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インタビュー画像コーポレート管理部 人事センター センター長 宮前 朋弘氏 システムエンジニア出身の人事責任者。大学を卒業後、未経験で「新日鉄情報通信システム(現在の日鉄ソリューションズ)」に入社。エンジニアとしてキャリアを積み部長に。その後、会社の意向で人事責任者に抜擢される。エンジニア出身の強みを生かして、社員の働きやすさ強化、採用の強化を実現するために、既存エンジニアの待遇改善をはじめ、所属エンジニアが安心して働ける環境整備を進めている。

新卒で日鉄ソリューションズ株式会社(旧・新日鉄情報通信システム株式会社)へ入社した理由は?

私は1994年に新卒で当社(旧・新日鉄情報通信システム)へ入社しました。当時はまだWindows95も登場しておらず、インターネットも普及していない時代。ITエンジニアという職業も、ごく一部の人にしか知られていないニッチな領域でした。大学では少しだけプログラミングを学んでいましたが、それが非常に楽しく、今後はどの分野でもコンピュータが必要になるとの予感があり、ITの道へ進むことを決断しました。 数あるシステム開発会社の中で、当社を選んだのは、親会社の「新日本製鉄」の知名度と安定感が大きな決め手でした。当時はITエンジニアの将来像が見えづらく、どのようなキャリアを歩むのか想像もつかない状況でしたが、大手製鉄会社の情報子会社であれば倒産のリスクも少なく、長く働けるのではという安心感がありました。 私は北海道出身で、広島の大学を卒業し、東京勤務を希望していましたが、当時は就職氷河期真っただ中。配属先への不満を口にする雰囲気ではなく、初任地の希望は叶いませんでした。それでも「どうしても東京で働きたい」という思いを上司に伝え、1年間の東京勤務を経て、北九州オフィスに異動。新しい技術と向き合いながら、エンジニアとしての礎を築いていきました。

エンジニアから人事責任者に就任したのは、なぜですか?

2001年、グループ内での事業統合により「日鉄ソリューションズ株式会社」が発足。私はこのタイミングで東京本社へ転勤となりましたが、直前に九州で結婚していたこともあり、心は九州に残っていました。そんな思いを胸に、2008年には出向という形で「NSソリューションズ西日本」へ異動。そこから2022年までの約14年間、九州を拠点にNSSOLと連携した開発部門でシステムエンジニアとして従事し、部長職に昇進。技術者としてのキャリアを順調に築いていきました。 しかし、転機が訪れたのは3年前のこと。突然、人事部門への異動を通達されました。まさに青天の霹靂。人事の仕事は全くの未経験、不安は大きかったものの、折しも社内ではエンジニアのキャリア採用強化が進んでいる最中。異動をチャンスと捉え、「エンジニア出身の人事責任者だからこそできることがある」と考え、人事センターのセンター長として新たな一歩を踏み出しました。 なぜ自分がこのポジションに選ばれたのかは、今も分かりません。ただ、技術の現場を知る人間が人事制度を見直すことで、エンジニアにとって働きやすい環境をつくることができる。そんな狙いがあったのではと、勝手ながら思っています。

人事責任者として、どんな仕事に取り組んでいますか?

センター長に就任して、私がまず着手したのが給与面での改革でした。優秀なエンジニアを確保するためには、他社と比べて遜色ない待遇が必要不可欠です。長年、新卒プロパー社員を中心に形成されてきた社内文化により、給与水準の感覚が市場とかけ離れているという問題意識がありました。そこで、会社の収益状況を踏まえながら、エンジニアに対する給与アップを推進。外部からの採用だけでなく、既存社員にも同様の市場水準を適用することで、組織内部のハレーションも防ぐよう努めました。 システム開発会社において、エンジニアは単なる人材ではありません。資産であり、資本であり、利益の源泉でもあります。その存在価値を真に理解し、報いる制度を作ることこそ、私の使命だと考えています。 私達の会社は「2030年に九州で最も働きやすいIT企業になる」という目標を掲げています。それを実現するために、まだまだやるべきことが山積ですが、エンジニアにとって誇りを持てる会社をつくるため、センター長として引き続き待遇改善に挑戦していきます。

日鉄ソリューションズ九州にフィットするエンジニア像は?

求めているのは、決められた仕事をこなすだけでなく、イレギュラーな出来事にも柔軟に対応できる“適応力のあるエンジニア”です。当社の業務には上流工程が多く、クライアントとの対話やニーズを深く理解することが求められます。臨機応変な対応力があってこそ、お客様の期待を超えるバリューを創出することが可能になります。 採用面接で重視しているのは、候補者の「本音」に触れること。多くの方が事前準備を整えて臨んでくださいますが、私は教科書通りの答えではなく、その人自身の言葉を聞きたい。本音を聞けて初めて、本質的な人物像が見えてくるのだと考えています。そのために、面接ではできる限りリラックスした雰囲気をつくるよう心掛けています。 この“本音を引き出す姿勢”は、社内メンバーに対しても同様です。人事の責任者として、エンジニアのリアルな声に耳を傾ける場をつくりたいと考え、気軽に訪れてもらえる「相談ルーム」の開設を検討しています。直属の上司には話しにくい悩みも、人事という中立の立場から受け止めることができます。私自身がエンジニア出身だからこそ、現場で抱える葛藤や迷いに共感できる部分があると信じています。たとえ適切な解決策をすぐに出せなくても、「誰かに話せた」ということが心を軽くすることもありますから。

仕事をする上で大切にしていることは?

私が仕事をする上で一貫して大切にしているのは、「できないことは言わない」という姿勢です。これは“有言実行”とは少し違い、「実行できると確信を持てることしか言葉にしない」という意味です。もちろん、言葉にした以上は100%の努力を尽くして実現に向かいます。努力すらしていないのに「できない」と言うと、周囲の信頼を得ることができません。 仕事において、最も大切なのは「信頼」です。できないことを「できる」と言ってしまえば、約束を果たせずに信頼を失うリスクがあります。そうならないためにも、最初から軽々しい約束はしません。これは社外のお客様に対してだけでなく、社内のメンバーに対しても同様です。 部下に対しても、「できないこと」を「できる」と言わせるようなことは決してしません。無責任に「できない」と発言するのではなく、責任感を持った上で、自分の限界や課題を正直に伝えられる人材になってほしいと願っています。クライアントに対しても、実現可能性を極限まで探った上で、それでも難しい場合は誠実に「できない」と伝えること。その方が信頼関係を損なわず、結果的に長期的な協力関係に繋がると考えています。

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