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インタビュー画像常務取締役 瀧澤 泰盛氏 日経BP社で16年間記者を務め、IT業界を取材してきた。家業の会社がオズ・インターナショナルの経営を引き継いだため、2013年11月から経営に参画することに。社長はグループの他の事業も見ているため、実質的にトップとしてオズ・インターナショナルを率いている。

御社に参画した経緯を教えてください。

私の実家のグループ企業が、この会社の経営を引き継ぎ、IT分野だからという理由で、私が任されました。でも決して消極的に参画したわけではありません。記者時代から、IT企業やベンチャー企業に興味があったことに加えて、この会社が、大手が参入しづらい部分で着実に地歩を築いている点に魅力を感じたのです。 それは何かというと、当社は医薬品の輸入代行が事業の中心なのですが、「えっ、そんなことができるんだ?!」というようなスキームを独自に編み出していることです。法律で、日本人は自分の責任で使う範囲において、海外から医薬品を調達して良いことになっています。当社の創業者は、そこにビジネスチャンスを見つけて大きくしたのです。 日本は皆保険が常識で、薬はほぼ100%保険でカバーされるのが当然となっています。でも実は、発毛など生活の質の改善に近い領域の医療や、先端医療、難病のお薬など、保険の対象となっていない、保険適用外の医療というものがあるのです。国からは保険対象と認められていないけど、それを必要としている人たちがいる。でもそこには「保険適用外だからお薬の値段が高い」「毎回、医者に行くのはたいへんだ」、といった不便があります。だったら、海外に行けば普通に街中のドラッグストアーで売っているお薬なのだから、お土産に買ってくればいい。それは法律違反ではないので、これを利用して、日本に帰った後も「お土産を買い増ししたい」ということで輸入してもらえばいい――というのが当社のビジネスモデルなのです。 常識にとらわれると、医者に相談しないで薬を勝手に飲むなんてと思うのですが、これだけ情報が増えている社会で、自分に合いそうな薬を自分の責任で試してみることもあっていい。 前職で、IT業界を取材していて、色々なベンチャーが既存の確立された大手企業に挑戦して負かしていく姿を見てきました。例えば『Yahoo! BB』だって、最初は駅前で無料でモデムを配ったりして、その型破りなふるまいをすいぶんと批判されましたが、結局はユーザーに受け入れられていった。それに通じるものを当社に感じたのです。

ユニークなモデルですね。当初から、他社がやらないことに挑戦する社風だったのでしょうか。

そうですね。当社の元々の創業者はITに興味があり、かなり早くにECビジネスに参画すると決めて、1997年に第1号サイトのアイドラッグストアーをオープンしました。1997年と言えば、楽天が創業した年です。当社も、楽天とほぼ同時期からECサイトを手がけているインターネット企業の老舗というわけです。  当社には会社のDNAとして先取の精神があって、常に新しいことにチャレンジしてきました。それは今も、これからも変わることなく、特にテクノロジーの面でチャレンジを続けていきたいです。今、ECサイトをめぐる環境は変化が激しく、例えば少し前までは楽天とAmazonが二強だと思われてきましたが、最近は、個人間で売買するフリーマーケットなども急成長したりしています。従来強いと思っていたモデルも、ちょっとしたきっかけで変わってしまうことがあるということで、そのような変化にも弊社は対応していかなければいけません。 ECが、パソコンからスマートフォンに急激に移っていることも変化の一つです。パソコンなんて持っていないという人にも買い物をしてもらわないと困るし、スマートフォンで何でも完結することが大事です。  当社はそのような取り組みを早くからやっていますし、これから入るエンジニアの方にも、新しいことに興味を持って、「これを試してみたい」と思ったらすぐにやってみるフットワークの軽さを求めたいですね。

