくい業界構造への強い問題意識があった。従来の商慣習では、作品が一度買い取られれば、その後の売上や二次利用からクリエイターに収益が還元されることはほとんどない。こうした現状を変えたいという思いから、「クリエイターファーストを徹底し、多角的にIPを展開できる総合エンタメグループ」という明確なビジョンを掲げた。

創業後は、市場ニーズを的確に見極め、クリエイター個人が権利を保持したまま作品を育て、クリエイターへの還元を重視する独自のビジネスモデルを推進。強固なクリエイターネットワークを背景に、版権企業や出版社、配給会社と連携する収益性の高い事業モデルを構築した。IPプロモーション、物販（マーチャンダイジング）、コンテンツ開発といった複数領域を有機的に連携させ、相乗効果を発揮できる体制を確立している。例えば、人気IPとコラボしたグッズ販売と同時に、サイン会や展示イベントを開催する等、ファンとクリエイターを繋ぐ場を創出してきた。

ユニークな取り組みが成果を生み、創業4期目にして年率300%という急成長を達成。さらなる展開加速に向けて、著名投資家からの資金調達も実現した。2026年度以降の上場も視野に入れ、組織拡大にも注力。特にミドルマネジメント層やデジタルマーケティング人材の採用を強化している。

今後はアジアや欧州をはじめとした海外市場への進出を本格化させる予定だ。既に海外企業との共同プロジェクトや現地ポップアップショップ、体験型イベントで実績を積み重ねており、日本発コンテンツを世界水準のブランドへ育てる取り組みを加速させる構えだ。同社の歩みは挑戦と変化の連続である。変わらず大事にする「誠実さ」を軸に、クリエイターと共に次のステージを切り開く。

同社は現在、「マーチャンダイジング（物販）」「プロモーション支援」「共創IP開発」という三つの事業領域を基盤に展開している。

物販事業では、人気商業施設でのポップアップショップや限定ストア等、販売と体験を融合させた企画を多数展開してきた。例えば、2025年開催の『STEINS;GATE 15周年記念POPUP企画展』では、館内外を舞台にした大規模な演出を実施。秋葉原にある総合ディスカウントストアに原作の象徴である“タイムマシン”を再現展示し、原画展や館内のエスカレーター・外装ラッピング等、空間全体をIPの世界観に染め上げた。初日は整理券500枚が即完売し、連日高い集客を記録。限定グッズは初週で完売アイテムが続出する等、物販と体験を一体化したモデルの成功例となった。

プロモーション事業では、国内外のIPを活用した企画立案から実施までを一貫して手掛けている。具体的には、クリエイターやIPホルダーと連携し、コンテンツやキャラクターの世界観を最大限に生かしたコラボレーション企画を展開。関連商品の物販化、SNSを活用したバズプロモーション、ユーザーアクティブ化を目的とした体験型イベント等、多様な手法を組み合わせてプロモーション効果を最大化。こうした取り組みにより、グローバル規模でIPの価値を高め、クリエイターの創作活動を後押しするエコシステムを形成している。

共創IP事業は、共同版権展開やゼロからのIP開発を担い、ASMRやボイスドラマ、Live2Dアニメーション等、幅広いフォーマットで制作。自社物販データを活用した市場分析により、成功確度の高いIP育成を実現している。

これら三つの領域は、単独でも成果を出せるが、連携によってさらに大きな相乗効果を生み出す。プロモーション施策が物販売上を押し上げ、そのデータが新規IP開発の戦略指針となるという循環が生まれている。加えて同社の成長を支えているのは、圧倒的なスピードとクオリティーを両立させる実行力だ。少数精鋭のプロフェッショナルチームが、企画・制作・運営を同じテーブルで動かし、他社には真似できない手数と精度で短期間に大規模案件を完遂する。クリエイター発掘からリアルイベントまで一気通貫で共創できる体制も、業界内でも類を見ない強みである。
目で、耳で、手で楽しめる“ビビッドな体験”を、これからもクリエイターと共に世界へ発信していく。

組織には、高い専門性と実行力を持つメンバーが揃う。総合広告代理店や大手出版社、ゲーム・アニメ関連企業等で経験を積んだプランナーやマーケターが多く在籍。IPを活用しながらも、より深くクリエイターと伴走・共創しながら仕事をしたいという志を持つ人材が集まっている。

ワークスタイルは柔軟で、週3日出社・残り2日はリモート勤務が可能。フレックス制も採用しており、コアタイム以外は自由度が高い。事業部ごとに出社曜日を設定しており、プロジェクトの特性に合わせた働き方が可能だ。全社的には、毎月最終土曜日に「全社会」を実施し、オフィスまたはオンラインで集まって1カ月の振り返りや今後のビジョンを共有している。

社風は「自由と厳しさの両立」が特徴だ。自由とは放任ではなく、自主性を尊重し、意見や提案、チャレンジが歓迎される環境を意味する。失敗が許容され、改善と再挑戦の機会が与えられる一方で、プロフェッショナルとして結果や品質に対する責任が求められる。この環境が、個々の成長を加速させている。

成長支援の面では、実践を通じたOJTが中心。新入社員は既存プロジェクトに参加し、最初は部分的なタスクから任されるが、能力次第で1カ月ほどで企画や全体設計を担うことも可能だ。役員や事業部長との距離が近く、打ち合わせや商談に同席して企画力を磨ける機会も多い。月1回の面談や入社1カ月・3カ月後のフォローアップ面談等、人事によるサポート体制も整っている。

求める人物像は、エンタメ業界やクリエイター支援への強い熱量を持ち、実直かつ長期的な視点で行動できる人。つくって終わりではなく、ファンや市場に長く愛される仕組みづくりに関心があることが望ましい。特に、プランナーやプロジェクトマネージャー、ライセンシー営業等のポジション強化を進めている。また、3事業領域を横断して企画・提案・実行まで担う、次世代の核となり得る人材も歓迎している。

福利厚生としては、カルチャーインプットを目的とした映画・書籍・イベントチケットの補助や、昼食代半額補助制度が喜ばれている。毎月の全社会後には希望者で懇親会を行う等、交流機会も豊富だ。凄まじい勢いで成長を遂げている同社でしか味わえない充実感と達成感。その刺激を求め、エンタメ業界の変革に挑む意欲的な人材を歓迎する。新たな仲間として、次の時代を切り開く力となってほしい。