OMNIDUS株式会社

エンジニアが本気で「ゲーム作り」に打ち込める会社。これが、OMNIDUS（オムニダス）株式会社にピッタリなキャッチフレーズだろう。

PCゲームからコンシューマーゲーム、スマホゲームまで、幅広く開発を手掛けている同社。その強みは“最強”と銘打ちたくなる技術力。他社にはない技術力で大手ゲーム会社のタイトルも多く受託している。

同社の技術力の高さを象徴するのが、自作開発のライブラリやシステム。Unity上で動作するゲームライブラリ『OMNITY』と、Unreal Engine 5でAAA（最高品質）クオリティのグラフィックをリアルタイムで描画するシステム『Omni Graphic System』を活用し、実写に近い間接光を表現した3DCGをリアルタイムに描画する。

「GI（Global Illumination）と呼ばれる、複雑な照明効果をリアルタイムで計算する技術を得意としています。UnityやUnreal Engine 5といった汎用的なゲームエンジン上で使え、それを使ってクオリティの高い3DCGを提供しています。GIを使えば非常にリアルな3DCGを作ることができますが、プログラムが“重い”のが欠点です。それを技術力でカバーするのが、当社のゲーム開発です」（代表取締役 CEO 掟上ユリウス氏）。

次世代ゲーム開発（AAAクオリティ）に必要な機能を完全網羅したゲームエンジン『Omni Cerberus Engine』の開発も進められている。

「UnityやUnreal Engineの登場で、ローコストでスピーディにゲーム開発ができるようになりました。クオリティにこだわらなければ、プロのエンジニアがいなくてもゲームを作ることができます。しかし、クオリティの高いゲームを作るには、UnityやUnreal Engineでは限界があります。当社はその限界を超えるゲーム開発を提供しています」（掟上氏）。


また、同社では、Webアプリの制作も手掛けている。将来はゲーム開発にとどまらず、エンターテインメントに関するIT全般を提供できる企業を目指しているからだ。

「社名にある『オムニ』はラテン語で“すべて”を意味します。自社IPも開発中で、VtuberやAI、VR等にもチャレンジしたいと考えています。ゲーム開発だけでは終わらないエンターテインメント企業が最終目的地。自社のIPを使ってゲームを作れば、Webサイトも必要ですし、アニメ化もあるかもしれません」（掟上氏）。

「エンターテインメント業界に最高のエンジニアリングサービスを」

これが同社の掲げるミッション。最高のエンジニアリングサービスを提供するため、同社には数々のこだわりがある。その一つが「完全コーディング主義」。汎用的なゲームエンジンを使ってイージーにゲームを作るのではなく、プログラミングにとことんまでこだわり、ハイクオリティなゲームを開発する。

「プログラミングが好きなエンジニアが集まっています。ゲーム業界ではノーコード開発も広まっていますが、クオリティの高いゲームにはプログラミングが必要です。その点で言えば、オムニダスはエンジニアがゲーム作りを純粋に楽しめる会社だと思います」（掟上氏）。

ゲームを作るのが好きなだけでなく「ゲーム作り」が大好きなエンジニアが集まっている。それがオムニダスという会社なのだ。この違いが理解できるエンジニアは、ぜひ同社の話を聞いてほしい。エンジニアが求める理想の開発環境が、そこにあるからだ。

「ゲームの研究や勉強をしたい人にピッタリな職場だと自負しています。与えられたタスクを終わらせれば、残りの時間は何をやっても自由。会社のPCはスペックが高く、家で勉強するよりもはかどるため、遅くまで会社に残って勉強している人もいます」（掟上氏）。

エンジニア目線で見た時、オムニダスで働くメリットとなるのが「フルスタック」になれる点だ。同社で働くメンバーは全員、例外なくフルスタックを目指す。

「どのエンジニアもフロントとバックエンドができるようになれば、開発体制を柔軟に組むことができ、開発がスムーズかつ効率良く進められます。クライアントに対してクオリティの高い開発をスピーディに提供できるだけでなく、エンジニアも開発の全体に携ることができて、よりゲーム作りを楽しめます。フルスタックエンジニアになれば、市場価値を高められるだけでなく、1人でゲーム開発ができるスキルを身に付けられます。将来の選択肢も広がります」（掟上氏）。