今後の御社の目指すところや事業にかける思いを教えてください。

先ほど『Yahoo! BB』の話をしましたが、医療の世界でも、かつて通信はNTTしかなかった時代と同じように、今はまだ一つの選択肢しかないと思われています。大部分の患者さんは、医者に行って薬をもらうのが当たり前と思っているでしょう。  でも、そうではない選択肢があるとわかったときに、すごく便利に思ってくれるし、そうやってユーザーの支持が広がることで、今はニッチな手段としてある我々のビジネスを巡って様々な議論も起きるでしょう。もちろん健康や生活にかかわることですから通信の世界ほどドラスティックには変化しないかも知れません。ですが、そのような選択肢のあり方を議論しながら、我々のビジネスをしっかり伸ばしていきたいと思っています。 同時に、Amazon、楽天、Yahoo!などのモールがeコマースの中心になっていくなかで、独自の自社のECサイトが生き残っていくというのは、かなり色々なことを考えないといけません。技術面で常に新しいものに取り組むことも一つの手段だし、輸入代行だと、どうしても届くまでに時間がかかってしまうことは解決すべき課題です。自社サイト中心で行くという戦略は買えないので、課題を一つ一つクリアしていきたいと思います。 一方で、医薬品のネット販売だけに固執しているわけではなく、チャンスがあれば他のことにも挑戦したい。この会社は、サイトも立ち上げたり閉じたり、他の事業も想定通りにいかなければすぐに撤退するなど、色々なことに挑戦して、当たりもあればハズレもあるという具合に歩みを刻んできたので、これからもチャレンジを続けていきたいです。

今の御社のステージと募集背景、これから入る人への期待を教えてください。

会社の成長段階で言うと、創業者がここまで大きくしてくれて、今は中小企業から中堅企業に移ったところ。一方で急成長した分、中堅企業として必要な体制やインフラが整備されていない面もあります。それを整備しながら、でもまだまだ成長することが楽しいフェーズでもあるので、その良さはなくさないように配慮しています。  さすがにもう、毎日やることが目まぐるしく増えて、体力と気力で乗り切っていくような会社ではなくなっているのですが、そのような雰囲気も少しは残しながら、次の成長に向けて、多様な人材を受け入れ、同時に一人一人の幅も広げるということを進めていきたいと思っています。  これまでは本当に少数精鋭で、いかに少ない人数で効率よく稼ぐかを重視して来たのですが、一方でそれは個人に依存している危うい面もあります。一つの仕事に張り付けておくのは、その人のキャリア形成にもマイナスだし、組織の持続性の面でもいいことではありません。人員に余裕を持たせて、そのような点を改善するためにも、今、新たな人材を求めています。  これから入る人には新しい風も吹かせてほしいですね。例えばエンジニアなら、今のメンバーは、今のサイトを作ってくれた人たちなので、これから入る人には、まったく違うものも作ってほしい。スマートフォンアプリなども、メンバーもやりたいと言うのですが、余裕がないなかでなかなか着手できないでいます。特に言われなくても自分から進んで作ってくれるような人が来てくれると刺激になって、組織全体にまた挑戦しようという空気も生まれてくるのではと思います。

最後に応募者へのメッセージをお願いします。

我々には、まだマイナーな「医療サービスを自分で選択する」という手法を広げていく役割があるので、そこに共感してくれる人に来てほしいですね。社会からの期待も高まっていると思います。日本の医療は、高齢の方などは特に、病院に行ってたくさん薬をもらうと喜ぶ―というようなことがまかり通っていますが、そこには大きな無駄があります。言い換えれば、患者さん自身が自分になにが必要か考えるという選択肢を奪っている。 ITの世界もそうですが、これからはリテラシーが必要になってくると思うのです。昔はNTTが認めた電話機しかなくて、何も考える必要がなかったのに、スマートフォンが出てきたら便利な一方で、自分で考えて選び、使いこなさなければいけなくなりました。 医療の世界でも選択肢が増え、自分で考えるようになる。世界を見渡すと、そのようなことは普通に起きていて、日本はまだまだ過保護な状態にあります。  でも少しずつ変わっていて、我々がその最先端にいると考えると、より仕事が楽しくなるかもしれませんね。目の前の仕事は地道で単調なものもあるかも知れませんが、すべてがそこにつながっていくと考えてもらえると嬉しいです。

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