取締役ソリューション事業本部長 CMO　梶川 智子氏

ご略歴をお教えください。

2011年に大学卒業後、衛星放送局のグループ会社で2年ほど勤めた後、デジタルマーケティングエージェンシーに入社しました。 まずはグローバルな飲料メーカーの日本法人をクライアントとするプロジェクトメンバーとして、いくつかの飲料ブランドのSNSマーケティング戦略に従事します。そこでコミュニケーション能力を買われたのか、Webサイト構築やCRM施策等も含めたプロデュース業務も任されるようになりました。 次に自動車チームに移り、輸入車ブランドのサイト構築や広告展開に関わります。クルマのサイトは細かい仕様紹介があって数千ページに及び、その更新作業を効率化すべくBPOの活用やオフショア・ニアショアでのシステム開発ディレクション等にもタッチします。 その頃、会社が大手コンサルティングファームによるM＆Aや組織変更により環境が変わり、更にコロナの影響で在宅勤務が増えたことで、新たな環境での仕事を模索いたしました。 実は東京という都会があまり好きではなく、週末には地方に旅行に行く暮らしをしていました。一方、マーケティングやデジタルの仕事は地方には少なく、葛藤を抱いていました。 コロナ禍となったことを機に、実家のある長野に戻り、好きなことを仕事にしようと転職先を探し、自宅からも近く大好きな観光業に軸足を置く当社に出会いました。

御社における梶川さんのミッションをお教えください。

コロナ禍が収まって、旅館やホテル等観光業界のトレンドも大きく変わっています。一方、デジタルマーケティングの手法も様々に変化しています。こうした中、観光業界に対して集客に繋げるマーケティング戦略を考え、アクションに導くための的確なアドバイスができるプレーヤーが見当たらない状況にあります。当社は、2012年から観光業界に特化したデジタルマーケティング支援を手掛けていますが、中途入社者の多くは観光業界出身者が占めていることもあり、スキルや知識が追い付いていない面があります。こうした状況にあって、小規模のお客様向けに的確な施策をパッケージ化し提案しやすくするとともに、実際にお客様を支援しながら一人ひとりメンバーに伴走しつつ、スキルアップに取り組んでいくといったことが当面の最重要のミッションであると認識しています。

ソリューション事業本部をどんな組織にしたいと考えていますか？

観光業界に対して幅広いサービスを提供し、お客様のファンづくりを通じて業界に貢献できる組織にしていくことです。この「Green」を活用して体制を強化していく部署はSNSマーケティング事業部ですが、SNSにだけこだわっているわけではありません。SNSは一つの手段に過ぎず、もっと多角的な手段を提供できるようにしていきたいと考えています。その点、観光業界が大好きなメンバーが揃っているのでポテンシャルは十分。個人としても、組織としても、強いコンサルティング力を身に付けていきたいと思っています。

メンバーに対して、どんな仕事をしてほしいかの思いをお聞かせください。

私はマーケティングが大好きです。自分が提案した施策によっていい結果に繋がり、お客様の状況が向上することが第三者の視点からも明確となることに対して、自己満足ではなく喜ばしく思えるからです。メンバーに対しても同様に感じられる成功体験を一つひとつ積んでいってほしいと思っています。そうしていく中で、仕事への意識やクオリティーが自然と高まっていくからです。 デジタルマーケティングの世界にもAI化の波が激しく押し寄せてきて、多くの作業は代替されていくでしょう。そうなっても、人でしかできない感性を発揮しての施策を考え、提案できるようなマーケティング力を身に付けてほしいですね。 求職者の方に対しては、これまでデジタルマーケティングに携わる中で、「もっと社会貢献をしたい」「成長業界に身を置きたい」「好きな領域の仕事をしたい」といった満たされない思いのある方が沢山いらっしゃると思います。そんな方は、ぜひ当社にアクセスして話を聞いていただきたいと願っています。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

釣りが好きで、ドライブしながら新潟県の日本海まで行ったり、家から近い渓流に行ったりしています。渓流は熊が出没するリスクがあるので、いざという時は戦うために鎌も持って行きますが。また、平日の夜、頭をリセットしたくなった時はヨガやピラティスに通っています。