経営管理部 副部長　ITソリューショングループ リーダー　山﨑 健司氏

ご略歴をお教えください

商業高校で簿記を学んだのですが、授業で触れたPCに興味を深め、独学でPCの作り方やネットワークを勉強してエンジニアになろうと進路変更しました。卒業後にSIerに入社し、汎用機の運用保守および開発支援に5年、UNIX/Linux/Windowsサーバ構築に12年、RPA導入/自動化コンサルティングに3年と、20年ほど経験を積みました。 Sierでは「エンジニアの総合職を目指せ」という育成方針に従って幅広い領域にタッチできたことは非常に面白かったですね。 そして、40歳になる2019年弊社に転職しました。40代からは一つの企業に対して腰を据えてITシステムのライフサイクルの全てに携わりたいとの思いが強まっていったからです。 弊社を選んだのは、老朽化しているシステムを更改するエンジニアが強く求められていたからです。また弁護士等の多様な士業によるプロフェッショナルファームとして機密性の高い業務を行っており、外部への依存ではなく内部にIT部門を立ち上げる必要性がありました。一から組み立てていくことはやりがいがありそうに感じ、これも何かの縁と受け止めて入社することにしました。以来、システムの入れ替えや業務システムの移行後の運用を中心に、IT基盤の整備を手掛けています。

ITソリューショングループのミッションや今後のビジョンについてお教えください

弊社の社員数はこの5年ほどで3倍の150名強まで急増しており、まずは最適なシステムやインフラを整備し続けることが重要なミッションです。こうした守りの業務をしっかりこなしつつ、これからはDXを実現させる攻めの業務も行っていく必要があります。 例えば、AIの活用にも本格的にチャレンジしていきたいですね。書類作成等の作業が多い士業の業務において、AIに任せられるところは任せ、交渉や提案等の人にしかできない業務にもっと集中してもらえるような環境づくりに取り組んでいきます。そのためには、IT人材の拡充が不可欠であり、この「Green」での採用に大いに期待しているところです。

御社における社内SEとしてのやりがいや魅力はどういったところにあると思いますか？

一番は、社内の要望をヒアリングし、システム化の要件定義から見積もりの取得、提案、開発ディレクション、導入、運用までの全工程に携わることができ、さらにエンドユーザーである社員から直接フィードバックを得て改善し続けられるところにあると感じています。 弊社特有のこととしては、各士業から出される要望はそれぞれ異なり、普遍的に貢献できるところと、個別的に貢献できるところの落としどころみつけていくのが楽しく感じています。 また、弊社のクライアントはITベンチャーが非常に多く、クライアントを担当する弁護士等からIT実務や技術的なことを相談されることがよくあります。そんな時に、ITのスペシャリストとしての存在価値が感じられますね。

これから入社する新メンバーに期待することとは？

ITスキルを活かして社内のIT環境をさらに改善していくことに関心を持ち、主体的に最新技術を学び続ける方、チームワークを重んじて問題解決に取り組んでいける方、課題や問題に直面した時、プロアクティブに解決に向かってアクションを起こせる方だと嬉しく思います。 技術的な面で言えば、ADやDNS等のサーバ構築や運用、あるいはMicrosoft365のサービス運用やVBA開発等の経験があれば即戦力として活躍していただけます。さらに、現在はWordのアドイン開発やAIの活用がホットな課題となっており、その経験や関心がある方だと非常に心強いですね。

ご自身の「仕事観」についてお教えください

エンジニアは、自らが開発したプロダクトを世の中にリリースして多くの人に使ってもらえることに喜びを見出すタイプと、縁の下の力持ち的に人の役に立つことに喜びを見出すタイプに分かれると思います。私は後者です。一人で黙々とソースコードを書くこともあれば、人から話を聞いて要件定義をし、開発者へ橋渡しすることもありますが、こうした業務を通じて困っている人や会社、そして世の中の役に立つことが最大の喜びであると感じています。 また、物事が上手く進んでも決しておごらず、悪い時でも腐らずへこたれず、常に高みを目指していきたいです。とはいえ、私も人間なのでそのように気持ちをコントロールできない時もありますが、そんな時は好きな映画を見たり、スポーツをしたりして気持ちをリセットすることを心掛けています。