オムニダスには、エンジニアがゲーム開発を楽しめる理由がもう一つある。ゲームエンジニアを自社で育てる強い意志を持つことだ。ゲーム開発の現場では、技術の継承が行われておらず、多くのエンジニアが夢破れて業界を去っている、とゲームエンジニア歴10年を超える掟上氏は指摘する。

「ゲーム開発の世界は、職人の世界。ゲーム開発会社では、誰も技術を教えてくれません。ガッツあるエンジニアは独習しますが、全員が自ら道を切り開けるわけではありません。私たちの時代は、先輩エンジニアの技を盗んで成長したものですが、もはやそんな時代ではありません。当社は若いエンジニアに技術を積極的に教えます」（掟上氏）。

若いエンジニアが健やかに育てる会社を作りたい。これも掟上氏が同社を創業した理由の一つなのだ。

入社時点でフルスタックエンジニアでなくてもOK。経験豊富な先輩エンジニアが入社後に育成する。ゲーム開発の経験がなくてもOK。Webアプリ等の開発経験があれば、入社後にキャッチアップできる。やる気がすべて、と掟上氏は語る。

「ゲーム作りを楽しみたいエンジニアがゲーム作りに打ち込める、そんな会社を作りたいと考えています。だから、エンジニアなら誰でも歓迎というわけではありません。オムニダスは企業理念を大切にしており、カルチャーマッチしない人材は採用しません。ゲーム作りに打ち込みたいエンジニアだけの非常に尖った集団を目指しています」（掟上氏）。

掟上氏が語るとおり、現在のオムニダスのメンバーは全員、技術が大好きでゲーム作りに打ち込める環境を求めて集まったエンジニアばかり。ゲーム作りに打ち込める環境を維持するため、同社では「正社員採用」をしていない。メンバーは皆「業務委託」で働いている。

「全メンバーを業務委託にしているのは、フェアな組織にしたいからです。正社員を安い給料で使うのも、給料分働かない社員を作らないのも、メンバーがゲーム作りに打ち込むためには必要だと考えます。働かないメンバーがいれば、ほかのメンバーにしわ寄せがいき、チームワークが乱れます。全員を業務委託にすれば、頑張っているエンジニアを評価できます。相対評価はしません。それぞれのエンジニアを個別に評価します」（掟上氏）。

フリーランスになると確定申告等の雑務も発生するが、そこは会社でサポートしてくれる。初めてフリーランスになるエンジニアでも安心できる。

「業務委託だと生活が安定しないのではと不安に思うエンジニアもいるかもしれませんが、高い技術を身に付ければ会社に頼らなくても安定した生活基盤は築けます。やる気のあるエンジニアがゲーム開発に打ち込めて、頑張りがしっかりと評価される会社を目指しています」（掟上氏）。

UnityやUnreal Engineの登場、あるいは無料のスマホゲームが普及した結果、ゲーム開発はユーザーを楽しませるエンターテインメントではなく、効率良くお金を稼ぐ単なる“ビジネス”に陥ろうとしている。しかし、そんな中でもクオリティの高いゲームを求めるユーザーはいるし、それに応えたいゲームクリエイターやゲームエンジニアもたくさんいる。ゲーム開発に打ち込める環境を求めているエンジニアを全員集める。それがオムニダスのシークレットミッションなのだ。

「寿司ロボットが開発され、寿司を提供するのに人の技術を必要としなくなりました。しかし、寿司職人という仕事はなくなりません。なぜなら寿司のクオリティが段違いだからです。ゲーム開発も同じ。ノーコード開発でゲームは開発できますが、エンジニアがプログラミングして作ったゲームのクオリティには到底かないません。技術力の高いゲームエンジニアへのニーズはなくなりません。当社で一緒に切磋琢磨して、超一流のゲームエンジニアを目指しましょう！」（掟上氏）。