常務取締役　松澤 隆太氏

ご略歴をお教えください。

アインシュタインに憧れて物理学者を目指し、大学院まで進学しようと考えていたのですが、一方で貴重な2～4年間を大学院で遊んでいるのではなく、早く社会に出た方がいいとも思い直しました。そこで学部時代に就職活動を始めたのですが、2003年の当時は就職氷河期でどこも募集していないような状況でした。そんな中、たまたま日本ユニアンドソニック（現・SONIC SQUARE）で働いていた知人から会社の話を聞いて、募集しているか問い合わせてみたのです。すると採用していると言うので、入社したという経緯です。 それまでシステム開発に興味を持ったこともなく、SEという職業について何も知りませんでした。けれども、会社が機会を与えてくれたため、入社半年で一人前のSEになれたのではないかと自負しています。まずは入社後に「Javaの資格を取るといい」と本を渡してもらい、2カ月間猛勉強。資格試験に合格し、すぐ現場に出してもらいました。これが大きかったですね。先輩に教わりながら、がむしゃらに仕事を覚えていきました。2年目にはマネージャーにしてもらい、その後徐々にステップアップしていきました。 2017年に役員になり、2020年に現職に就きましたが、今でも現場に出てお客様と接しています。

御社をどういう会社にしていこうと考えていますか？

誰もが知っている会社にしたいですね。そのためにも、現在は主要な5社のお客様のおかげで安定感を持ってSES事業を運営していますが、SESのお客様をもっと増やし、また受託開発や自社プロダクト開発の力も付ける必要があります。さらには、異業種を含めて新規事業の開拓もしていかなければならないと考えています。やるべきことが沢山あるという感じですね。

松澤さんの仕事観をお聞かせください。

家族以外の全て、という感じです。前述の通り私が就職した頃は本当に働き口がなく、何か仕事ができるだけでありがたいという状況でした。そんなことの反動もあってか、仕事一色の日々でした。当時は今のように労働時間管理が厳しくなく、何日も徹夜して仕事に没頭していましたね。9～17時なんて誰も考えておらず、それが普通でしたが、つらいどころか楽しかったのです。そのおかげで、現在の自分ができていると実感しています。もちろん、今の社員にそんな働き方を認めるわけにはいきませんが。 私はシステム開発の未経験者として入社しましたが、この仕事の面白さはレベルに応じて変わってきたと思っています。最初の頃は、自分がつくったプログラムでモノが動くのが面白かったですし、次のレベルではお客様のニーズを聞いてお客様のためになるものをつくるのが楽しかったですし、さらに次のレベルでは、いろいろ学んだことを基にお客様に提案し、それが受け入れられることに喜びを感じました。そして今では、社員が活躍して会社が大きくなることが何よりのやりがいになっていますね。

社員に対して、御社でどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。

理想は、定年まで当社で活躍してもらうことです。定年を過ぎても、お客様との契約が残っていれば同じ給料のままで延長して働いてもらっています。それぐらい長く働ける会社づくりをしている一方、今はITエンジニアにそれを求める時代ではないとも思っています。当社ではいろいろなことを経験でき、学ぶことができるでしょう。その経験や蓄積を生かして、次は別の所でステップアップを図ってもらうこともアリ。当社を踏み台にして、次を目指してもらうことも喜ばしいことだと思っています。できれば、そんな状況でもまた一緒に仕事ができる機会があればなお嬉しいですね。 求職者の方へのメッセージとしては、当社ではシステム開発や運用保守だけでなく、お客様の中に深く入り込める信頼関係があるが故に、業務を通じてお客様の商流や情報の流れを学ぶことができます。その知識は、どこに行っても役立つ一生モノだと思います。そんなメリットもある会社だと理解してもらえるとありがたいですね。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

趣味のゴルフと筋トレとサウナに費やしています。 ゴルフは、クラブの会員になった今は、月3回ぐらいクラブのコミュニティメンバーとラウンドしています。ゴルフを始めて8年ほどですが、ベストスコアはまだ85なので、要努力ですね。筋トレは、ボディメイクではなくゴルフのための体幹トレーニングが目的です。サウナはそんな筋トレの後等、週1回のペースで心身を整えに通っています。