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インタビュー画像役員待遇 デジタル推進本部 本部長 兼 商の工業化推進本部 副本部長 亀山 博史氏 「明るい太陽のような人」と部下から慕われているエンジニアチームのトップ。ドラッグストアを手掛ける会社でキャリアをスタートさせ、コンサルティング会社、総合電機メーカーを経て、EC事業等を手掛ける会社の化粧品部門トップに就任。その後、コーヒーストア等を手掛ける会社でもIT部門の責任者を5年間務める。ベイシアグループの創業家2代目で実質的なトップである土屋裕雅会長に招かれ、2020年にベイシアへ入社。ゼロからエンジニアチームを組織した。

コーヒーストア等を手掛ける会社のIT部門責任者を辞めて、ベイシアでエンジニアチームの立ち上げに参加したのは、なぜですか?

私のキャリアには一つの共通点があります。それは、どの会社も業界最大手であるという点です。キャリアの終盤を迎える年齢になり、最後に自分の力で会社をトップに押し上げる経験がしたいと思うようになりました。そのタイミングで、当時カインズの会長だった土屋裕雅会長からお誘いを受け、当社にジョインすることを決意しました。 当社で新たなチャレンジをしようと決めた理由は、会長の熱意に惹かれたこと、そしてDX推進によって事業を爆発的に成長させる環境が整っていると感じたからです。土屋会長はベイシアグループの創業家2代目であり、実質的なトップを務める人物です。彼はカインズで小売DXを成功させ、業界ナンバー1へと導いた実績を持ち、生鮮食品を扱うスーパーマーケットでも小売DXを実現したいという熱い思いを抱いていました。その思いに強く心を打たれました。 さらに、グループ内には小売DXの先駆者であるカインズや、マーケティングに長けたワークマンという心強い仲間がおり、彼らと共に戦える環境も魅力でした。当社は北関東を中心に事業展開していますが、その規模を全国展開に拡大できる余地があります。ベイシア単体で2032年度に売上高1兆円という目標を掲げています。私が入社した時点では売上3,000億円の企業でしたが、そのアグレッシブな目標を掲げ、本気で挑戦する姿勢に大いに惹かれました。

デジタル推進本部の本部長として、2020年の入社からこれまでに、ベイシアでどんな仕事に取り組んできましたか?

私が入社した当時、当社はグループ内でデジタル活用が進んでいるカインズやワークマンに比べ、取り組みが遅れていました。しかし、土屋会長のデジタル投資に対する強い意志を感じ、制約にとらわれないゼロからの取り組みが可能な環境に大きな可能性を見出しました。デジタル分野では、後発であるからこそ既存の枠組みに縛られることなく最先端の技術を導入し、新たな挑戦ができると確信しました。 私はまずデジタルマーケティングを担当しました。会員アプリの刷新を手掛け、ネットスーパーやアプリ内のオウンドメディア展開を強化。さらに、アプリの利用状況や店舗のID-POSデータを分析し、顧客行動の可視化を進めました。これにより、よりデータドリブンなマーケティング戦略を立案する基盤を築くことができました。 一方で、開発の内製化を目指してエンジニアチームの構築にも取り組みました。所属エンジニアがゼロの状態で、群馬県前橋市という採用市場で競争力が低い地域において、いかにして優秀なエンジニアを集めるかは大きな課題でした。そのため、リモートワークの導入や収入面での競争力を持たせる専門職の設定等、エンジニアの価値観に寄り添った環境を構築しました。これらは当社としては異例の働き方でしたが、経営陣の許可を得て実現することができました。

ベイシアで「小売DX」を推進中ですが、テクノロジーの活用で、スーパーマーケットは、どんな姿に進化しますか?

