株式会社ZAICO

代表の実家が山形で営む倉庫業の課題解決をきっかけに創業。
「モノの情報を、集め、整え、提供することで、社会の効率を良くする」というビジョンを掲げ、現場のニーズに寄り添うクラウド在庫管理システム「zaico」を開発・提供しています。

日本政策金融公庫などから累計6億円におよぶ資金調達を実施し、「在庫管理をする人」が必要なくなる未来を実現するために、AIやOCR技術を用いて在庫管理の省人化・自動化に取り組んでいます。

代表の田村が考える「簡単さは価値」という背景には、実家が営む山形県の倉庫会社での体験があります。

当時、家業の在庫管理は紙とペンを使うアナログな作業を行っていた上、一人の社員に依存していました。
また売上が減り多くの借金を抱え、厳しい経営状況でもありました。
そこで田村は新進のスタートアップでエンジニアとして働く傍らで、IT面から関わり家業の経営を盛り立てていこうと考えました。

そうしてExcelや市販の在庫管理ソフトを導入しましたが、現場からは「難しい、面倒だ」と反発されてしまいます。
一方で、PC操作を嫌がる従業員達が、休憩時間にスマホゲームに熱中する様子を目の当たりにし、「身近なインターフェースのスマホアプリなら使ってもらえるかもしれない」と、『zaico』の前身となる在庫管理アプリの開発に着手しました。
還暦を迎えた父親をはじめ、誰でも簡単に使えるようボタンが四つだけのシンプルな在庫管理スマホアプリを開発しました。
アプリは現場で浸透し、前出の「簡単さは価値である」という学びに繋がりました。

その後、家業を上向かせるために、在庫管理アプリを無料で一般公開し、ソフト内に「田村倉庫に預ける」という営業導線を設けました。
すると全国から依頼が舞い込み、商圏が一気に全国に拡大、家業の経営を建て直すことに成功しました。

スタートアップでプロダクトマネージャーを務める傍ら、実験的に有料プランを作ってみると、多くのユーザーに利用されました。
一方で多くの課題は解決されておらず、お客様視点ではまだまだ満足していないことにも気付き、倉庫業だけでなく「在庫管理」という分野そのもので展開する価値と可能性を感じ、家業から一歩進んで独立して挑戦することになりました。

会社を設立したものの、当初は規模を大きくしたり売上を大幅に上げたりする気持ちは持っていませんでした。
しかし、ユーザーからとても良いプロダクトだと喜ばれ、さらにこうした使い方はできないか？こんなふうにならないか？といったフィードバックが寄せられます。
「お客様から教えられ、気付きを得ることが多い」と田村は感じ、またそうした中で在庫管理の「空白地帯」に気付き、医療クリニックや工場・メーカーといった業種へ導入を進めていきました。

現在も顧客からのフィードバックを得ながら、「簡単である」とはどういうことかを突き詰め、機能拡充に努めます。
当社が考える在庫管理の究極の簡単さとは、在庫管理の完全自動化です。
その実現には、実際の物品の情報を正確に取得する必要があります。

当社はリアルな物品の情報取り扱いを強みと定め、スマホやパソコン等の手入力によらない仕組み作りと、その仕組みから得たものの情報をクラウドに上げて扱えるようにしました。
それが同社の事業領域であり、存在目的を「モノの情報を、集め、整え、提供し、社会の効率を良くする」と定めた背景です。


設立から10期目を迎え、作り込んできたものが花開いてきましたが、まだまだ多くの人に届いていないため、さらにスピード感を増していきたいと考えています。
その原動力になる、新しい仲間を求めています！

ZAICOはプロダクトエンジニア、セールス、カスタマーサポート経験者等、多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成されています。
働き方はフルリモートのため居住地は全国各地に広がりますが、コミュニケーションに支障はなく、顧客の声をプロダクトに反映しやすい体制が構築されています。

フルリモートは地域を問わず優秀な人材に参画してもらえる良さがあります。
またプライベートとのバランスも取りやすいため、育児中の人が当社では多く活躍しています。
一方で働きが見えにくい点もあるので、自律できるか、熱量を持って取り組めるかをポイントに採用を進めています。

また当社の事業に関心があり「在庫管理の側面から社会に貢献する意義を感じられること」、それが採用の前提だと考えています。

フルリモートだと成長への働きかけが疎かになりがちですが、当社にはフルリモートの良さを享受しながら成長できる仕組みがしっかりあります。
できていないと指摘するのではなく、「来月はもっとこうしたら件数を伸ばせるんじゃない？」「ここを学ぶといいんじゃない？」と、成長のきっかけにできるようenjoyフィードバックをしていきます。

求める人物像は、前述の通り「自走できる人材」であり、コミットメントを持ってタスクに取り組み、指示を待たず積極的に行動する人材です。
加えてエンジニアならば、自動化や非属人化の分野への情熱も重要。
具体的にはAI、画像認識、IoT分野が得意、もしくは関心がある人材がマッチします。
在庫管理のテーマにおいて自動化や非属人化の製品づくりに関わる経験は、必ず成長の糧になると、ZAICOは考えています。

【代表 田村からのメッセージ】
私、代表田村は在庫管理の完全自動化というビジョンに命を懸ける覚悟で挑んでいます。
そのぐらい良い仕事だと、気に入っています。
少しでも興味や共感を覚えたならば、ぜひとも挑戦してください。
楽しいことは間違いありません！