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インタビュー画像<strong>代表取締役 木幡巌 氏</strong> 1968 年、明治42年に創業した圧力計などの計器類のメーカーを家業とする家庭に生まれる。家業の株式会社木幡計器製作所の専務取締役を兼務する傍ら、29歳で 同社の新規事業として情報部門を立ち上げ(1997年)、後に独立し現株式会社ウィザードを設立(2001年)。地元大阪の活性化に強い関心を持ち、異業種交流会などの活動にも積極的にも参加する。

ウェブサイト制作会社を立ち上げることとなったきっかけを教えてください。

私の実家は圧力計や圧力スイッチのメーカーを営んでいます。私は大学卒業後、空気圧機器業界で最大手の企業で2年間修行を積んで戻ってきました。家業に入社後、しばらくして業界団体の海外視察に出かけたのですが、同行した企業の方々とお話をしていて、同じものを作っていても、消費者流通に載せるのか、装置の部品として納めるのかといった流通の違いで全く利益の構造が違うということに驚きました。 既存の流通形態では、すでに確立した仕組みがありますので、それを崩して参入することは容易ではありません。そこで、これまで圧力計を使っていなかったところで使っていただけるよう新しい市場の開拓を計画したのですが、その中で、いずれそういうニーズを持ったユーザーがインターネットで注文する時代が来ると実感しました。 実際、後に自社サイトを構築すると、予想していなかった効果が現れ始めたのです。我々は普段、購買担当者の方と商談をすることが多いのですが、そこでは常にコストダウンが話題になります。しかし、サイトを立ち上げると、企業の技術開発部門から問合せもいただく機会が増えました。そうすると、そこで重要になってくるのは対応力です。コストも通りやすくなりました。 以来、インターネットを通じて頂く問合せが増えて、2007年の例では1年間で年間150社との口座を開く結果となったのです。10年前の取引先は300社くらいしかなかったのに、現在では1500社に増えました。 このようにインターネットを販路開拓に使った成功例は当時としても珍しかったので、大きな反響を呼ぶ結果となりました。平行して新規事業として立ち上げていた情報部門ではPCスクールや企業のIT支援を行っていましたが、これをきっかけとして事業の柱をウェブサイト制作業務へと転換し、独立へと至りました。

“製造業出身”という要素は御社の最大の強みではないでしょうか?

立ち上げた当初、私は製造業出身だということが自社の強みや特徴だとは考えていませんでした。中小企業のホームページのお手伝いをしようという想いで始めたウェブサイト制作業務ですが、自社の成功ノウハウと製造業であること自体とが直結するイメージは持っていませんでした。 あるウェブサイトを作る場合、その会社の強みをどう打ち出すかが基本ですが、当社はその際、同業他社のリサーチにかなりの時間をかけます。クライアントにもその視点で見てくださいとお願いしています。そうすると普段見えていない部分が見えてくるために、自社の事業や組織を見直すきっかけになるのです。 そこで私自身も、当社はウェブサイト制作会社としてどのような部分が特徴であり強みなのかということを改めて考え直してみたのです。すると製造業出身であるということが当社の最大の特徴であるということに気がつきました。それまでは、約100年前に事業を始めた曽祖父と同じように、自分も新しい事業に取り組み始めただけだと考えていたのですが、お客様の側から見れば、製造業出身であるということが安心感に繋がっているわけです。これをしっかり打ち出していかなければならないと思いました。 また、事業を展開する上で、“強み”というのはどこかで生み出してかなければならないものだということにも気がつきました。それによって家業に対する視点も大きく変わりました。それは親会社の今後の事業展開にもプラスに働くでしょう。行く行くは両社の相乗効果を高めた事業展開に発展させていきたいと考えています。

今後の事業を展開して行く上で最も重視していきたいことはどのようなことですか?

私はどんな出来事にでも、そこから学べることや気づけることがあると思っています。そのような意識もあって、異業種交流会の活動には積極的に取り組んできました。また、多種多様な業種のウェブサイト構築を通じて、様々な視点が身につきました。 その中で気づいたことは、大阪の企業は本質的な実力を持っていても、外に向かってアピールするのが下手な企業が多いということです。そういう意味で、大阪の中小企業の中では、ウェブサイトを活用する余地はまだまだあると思っています。そのために当社が力になれる部分は大きいはず。 インターネットの技術やウェブサイトを構築するためのツールも刻一刻と進歩していきますから、そこで力を発揮していくためには、常にアンテナを立てていなければならない。当社のスタッフにもトレンドには敏感でいて欲しいので、技術専門書の購読やセミナーへの出席を促しています。 これまであまりこういうことを社内で話すこともありませんでしたが、ウェブの仕事は表現のお手伝いをすること。今後は、目的意識や行動指針の統一を図ることも大事ですし、私自身が考えていることを表現するための場としてブログを書いてみようかなと思っているところです。

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