テクノロジーを駆使して属人化を乗り越えることこそ、DXの神髄だと考えています。例えば、スーパーの商品の仕入れは、従来、勘と経験が物を言う世界でした。しかし、データ活用を進めれば、入社初日の新人社員でも、この道20年のベテランと同じ仕入れが可能になります。実際に当社では、冷凍食品やインスタント食品、菓子、飲料等、JANコードが付いている商品で完全自動発注を他社に先駆けて実現しました。ただし、生鮮食品においては鮮度の問題から自動化が難しいのが現状です。テクノロジーでこの課題を解決する新しいアイデアを持つエンジニアがいれば、ぜひ当社でその力を発揮してほしいと思います。 DXを通じて業務を最適化することで、コスト圧縮が可能になり、商品をより安く提供できるようになります。物を高く売るのは簡単ですが、安く売ることは各部門の血のにじむような努力の賜物です。当社はこれまで地域の人々のため、その姿勢を貫いてきました。そして、デジタル推進本部はテクノロジーを活用して、それをさらに推し進めるのがミッションです。 DXの進展によって、接客に割ける時間も増やせるようになります。かつて八百屋が買い物客と会話しながら野菜を販売していたように、スーパーの売り場でもお客様とのコミュニケーションを生むことができれば、ユーザー体験はより豊かになります。テクノロジーと人の力を融合させ、新しい小売体験を創造していきたいと考えています。

エンジニアチームの責任者として、仕事をする上で大切にしていることは?

素直に学ぶ姿勢が大切だと考えています。小売DXにおいては、アメリカのウォルマートの成功例を積極的に参考にしています。ウォルマートの施策を学ぶため、アメリカまで視察に行くこともありますが、マーチャンダイジングの仕組みや需要予測の面では、アメリカの小売業のデジタル活用は、日本と比較して圧倒的に進んでいると感じます。ウォルマートもEC事業等を手掛ける会社の登場で経営が脅かされた時期がありましたが、その局面を乗り越えるべくデジタル化を加速させ、食品ECにおいてはEC事業等を手掛ける会社を凌駕する存在に成長しました。このような事例から、日本のネットスーパーもさらにレベルアップを図るべきだと考えています。 エンジニアチームの組織化においては、カインズのCDO(Chief Digital Officer)としてデジタル戦略本部を立ち上げ、経営改革プロジェクトを牽引していた池照さんから多くの示唆を得ました。専門職を設けることでエンジニアから選ばれる組織運営を実現する取り組みも、カインズでの成功例を参考にしています。池照さんは、私よりも2歳年上で、兄貴のように慕っている存在でしたが、2024年末には外食事業等を手掛ける会社の常務執行役員 CDTO(Chief Digital Technology Officer)兼DX推進本部長に就任されました。こうした成功者からの教えを生かし、当社のエンジニアチームの運営をさらに強化していきたいと思っています。

エンジニアチームの運営において意識しているという「イルカ型リーダーシップ」とは、どんなものですか?

私は従来の「周囲を引っ張るリーダー像」を超えて、“皆がやりがいを持って働けているか、心の中で指さし確認する”リーダー像を「イルカ型リーダーシップ」と定義しています。イルカは高いコミュニケーション能力を持ち、集団行動をする生き物として知られています。彼らは超音波を発し、その反響音を使って周囲の状況を把握します。仲間がどのような状態か、周囲にどんな危険が潜んでいるかを伝える手段として用いるのです。同様に、イルカ型リーダーも超音波こそ使いませんが、メンバーの状況をしっかり見て、周囲の状態を的確に把握する能力が求められます。その上で、全員がやりがいを持ち続けられるような行動を意識していきます。 実は、私は生まれつき右耳がほとんど聞こえません。母の胎内にいる時、羊膜が破れていたため、それを右耳で押さえていたことが原因だと聞いています。右耳の機能は失いましたが、そのおかげで命を落とさずに済んだともいわれています。この状態のため、子供の頃には人にからかわれることもありましたが、そういった経験から、人の顔色を察知する能力を身に付けました。この経験が、私のイルカ型リーダーシップに繋がっています。右耳が聞こえないことをハンディキャップと見る人もいるでしょう。けれども、私はこれを「ギフテッド」だと捉えています。このおかげで人の気持ちを敏感に察する能力が育まれ、リーダーシップの形として生かせているからです。

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