株式会社ヘッドジャパン

株式会社ヘッドジャパンは、25年以上の実績を持ち、業務用Webアプリケーション開発に強みを持つシステム開発企業だ。特にオープンソースソフトウェア（OSS）を活用した開発手法に長けており、低コストかつ高品質なシステム提供を可能としている。これにより、顧客の多様なニーズに応える柔軟なシステム構築を実現してきた。

業務系Webシステムの開発において数多くの実績を持ち、その中には造幣局の生産管理システムや、NHKの災害情報システムといった大規模かつ社会的信頼性の高い案件も含まれている。こうした事例は、同社の技術力の高さと、信頼性のある開発体制を体現するものだ。

また、同社はAWS（Amazon Web Services）の認定コンサルティングパートナーとしての実績も有しており、現在では全体の8割以上のプロジェクトでクラウドベースのシステム構築を行っている。パブリッククラウドが一般的に知られる以前から、同社はOSSを駆使したクラウドインフラの構築に取り組んでおり、長年のノウハウを蓄積してきた。この経験が、今日の柔軟かつ堅牢なクラウドシステム構築に繋がっている。

さらに、システム開発にとどまらず、ITに関するコンサルティングサービスも提供している。顧客のビジネス課題を的確に把握し、ITの専門知識と技術で最適な解決策を提案するスタンスが評価され、多くのリピート案件や長期的な取引を実現している。こうした特徴から、業務用Webアプリケーションの開発を軸としながら、OSSとクラウド技術を駆使した先進的なシステムソリューションを提供する企業として、高い信頼を得ているのだ。

そんな同社に、大きな変革が訪れる。開発二部責任者の河野平氏はこう解説した。

「弊社は2025年の2月より、ザイマックスグループに参画しました。ザイマックスグループは、不動産についての総合マネジメントや各種ソリューションサービスを土台としながら、人手不足やIT化、働き方改革といった世の中の新しい流れや課題に対応する新たな不動産サービスの提供に取り組んでいます。これを機に弊社は、これまでの独立系SIerとしての役割とともにザイマックスグループ全体のシステム開発も安定して手掛ける組織体制となりました。これが今回の求人の背景でもあります」

同社の強みは、1,000件を超える豊富なシステム導入実績を持ち、業種・業態、開発環境、プログラミング言語を問わず、システムに関する総合的な相談に対応可能なところだ。その対応領域は非常に幅広く、Webアプリケーションから基幹系システム、大規模分散システムに至るまで、多岐にわたっている。

特筆すべきは、同社の基幹システム開発における姿勢である。プロジェクト開始時には、可能な限り時間をかけてヒアリングと業務分析を実施。これにより、顧客が本当に必要としている業務要件を的確に抽出し、無駄のない仕様策定を行っている。この丁寧なプロセスが功を奏し、これまでに手掛けた基幹システムは、メーカー、放送、通信、不動産、サービス業といった多様な業界において、「一度の失敗もなく」全て成功裏に導入されている。

「弊社の技術力を支えているのは、厳選された高スキルのエンジニア陣です。採用にあたって技術力はもちろん、業務理解力も重視しており、その結果として、高い処理性能と安定動作を兼ね備えたシステムを構築することが可能になっています。特に大規模システムにおいては、負荷分散やスケールアウトといったクラスタリング技術を駆使し、高速かつ堅牢なシステムインフラを提供している点は、他社との差別化要因といえるでしょう」（河野氏）。

さらに、同社の特徴として挙げられるのが、開発エンジニアが営業担当を介さずに顧客と直接対話し、要件定義や設計に携わる体制だ。この仕組みにより、顧客の要望が齟齬なく仕様に反映され、無駄のない、最適化されたシステム提案が実現している。また、開発フェーズごとに分業するのではなく、要件定義から設計・製造・保守までをワンストップで対応することで、責任の所在が明確となり、プロジェクト全体の品質とスピードが飛躍的に向上している。

実際の事例としては、大手銀行向けCMSでは承認フローを組み込むことで誤情報発信のリスクを排除。不動産賃貸業者向けには、豊富な検索機能と契約管理機能を備えたパッケージを提供し、業務効率と成約率の向上に貢献した。さらに、放送局向けには、即時性と信頼性が求められる大量データ配信システムを開発。社内に蓄積されたノウハウとオープンソース技術の活用により、数十億件に及ぶデータ処理を低コストかつ高信頼で実現している。

基幹系の事例でも、特殊な会計処理に対応した企業会計システムでは、Oracle RACを活用し、処理速度と冗長性を確保。不動産管理システムでは、全国支店をネットワークで結び、紙ベースだった業務を完全電子化し、リアルタイムでの情報共有と業務効率化を達成した。

同社が求める人物像は、単なる技術者ではなく、真にお客様の課題に寄り添い、解決へと導くプロフェッショナルである。

「弊社で特徴的なのは“話す力”よりも“聞く力”を重視している点です。社内コミュニケーションの多くはチャットで行われるため、人前で話す機会は少ないですが、顧客のニーズを丁寧にくみ取る傾聴力と、それをもとに価値を創出する力が求められます」（河野氏）。

また、同社では「知的探求心」を持つことを何よりも重要視している。日々進化する技術に対し、好奇心を持って情報をキャッチし、自らの手で試してみる姿勢が歓迎される。実際、業務外でもプログラミングを楽しみ、新たな知見をQiitaなどで積極的に発信するメンバーが多数在籍している点からも、その文化が根付いていることがうかがえる。

さらに、「脳に汗をかく」ことを厭わない人物が求められている。単に仕様通りに作業をこなすのではなく、自ら考え、技術的な選択をし、価値を生み出す存在として成長することが期待される。

言語や技術の指定がない点も同社の特徴だ。お客様にとっての最適解を導くために、フルスタックな視点で柔軟に技術を選定できる環境が整っており、ゼネラリストとしての成長を志す人材にとっては理想的な職場といえる。

同社で働く最大の魅力は、全ての開発が社内で完結する点にある。SESとは異なり、服装も自由。フレックス勤務制度（コアタイム11～15時）により、個々のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能だ。

また社内コミュニケーションは全てチャットで行われ、気軽な相談がしやすく、集中を妨げる雑音も少ない。エルゴノミクスチェアや複数ディスプレイの支給、技術書の貸出制度等、エンジニアの作業効率と成長が全面的に支援されている。

さらに、育休取得率は男女ともに100％で、平均残業時間も月10時間と少なく、プライベートとの両立も図りやすい。360度評価制度を導入し、成果に基づいた公正な評価が行われる点も大きな特徴だ。技術を極めたい者には、管理職を目指さずとも高待遇を得られる道が用意されており、自身の裁量で新技術の導入にも関われるなど、やりがいと自由度の高い環境が整っている。

「やる気だけでは評価されませんが、開発による成果物を重視しているため、実力次第でわかりやすく評価される環境です。自由な環境でご自身の力を試してみたい方には最適な環境だと思います」（河野氏）。