代表取締役 加藤 潤氏 大手通信キャリアへ就職し、入社2年目で立ち上げに携わったエンタメサービスを売上10億円にまで成長させる。その後は仙台で100年以上続く実家の青果店の経営を立て直し、オペレーション改善や従業員の士気高揚にも寄与。3社目のデジタルマーケティング企業では、データ分析やプログラミングの技術を習得。4社目の国内大手インターネット企業では有名サービスの事業戦略に携わる。これまでのキャリアを生かし、2023年に同社を設立。

大手の通信キャリアやインターネット企業等、加藤さんは華々しいご経歴をお持ちですね！

確かに1社目の大手通信キャリアではエンタメ系サービスに携わり、広く利用されるサービスを生み出す貴重な経験をしました。また4社目の大手インターネット企業では企業の転換期に立ち会うことができました。サービス連携に携わる他、複数社が協働する3,000名規模のプロジェクトで務めたPMもやりがいがありましたね。 このように大手企業で、世の中に大きなインパクトを届ける仕事の面白さは計り知れません。しかし一方で「既に環境の整った場所でなく、ゼロから何かを作ることもエキサイティングではないか？」とも思ったんです。そうして起業したのが当社です。 また当社のビジネスモデルも、これまでの経験から見つけました。実は一時期、人と話すのが怖くなるほど心身共にダウンしたことありました。そうして誰もが経験する人生の悩みやコンプレックスを取り払い、明日を生きるための味方になってくれる。そうしたサービスを世に広める事業に挑戦したいと思ったんです。

大変なご経験をされたからこそ、プロナウンという組織が生まれたんですね

はい。しかし設立当初は、まだまだ独りよがりな企業でした。 会社組織であるはずなのに、私は「自己実現のためにビジネスを成功させたい」という思いが強かったんです。そのため目先の売上額に一喜一憂して、中長期的な成長や、一緒に歩んでくれるメンバーの幸せを考えられない時期がありました。自分のために頑張っているのになぜか苦しい、そしてメンバーも楽しく仕事できない……。そんな状況を打破しようと、自問自答を繰り返しました。 その先でたどり着いたのが「周りの人達を幸せにすることが、自分の幸せだ」という価値観でした。仲間とは、お客様であり、社員や業務委託のメンバーです。お客様のチャレンジを支えるためにできる限りのことを尽くしたい。メンバーが「やってみたい」ということは当社で叶えられるよう応援したい。そのような気持ちで仕事に取り組むうちに、チームが一丸となって取り組める丈夫な軸ができたように思います。

現在の加藤さんが、周りの方々を心から思っていることがよく分かりました

はい。現在の私にとっては「人生=仕事」であり、「人生=仲間」です。人生の大半の時間を占めるのが仕事であり、そこで同じ時間を過ごすのが仲間ですから。一人では大きなことは成し遂げられないということも、今は身に染みるように実感しています。これからも、仲間は大切にしていきたいですね。 また「プロナウンという会社をつくって良かったな」と思う瞬間も、仲間が関わっています。まず一つは、メンバーが楽しそうに仕事する姿を見ている時。そしてそれよりも嬉しくなってしまうのは、仲間が新しく増える時です。先ほど申し上げたように、人生の大半の時間を占めるのが仕事です。だからこそ、仕事選びは人生の中でも非常に大きな決断でしょう。その重要なステージに当社を選び、人生を預けてくれるんです。こんなに喜ばしいことはありません。

現在活躍するメンバー、そして、今後一緒に働きたい人について教えてください

現在のメンバーは、仲間を思って真っすぐに仕事と向き合う人ばかりですね。冷静でありながらも、仕事への熱量が高い人。ムードメーカーでありつつ、常に謙虚で努力を惜しまない人。お客様企業や当社の成長に貢献しようと奮闘してくれる人等。みんな当社のビジョン「『こころ』の解放を導き、すべての人に自分らしい未来を。」に強く共感し、体現してくれています。 一方で、これから期待したいこともあります。せっかく真っすぐな志や素晴らしいスキルがあるのだから、自信を持って、もっと自ら発言し、もっと組織の成長をリードしてほしいです。 現在のメンバーはもちろん、今後ジョインされる方にも、ゆくゆくは幹部として活躍してほしいと考えています。これから当社は、大きな成長期を迎えるはずです。「自らの手で組織を発展させたい」そう考える方にはぴったりの環境ではないでしょうか。

最後に。「人生=仕事」と捉える加藤さんにも、リフレッシュ方法はありますか

休日はよくサウナで汗を流します。また自然と触れ合うのも大好きで、サーフィンやスノーボードで体を動かしています。普段は都内で仕事をしていますが、自然を堪能したい気持ちが強く、遠くへ出かけることも多いですね。 そういった思いから、社内ではワーケーションも積極的に取り入れています。例えば熱海や軽井沢。まずは、普段できないような少し長めのミーティングで直近の事業を振り返り、今後の展望もみんなで話し合います。その後はいつものようにそれぞれ執務に当たり、夜はみんなでサウナに行ったり、緑に触れたり。「仕事中も、なるべく心をフラットにして過ごしてもらいたい」そんな思いから実施しています。今後人数が増えても、年1回程度はこういったワーケーションを開催したいと考えています。 理屈抜きで、みんなには人生を充実させてほしくて。その中で大きな時間を占める仕事も、思い切り楽しめる。プロナウンをそんな場所にしたいですね。