代表取締役　岩井 邦久 氏 1958年生まれ。大手ソフトハウス入社後、都市銀行などの銀行オンラインシステム構築プロジェクトにてシステム開発に従事。大手コンピュータメーカー関連会社入社後、光ディスクユーティリティソフトや日本語ワードプロセッサソフトなどの開発に従事。大手工作機械メーカー入社後、社内の営業システムや生産管理システム、倉庫管理システムなど製造業に関連する各種システムの構築を経験2000年12月に現在のエイペクスを設立し代表取締役に就任。

設立の際の想いをお聞かせください。

20年近くこの業界にいる中で、メーカーやユーザー、サードパーティーなどを経て、最終的にこの会社を立ち上げました。設立は2000年の12月。その時に将来目指す方向として、一つの会社でコンサルティングから開発まで、すべてできるような会社にしたい、という想いがありました。これについては、着実に成果をあげながら少しずつ目標に近づいています。 それから、グループや個人の個性を生かして、特徴のある会社にしたい、という想いもありました。各自がグループでいろいろ考えて、好きなように動ける個性ある会社です。今はネットワークソリューションとシステムエンジニアリングの2つのグループが、いいバランスで頑張ってくれています。社員それぞれの個性が生かされている状態ですよ。

個性を生かす方法とは、具体的にどのようなものでしょう。

グループや個人の意見を聞く、そういった機会をなるべく多く設けるように心がけています。私と社員の個人ごとの面談や、グループで毎月話をしていろいろと意見を述べてもらい、それらを少しでも生かす方策を探します。そういった機会が多いので、自然と組織全体がボトムアップ型になっていますね。そこからいい意見はどんどん吸い上げて、取り入れていくスタイルをとっています。「こういうことがしたいんだけど、どうだろう？」と案を出せば、それに対してキチンと意見が返って来ますし、そういう環境を整えることで、社員には“自立”を促します。我が社の社員にとってそれは、大切なテーマです。

ユニークな社員の方もいらっしゃいますか？

同業以外からの転職では、前職が旅行代理店だったり自衛官だったり、という者もいます。それから契約社員を望む人もいます。以前も“1年の契約で”と言うので、理由を聞くと、サッカーのワールドカップに行きたいからだ、と。二ヵ月くらい休んでまた来て今も働いていますね。会社に迷惑がかからなければ、基本的には何をやってもいいです。大人なんですから。

これからどんな会社にしていきたいとお考えですか？

会社として規模を大きくというよりも、質を上げていき、信頼を勝ち取っていく会社を目指したいですね。最終的に目指すのが、コンサルティングから任せていただける会社ですから、そこまで持っていくためには質をもっと磨いて、お客様の信用を得ていかなければなりません。そういうことを一つずつ重ねていけば、おのずと規模も大きくなっていくでしょう。将来的には少なくとも50人くらいにはもっていきたい、というのはありますが、その前にまず基盤をきちんと固めなければいけません。もちろん大事なのは“人”です。人材で、会社の基盤を整えていきたいと考えています。

最後に、プライベートな質問を。ご趣味はなんでしょう？

以前は釣りだったんですよ、海釣り。休みの日には三重まで行ってましたね。金曜の夜10時に仕事から帰って寝て夜中2時に起きて行ったのにボウズとか（笑）。でもさすがにそういう時間的なハードさが、だんだん辛くなってきたので、今は山登りにシフトしてきました（笑）。自宅が岐阜なので山はいっぱいあるんです。1000～2000ｍ級の山へ2～3時間かけて登って降りてきます。なかなか気持ちいいですよ。