株式会社アドサンク

株式会社アドサンクは「トレンドを生み出す」をモットーに、Webプロモーションに特化してサービスを提供する広告エージェンシーである。クライアントのニーズに最適な広告出稿プランやクリエイティブの提案・制作、運用、効果測定、検証までをワンストップで提供する。
Webの世界ではSNSや動画配信等、ユーザー発信型のメディアがますます人気を集め、広告の種類や手法が日々アップデートされている。その中にあり同社はいち早くトレンドをキャッチしながら成長を続ける。移り変わりが激しいWeb広告業界では設立10年未満の会社が大半を占めるが、同社は15期目を迎えており、クライアントからの信頼が厚いことが分かる。
5年後10年後を見据えてさらなる進化を目指す同社は、新たな成長フェーズのコアとなる人材を募る。

同社はネット系ベンチャー企業の同期だった代表取締役社長の高橋生弥氏と取締役の内藤達朗氏が、2008年に共同で創業した会社だ。
当時のWeb広告は枠売りが主流で、同社はテレアポで営業をかけて新規クライアントを開拓していたという。内藤氏は「泥臭く地道な営業活動を行っていました」と当時を振り返る。
その後Web広告が運用型へと移行するのに伴い、仕事内容も変化していった。入札方式で勝つための戦略を立て、解析ツールを使いこなして効果測定を行い次の施策を打ち出していくといったことだ。この頃からWeb広告の在り方が変わったと、内藤氏は言う。

近年はSNSや動画サービスを活用して情報を発信するインフルエンサーの影響力が増している。その兆しをいち早くキャッチし、数年前からインフルエンサー事業へ注力。成長のターニングポイントとなった。
今では人気インフルエンサーの常駐体制をつくって、一層のスピード感とクリエイティブ品質の向上に努める。
「インフルエンサーと連携する代理店は他にもありますが、当社は常駐を含めてインフルエンサーと密接な関係性を構築しています。例えば商品の持ち方一つをとってもインフルエンサーと直接話し合いながら、あらゆる角度からの撮影を行います。多くの素材を持つことでクリエイティブの質は圧倒的に上がり、成果を分析して次の施策で変えていくことも容易にできます。手間はかかりますが、『トレンドをつくる』ことは並大抵の取り組みでは実現できません。周りがやっていないことをやらなければいけないという思いは、常に持っています」（内藤氏）。
ディテールの積み重ねが、大手企業を中心にしたクライアントの期待に沿う成果に繋がっている。

競争の激しいWeb広告業界で優位性を発揮する同社。SNSの効果的な活用手法をいち早く確立したことで得た豊富なノウハウ、成果へのコミットメント、それを実現するディテールへのこだわり、そして全ての工程を一気通貫で行う総合力がポイントだ。
内藤氏は「クリエイティブ制作や広告運用等、特定領域に特化する会社が多い中で、我々はまんべんなく対応できるジェネラリストです。クライアントからは様々な要望や相談を頂きますが、どのフェーズでも対応できることが強みです」と話す。
丁寧な対応が評価され、契約の継続率は高い。クライアントとの長い付き合いの中で親密な関係を築いており、商品やターゲットの特性を深く掘り下げられることも強みだ。
その分依頼が多く、現在の社員数では対応できないため泣く泣く断りを入れているのが実情なのだ。スポットでリファラル採用を行ってきた同社が、初めて広く人材を募る背景である。

実力主義の同社では早い段階で各人に裁量が渡されるため、自由なやり方で成果を追求できる。とはいえ個人プレイを奨励するわけではなく、メンバーが連携して目標達成を目指す。
「褒め合い評価し合う文化があり、仲間と達成感を分かち合う醍醐味を味わえます」と話すのは高橋氏だ。インタビューページには会社設立の経緯や社員への思い、未来像等が高橋氏自身の言葉で語られているので、是非一読願いたい。

個人の裁量を発揮しながら、チームでPDCAを回し続ける同社では圧倒的なスピードでの成長が叶う。しかしその実現には、向上心と主体性が必要不可欠だ。
「止まることがなく、昨日の常識が今日は違うという激しい変化が当たり前の業界です。そのため常に新しい知識を身に付けようという学習意欲や、人との出会いや会話から刺激を受けようという向上心がないと厳しい。また職務領域がかっちり分かれているわけではないので、誰かがやるだろうという意識ではなく、自分がやるのだという主体性も必要になります」
新しいチャレンジがストレスになるような安定を望むタイプにはマッチしない。内藤氏はそう言い切る。一方で自分を高めたい成長意欲を持つ者には、期待を裏切らない環境だ。

Web広告のプロフェッショナル集団として仕事には厳しいが、社内の雰囲気は殺伐としたものではない。
少数規模の組織で、階層が少なくフラット。意見を飲み込むことのない率直なコミュニケーションが常だ。全体を見渡せるワンフロアに各部門の社員が揃い、誰とでもすぐに会話を交わせる。
多くの時間を過ごす会社を心地良く過ごせる場所にしたいという高橋氏の言葉通り、オフィスには観葉植物やアートがそこかしこに置かれ、程良いリラックス感を醸す。
取材に訪れた日のランチタイムはハンバーガーをデリバリーして、皆が笑顔で会話を交わしながら食事をしていた。そうかと思えば、さっと切り上げて仕事に没頭し始める。メリハリを付けて仕事に集中する姿が印象的だ。

Web広告は24時間365日動き続けるため、扱う広告代理店は就労時間の長さが指摘されがちだ。しかし同社は就業時間内での仕事の質を高めることで、残業を回避している。
「長く働くことがいいという文化は、当社にはありません。単位時間当たりどれだけ生産性を高められるかが大事です。パフォーマンスを上げるために時間をどう使うか。その判断も個人の裁量です」と内藤氏は話す。
この考えが浸透していて、残業時間はどんなに多くても20時間/月を超えることはない。社員は生産性を意識して業務に取り組んでいるが、経営側も社員に無理をさせない範囲に案件数をコントロールしている。
今回の募集で組織が拡大すれば、社員に負荷をかけることなく売上増大を目指していけるだろう。
休日も取りやすく、有給休暇は消化できている。今後は労務管理の担当者を置き、働きやすい環境づくりを一層進めていく考えだ。

組織体制の強化を進めることで、ストップしていた新規クライアントの開拓やライブコマースをはじめとする注目分野への挑戦、培ったノウハウを横展開する新規事業の立ち上げ等に取り組む考えだ。
自己実現が会社の成長に繋がる新たな成長フェーズを迎える。同社は社員と組織が互いに刺激し合う関係性を望んでいる。