株式会社dual&Co.

株式会社dual&Co.は、ソリューション事業、クラウド事業、メディア事業を手掛けている会社だ。テクノロジーが進化する中、まだまだ多い「アナログ」で「不便」なことをインターネットによって解決すべく事業を展開している。

株式会社dual&Co.の強みは、企画・開発からマーケティング、セールスまで、ワンストップでサービス化できることにある。人々の喜びや感動を想定しながらサービスを開発し、本質的な価値を提供。進化を続けるテクノロジーを巧みにデザインしながら、ITの力であらゆる業界の課題解決に取り組み、変化する社会に価値を提供している。

代表取締役を務める中川雅也氏は、1972年、兵庫県宝塚市の出身。大学時代は人脈の広さを活かし、簡単なビジネスに取り組んでいた。例えば、広告代理店の知り合いを通して、イベントを企画しているサークルに人気会場を格安で押さえ、手数料を徴収する、といったものだ。ところが、充実した学生生活を送っていたその矢先、阪神・淡路大震災に被災する。実家は全倒壊したものの一命はとりとめ、この時の「生かされた」という思いが中川氏の人生観を変えた。

大学を卒業すると、新卒で大手不動産会社に入社。その後、インターネット関連の会社へ転職すると、1997年に個人事業主として独立し、Webプロデュース事業をはじめた。1999年にはモバイル広告事業などを手がける株式会社ファインダーを設立し、最盛期には35億円の売上を上げた。その後、ファインダーはバイアウトし、2004年にビットアイル株式会社（現 ビットアイル・エクイニクス）の常務取締役に就任。2004年には株式会社dual&Co.を設立し、代表取締役に就任した（現任）。その後、2008年に2度目の起業として株式会社バーディグループ設立し、代表取締役に就任する（現任）。

株式会社dual&Co.は、クラウド事業、ソリューション事業、メディア事業の3事業を柱としている。ここでは、それぞれの事業の概要を見ていこう。

ソリューション事業では、ソフトウェア開発やビジネスソリューション企画をおこなっている。ソフトウェア開発では、要件定義から開発・検証までトータルにサポート。これまでの実績としては、不動産Webサイトの新規開発（設計、デザイン、システム開発）や、キュレーションサイトのDB設計支援、機能改善、構築などを担当した。ビジネスソリューション企画では、企画開発からマーケティングまでワンストップに対応。SEO対策にもノウハウがあり、主な実績としては教育系キュレーションサイトの既存システムの再構築、DB移管、SEO対策などを担当した。さらにアパレルブランドのECサイトでは、機能追加・改善やSEO対策、広告の運用代理、コンバージョンアップのための施策提案などをおこなった。

クラウド事業では、小売店舗や卸売業者向けのクラウド型在庫管理システム「Zaikocloud」を運営している。簡単に在庫を一元管理することができるのが特徴で、わかりやすい4つの料金プランでサービスを提供している。アパレル小売店舗向けのクラウドPOSレジ「birdiePOS」は、パソコンやWindowsタブレットによる快適な操作性が特徴。複数店舗の在庫連動や顧客データの一元管理機能、そのほかにも充実のデータ分析機能を備えている。また、アパレル店舗や卸売業者向けのクラウド型販売管理システム「birdiecloud」は、「birdiePOS」と連携することで複数店舗の売上や在庫の状況をどこにいても把握できる。高度なカスタマイズ性も特徴だ。

メディア事業では、１分で読めて成果が上がるアパレル特化型メディア「アパラボ」を運営。店舗経営者向けに役立つ情報を配信し、店舗経営の悩みに対するソリューションのヒントを提供している。そのほかブロックチェーン特化メディア「BLOCKCHAIN-INFO」も手がけており、経営者やIT業界関係者など、ブロックチェーンに関心のある人に幅広く読まれている。

2020年7月時点の従業員数は15名ほどで、平均年齢は27歳。勤務時間内に効率よく仕事を進めることを心がけ、残業はほとんどない。定時は10：00～19：00だが、職種に応じてフレックスタイム制（コアタイム10：00～15：00、一日あたりの所定労働時間8時間）が適用される場合がある。

株式会社dual&Co.は社員の成長を第一に考え、独自の取り組みとして「成長シート」を導入している。成長度合いの確認や基準を明確にするための仕組みで、3カ月に1回、一人ひとりの成長シートを更新していく。また、成長シートをもとに上司からのフィードバックもおこなわれ、昇進や昇給にリンクする。やるべきことが可視化され、成長するためのプロセスが明確なので、透明度が非常に高い。成長できる仕組みとノウハウには絶対の自信を持っている。

株式会社dual&Co.は、「うれしいをシェアできる仲間を増やす」をビジョンに掲げている。代表・中川氏はこう言う。「モノや情報だけでなく、喜びや感動も共有し合えば、人の暮らしはもっと豊かになります。その過程で顧客や取引先の方々と一緒に事業を展開することで「仲間」のような関係になれたら嬉しいですね」。

「シェアする」想いは、一人の成長をみんなの成長に広げていくことにもつながる。情報や喜び、感動をシェアすることで個人の成長は会社の成長となり、新しい価値を生み出すエネルギーになると中川氏は語る。今回の採用では、経験やスキルよりも、これらのビジョンや価値観を共有できる「仲間」としての選考をおこないたいという。行動指針には、（1）失敗を恐れない大胆なチャレンジ、（2）最速でゴールを定め最短で実行するスピード、（3）尊敬と感謝を忘れず信頼し合えるチームワーク、の3つを掲げている。

少数精鋭制で，チームと一緒に仕事をすることが多い同社。多種多様な社員の意見を受け入れながら、何が最高の働き方なのかを追求し続けている文化に興味のある方は、ぜひ気軽に連絡をしてみてほしい。