株式会社プロスゼット

今、世の中には、新しい技術や、それを活用した多種多様なシステムやアプリケーションが溢れている。しかし、それを使いこなせている企業はごく一握り。そんな企業に対して、「IT」と「企業」をつなぐ架け橋となり、全力でサポートするのが株式会社プロスゼットである。

展開しているサービスは、業務を自動化する「RPAソリューション」、ビジネスへのIT導入から運用・管理までトータル支援する「ITコンサルティング」、最適なシステムを開発する「システム設計・構築・販売」、ECサイト運営をサポートする「eコマース運営・コンサルティング・代行」の四つ。全国のお客様が対象で、「IT化を進めたいが、どこから手を付けたらいいか困っている」という中小企業がメインとのこと。個人でEC事業を営んでいるお客様も多いという。

同社の特徴は、サービスがパッケージ化されているわけではないこと。いつでもお客様の要望に合わせ、臨機応変に対応している。例えば、最初の提案はRPAの案件であっても、お客様の事業の状況や、ITリソース等に応じては、業務をアウトソーシングで請け負うBPOで対応することもあるという。

しかも、お客様を担当するコンサルタントやエンジニアの裁量が大きく、その場で新しいサービスを提案することも。あるコンサルタントは、RPAの案件を進めていたが、お客様の要望に応えるため、ビジネスフォンまで提案したとのこと。そのような経緯から、プロスゼットのメンバーは、お客様から「ITに関することなら、まず相談してみよう」というパートナーとして信頼されている。

同社の社員は、とにかくお客様には「NO」と言わない。その対応は、創業者であり代表取締役を務める松本尚也氏が、トップセールスとして体現してきたこと。前職は人材派遣会社で、数々の企業の人材に関する困りごとに臨機応変に対応してきた。それが、「NO」と言わない対応の根底にある。なお、松本氏は、その会社ではIT部門の立ち上げにも関わった。その時培ったノウハウを基に起業したのが、プロスゼットである。

「現在、RPAの案件が増えているが、徐々にDXの方にもシフトしている。その一方で、人で対応するBPOの需要もまだまだ高い。RPA導入後の社内ヘルプデスクは、BPOで対応しているケースもある」と松本氏。お客様のためにできることなら、ITに限らず、どんなことでも対応したい。それが同社の根底にあるマインドだ。

元々、「相手を働きやすくすることが仕事」と語る松本氏。その配慮は社員にも向けられている。働き方は、社員が最大限にパフォーマンスを出せるなら、形にとらわれない。エンジニア系の社員は、自宅の方が業務に集中できるなら、出勤しなくて構わないという。昨今のコロナ禍においては、他の職種の社員も、社内から要望が上がる前にテレワーク導入を決めた。

子育て中の社員にも、職場の理解がある。子供が体調を崩した時等は、周りがフォローしてくれるので、安心して休んだり、早退したりできる環境となっている。このほか、福利厚生サービスに加入しており、充実したサービスを受けられる。

働きやすさに加えて、学べる環境も整っている。24時間365日、いつでも学べるeラーニングサービスは使い放題。必要な書籍は、申請すれば会社の経費で購入できる。全社的に技術や最新の事例を共有する全体ミーティングも、月1回実施。社員同士の刺激になっている。

さらに、より良い職場環境を目指すため、社員からの提案はいつでも受け付けているとのこと。ちなみに、オフィス家具も社員の意見を取り入れて選んだという。今後も、必要と判断したものはどんどん採用していく。

社員は、IT業界出身者だけでなく、多彩なバックボーンを持っている。「お客様のためなら、何をやってもいい」という松本氏の下に集まった社員達は、「ふるさとに貢献したい」「事業を起こしたい」等、目標や夢も様々だ。ただ、「新しいことにチャレンジしてみたい」という思いは共通している。同社は、定形の仕事があるわけではないので、自分の提案次第で、仕事は際限なく広がっていく。もちろん、ビジネスとして成立するかどうかのジャッジはあるが、松本氏への“直接”提案は自由。誰にでもフェアにチャンスのある環境となっている。

お客様の業務の効率化を追求する同社。松本氏は、人材派遣会社の経験から、人には無限の可能性があると信じて疑わない。しかし、それでも「できる作業は有限」だという。だからこそ、最新のITを取り入れた最適なツールを提案し、お客様の生産性向上の力になりたい考えなのだ。

「これまではRPA中心だったが、今後はよりDXにシフトしていくことになる。そのため、新たな領域に挑戦する仲間を求めている」と松本氏。ITの専門家として、常に要望の一歩先をいく提案を目指していく。技術面だけでなく、組織の拡大も目標だ。お客様が増加しても、手厚いアフターフォローを実現できるよう、メンバーの層を厚くしていきたいと考えている。

お客様の業界は絞っていないが、ECに取り組む中小企業のお客様の忙しさが増しているので、そこにDXの必要性を感じ、今後さらに注力していくという。

現在、拡大フェーズにある同社が、新たな仲間に一番求めたいのは、やはり「人の役に立ちたい」というマインドと、やる気だという。これが、お客様ときちんと向き合い、最善を尽くすという同社が最も大切にするスタンスにつながっている。マインドとやる気に、経験値は関係ないという考えで、IT未経験者も歓迎している。

実際、先輩社員にもIT未経験から活躍している人が多い。そのため、育成には自信がある。挑戦したいという意志を最大限に尊重し、大きな裁量を与えて、成長のチャンスを与えていく。もちろん、先輩社員によるフォローも万全だ。

見渡せば、チャレンジを求めて入社した仲間ばかりの環境も、大きな魅力。「一人の発想だと、その発想の中でしか動けない。それを仲間となら広げられる。社外のパートナー会社も巻き込んでいい」と松本氏。その環境の中で、どんなことも自分ごととして自由に取り組んでほしいと考えている。そのぶん手応えは大きいはずだ。

「自分の影響力を実感し、楽しく仕事がしたい人は、是非、うちに来てみなよと言いたい」と松本氏は語る。