株式会社イグニッション・エンターテイメント・リミテッド

イグニッション・エンターテイメント・リミテッド（Ignition Entertainment Ltd.）は、英国に本社を置き、米国、日本の3拠点で展開する企業だ。ゲームを中心としたエンターテイメント・ソフトウェアの企画・開発・販売を行なっている。

同社は、UTVグループというインドで最大手の映画配給会社の傘下にある。大規模なオリジナルタイトルを開発できるだけの企業体力を持つ。また、各拠点に開発スタジオ、モーションキャプチャースタジオを持ち、優秀なエンジニアが恵まれた環境をフルに生かして開発を行なっている。

世界三極体制の一つを成すのが、コンシューマゲーム大国である日本。日本の開発スタジオでは、約80名の開発者がゲーム制作に携わっている。英国Vicon社製の「Ｆ40」　18台をキャプチャーカメラとして設置したキャプチャースタジオを保有しており、国内大手にも勝る規模である。

3つの拠点で、それぞれのオリジナルタイトルを開発し、世界に向けて発信していく。

現在、英国では2010年に世界同時発売予定の「ウォーデビル（WAR DEVIL Unleash The Beast Within）」を開発中である。ゲームジャンルは、3人称視点の3Dアクションシューティング。PlayStation3、XBOX360、PCのマルチプラットフォームを予定している。

同社の英国の関連会社であるDigi-Guysスタジオが、1080p（*）、60fps（**）というハイクオリティなグラフィックで、複雑なシーン展開と深みのある映像表現を実現している。

また、詳細をここで明かすことはできないものの、2009年6月現在、日本支社・米国支社でもオリジナルタイトルを開発中だ。日本については2009年末から2010年にかけて、プロジェクトの詳細が公開される予定だ。

*デジタル方式の映像信号形式の一つ。デジタル映像フォーマットの中で最も高解像度の規格。
**fpsとは単位時間あたりのフレーム数。60fpsは1秒間の動画に60枚の静止画が使われていることを表わす。

同社の強みは、資本力や整備された環境だけではない。国内の大手ゲーム会社で実績をあげてきたメンバーが多数参画しており、高い技術力とマインドを持って開発にあたっていることも挙げられる。

彼らが大手のゲーム会社を辞めてまで同社にやってきたのは、同社で実現できる仕事の裁量権の大きさと、クリエイティブさが魅力だったからだ。
業務が細分化されておらず、幅広い業務を任されること。またクリエイターの創造性を発揮できる自由度の高さなどがある。開発者にとって、自らのポテンシャルを生かせる場でありながら、同時に、強い資本力や開発環境が整っており、挑戦をするに申し分のない職場だと言える。

今後、入社する人に対しても、これまでの経験を生かして、新たな環境でゲーム開発を行なえるチャンスが用意されている。実績あるメンバーとの仕事を通して、自らの可能性を広げ、成長していくことも可能だ。また同時に、手がけるオリジナルのタイトルを通じて、会社の知名度を上げ、会社そのものを成長させていくという面白さも味わえる。

同社で開発されるゲームは、世界へ向けた発売がすでに決定している。自分が手がけたものが世界の人たちに受け入れられ、楽しい時間を提供できたら。その達成感は計り知れないだろう。
夢に対する情熱と、いろいろなことを吸収していく柔軟さを兼ね備えたメンバーの参画を、心待ちにしている。