VISH株式会社

名古屋から全国へ。ニッチな業界への業務支援クラウドサービスを展開するVISH株式会社。主軸となっているのは、以下の5つのサービスだ。

１つ目は、幼稚園・認定こども園、保育園といった保育施設に特化した業務支援システムで、既に47都道府県、2,800以上の施設に導入されている。新規契約の顧客の6割以上が導入済み施設からの紹介。2023年時点で14年目の実績、稼働率100％を誇り、無償でバージョンアップを提供している。「登園管理」「預かり保育予約」「計算機能」「登降園管理」「園バス管理」といった充実の基本機能。園側も保護者側も誰でもわかりやすく簡単に操作できる。

2つ目は、スクール管理・業務改善システム『Schola＋（スコラプラス）』だ。会員名簿の登録・編集をはじめとした15の機能で、テニスやスイミング、フィットネス、ダンス・体操といったスポーツクラブからカルチャースクール、各種習い事まで幅広い分野で利用可能、会員数に制限はなく1施設から利用OK。2025年2月時点で導入施設数1,100、利用者数113万1,204名という実績を持つ。

3つ目は、自動車学校・教習所向けのバス予約システム『バスキャッチ』だ。送迎予定表や送迎マップをはじめとした9つ（オプション含む）の機能を持ち、学校の地域特性に対応する様々な送迎方法を組み合わせて運用できる。具体的には、定時路線、予約路線、ポイント送迎、教習生専用ポイントをすべて組み合わせた柔軟な送迎サービスを提供。需要が低いエリアや時間帯を予約制にすることで、運用の効率化や大幅なコスト削減を実現できる。

4つ目は、小中高等学校における保護者との連絡手段のデジタル化をアプリでサポートする教育機関向けクラウドサービス『Chimelee（チャイムリー）』だ。メール・お知らせ配信や欠席・遅刻・早退の連絡、アンケート、登下校管理、健康観察、スクールバス管理、連絡ノート、グループ施設管理といった幅広い機能で、学校と保護者を繋ぐ。

そして5つ目は、児童発達支援・放課後デイサービスに特化した業務改善クラウドサービス＆アプリ『CoNOBELL（コノベル）』だ。保護者への連絡・アンケート機能等、業務効率化サービスとしての基本機能はもちろん、欠席加算処理・検温記録等の機能も搭載している。作業・業務効率化により職員・保護者の時間を確保するCoNOBELLを利用することで、療育の時間が年間240時間生み出せたという事例もあるという。

では同社の強みはどんなところだろう。同社の管理部門でマネージャーを務める篠田正樹氏に伺ってみると、2つあるという。

「1つ目は、お客様へのサポート体制が電話であることです。サービスの規模やお客様の人数が増えるとチャットやメールでのサポートになりがちですが、弊社では今後も電話でのサポートを続けていきます。サポートは平日10:00～18:00まで受け付けており、サポート専門スタッフはもちろんのこと、必要に応じて営業やエンジニアも対応するのが特徴です。やはり“わかりやすさ”という点では電話対応が圧倒的だと考えており、お客様を最優先するためにこの手法を継続しています」（篠田氏）。

「2つ目は、すべてのサービスで毎日のように無償機能アップデートを行っていることです。どのサービスもできるだけ長くお客様にお使いいただくためには、常に使いやすさを追求した機能にキャッチアップしていかなければなりません。最近では、『CoNOBELL』のUI・UXデザインを完全リニューアルしました。この『CoNOBELL』は弊社で一番新しいサービスで、今後1万施設に導入いただくことを目標としています」（篠田氏）。

同社の売上は2023年時点で9.9億円、営業利益率は業界内でも非常に高水準な25％、売上成長率は毎年110％を誇る。そして2030年までに売上30億円、従業員数130名という目標「VISH30」を掲げている。さらに新サービスを2つ以上リリースする予定だ。今回募集する新メンバーには、前4つのサービスの機能アップデートおよび1万施設導入を目指す『CoNOBELL』の機能追加、そして「VISH30」の実現をともに牽引してほしいという思いがあるという。

「弊社のエンジニア独自の特徴としては、お客様から直接の声を聞き、直接サービスに反映していくという点です。弊社では、エンジニアに製品仕様を理解してもらうため、そして営業やCSでは対応しきれない技術面でのご相談に対応してもらうため、一部サポート業務もお任せしています。そのため、まさに直でお客様の声に触れ、どんどん機能アップデートを行うことが可能です。一定数以上のお客様からの声があれば、基本的にはすべて改良していくため、スピード感も非常に速いと言えます」（篠田氏）。

そんな同社で求められるエンジニアは、「単なる技術者」ではない。営業・CSにも共通することだが、より多くの顧客により快適にサービスを利用してもらえるよう、全員が職域を越えて一丸となることが求められる。そのため、高いコミュニケーション能力は必須と言えるだろう。

加えて、エンジニアにはどんどん自己開示して情報発信していってほしいと篠田氏は言う。日々言語やデータベース、フレームワーク等がバージョンアップしていく中、スピーディーにキャッチアップしていくには、ナレッジを社内にどんどん蓄積していくことが重要だ。それが個人の取り組みに終始せず、会社としての取り組みとして組織を成長させていくために必ず必要だという。こうした自己開示・情報発信のための施策として、同社ではWeb広報を採用している。現在、エンジニアを中心に発信し、月に30本以上リリースされているという。

同社でエンジニアとして働くメリットとしては、自社サービスの開発に携われる点と、新しいサービスを自ら企画し立ち上げ、世に送り出せるという点が挙げられる。こうした環境を求めて同社に入社した人材のバックグラウンドは、SESや受託開発、ゲーム会社、事業会社の社内SE等、様々だ。

また、働く環境の良さも同社ならではだと言える。フレックスのリモート勤務（現在、コアタイムを無くす方向に検討中）、年間休日は126日（記念日休暇の追加を検討中）、平均残業時間20時間程度、平均年収700～800万円と、社員のモチベーションを上げる体制が確立されているのだ。また、服装・髪型が自由で音楽を聴きながらの仕事もOK。無料ドリンクの自販機があり、書籍リクエスト制度、社内飲み会補助などもある。社員の声を吸い上げながら、今後も新しい施策や制度を追加していく予定だという。

最後に篠田氏が応募者へのメッセージを語ってくれた。

「弊社のコンセプトは、自由・安心・自己成長。自分のやりたいことにどんどん取り組むことで自己成長し、市場価値の高い人間になれる場です。そういった意欲をお持ちの方なら、きっと後悔することはないでしょう。また、採用の場ではスキル以上に人間性を重視しています。スキルに自信のない方でも、ぜひ門戸を叩いていただければと思っています」