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おかぴファーマシーシステム株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • コンサルティング・リサーチ
  • 製造・メーカー系

医療格差のない社会へ――。DXの力で、日本の医療を変えていく

自社サービス製品あり
残業少なめ

企業について

コロナ禍で、社会が混乱していた2020年3月。いち早くオンライン服薬指導による処方せん薬宅配サービス『とどくすり』を開始したのが、おかぴファーマシーシステム株式会社だ。

TOPPANグループの医療ヘルスケア領域における新事業推進母体の1つとして、2019年10月に設立された同社。日本ではコロナ禍以前から、医療分野のDX化について議論されていた。そこで同社は、オンラインで完結できる医療システムサービスを構想し始める。

そして2020年2月末、国は新型コロナウイルス感染症対策として、暫定的にオンライン服薬指導を許可した。その1か月後という圧倒的なスピード感で、同社はサービスを開始。以前から既に“オンライン薬局”の構想を練っていたからこそ、実現できたことだろう。

同社代表の倉重達一郎氏は、薬剤師でもある。元々は製薬会社のMRとしてキャリアをスタートした。

「医療機関や薬局を俯瞰できるMRの立場で、様々な医療課題に気付きました。その一つが待ち時間です。大きな病院では、診療を受けるまでに4時間以上、そこからまた処方箋までに1時間……なんてことも珍しくありません。これは医療機関や薬局への信用問題だけでなく、患者が診療を受けることへのハードルも生んでしまいます。どうにか変えることはできないかと、ずっと考えていました」(倉重氏)。

そうして倉重氏は、ヘルスケア製品を扱うECコマース企業へ転職。ここでは、OTC医薬品(指導が必要ない一般医薬品)のEC販売スタートに携わった。その後も数々の企業で、ヘルスケア分野のDX化に大きく貢献してきた。そう、倉重氏はいわば、“患者と医療をデジタルで繋げるプロフェッショナル”だ。

倉重氏らが開発した『とどくすり』は、患者が処方せんを薬局に持っていかずとも、オンライン上で服薬指導を受け、薬を配送料無料で宅配してもらえる画期的なサービスだ。
「患者様からは、多くの嬉しい声を頂いています。外出が難しい状況や体調でも薬が手に入る点や、手数料や配送料といったコストがかからない点で支持を受けています」(倉重氏)。

さらに特徴的なのが、「気兼ねなく薬剤師に相談できる」という声だ。ある統計によると、オンライン服薬指導は対面時よりも、患者一人にかける対応時間が長い。症状や心身、生活環境のことまで、健康問題はデリケートな話題が多い。そういった話を薬剤師と1対1で、人の目を気にせずに話せることは、オンライン服薬指導の大きなメリットになっているようだ。こうした評価を受け、『とどくすり』は20~80代までの幅広い年齢層に利用されている。

同社は『とどくすり』から事業を開始したが、今はそれだけではない。目指すのは、日本医療全体の課題解決だ。

そのために現在手掛けるのは、各自治体や医療機関へのコンサルティングだ。また、オンライン診療~オンライン服薬指導をワンストップで行える仕組み・体制を構築・提供する事業も行っている。

医療現場の課題は、患者の待ち時間だけではない。倉重氏が警鐘を鳴らすのは、医療格差だ。

日本の医療体制は、かなり偏在化しているという。例えば、専門科の医師は都心部に集まり、小さな市町村には少ない。また、オンライン診療や電子カルテ等のDX導入も、地域や医療機関によってかなり格差が生じている。移動が困難な高齢者や身体にハンデを抱える方が、受けるべき医療を受けられない問題が発生しているのだ。また、こういうことから医療崩壊が起きるケースもあるという。

だからこそ同社は、医療現場の“底上げ”に着目している。

「医療は、どんな場所でも平等であるべきです。そのためには、大きな病院で最先端技術を駆使してDX化をどんどん進める……ということではいけません。まずは、デジタル化の遅れている(=底の部分の)地域や医療機関で、基本的なDX化を整備することが重要。そうすることで、医療全体でDX化が実現できます。もちろん、リスクの高い薬や個人情報の取り扱い等、オンライン化で慎重になるべき点もいくつかあります。そういった“安全性”と、“利便性”を両立できるようなDX化を図っていくつもりです」(倉重氏)。

一方で、オンラインの一本化では解決できない問題もある。例えば、対面でしか診断できない症状もある。また、対面での診療・服薬指導を希望する患者や、なかなかデジタルに対応しづらい高齢者もいる。そこで同社が目指すのは、“自由度の高い医療体制”だ。患者が対面とオンラインを選べたり、オンラインを駆使して自分に合った医療機関や薬局を選べたりするシステムを実現したいという。

こうした中で倉重氏は、TOPPANグループとしての強みもあると話す。
「当社は、各自治体や全国の医療機関とも多く取引しています。その点で、歴史や規模感のあるトッパンの繋がりを活用できています。また医療のDX化には、時間と体力がかなり必要。事業を進める上で、TOPPANの丈夫な経営基盤にも助けられていますね」(倉重氏)。

大きな規模を誇るTOPPANと、 “日本社会の医療課題を変える”というしっかりしたビジョンを掲げる同社。今後も、面白い化学反応を起こしていきそうだ。

日本社会の医療課題を解決する――。同社には、そんなビジョンに共感するメンバーが続々とジョインしている。

こうしたメンバーの獲得に成功しているのは、同社が独自の行動指針として“OKAPI STYLE”を明示していることも理由の一つだろう。この指針には、「たくさん失敗しよう」「事実はデータにある」等、メンバー一人ひとりが積極的に事業へ参加するための姿勢が記されている。

まず面接では、自社の方針をしっかり説明する。求職者の経験や能力だけでなく、「ビジョンにいかに共感できるか」をかなり重要視しているのだ。

「設立当時から、企業文化を大切にしてきました。“収益”と共に“社会益”を目指す企業として、同じ志のメンバーと一緒に働きたいと考えています」(倉重氏)。

倉重氏含む役員達は、目指すゴールはどこか、ゴールに対して今どの地点にいるのか等を、定期的にメンバーへ共有している。「同志が集まっていても、忙しい時はどうしても目の前の業務を見つめがちです。そうした時、“地図”をみんなに共有して意識を改めるのも、私達役員の務めだと考えています」と倉重氏。“OKAPI STYLE”にある「No.1を目指す少数精鋭でいよう」という考え方は、こうした結束力にも繋がっているようだ。

また“OKAPI STYLE”には、「ユーザーの声に耳を傾けよう」という要素も。実は同社では直営薬局もあり、社内の薬剤師が運営している。『とどくすり』のサービスとして2,000もの在庫を保有し、全国の患者へ薬を届けている。そこで患者(ユーザー)の声や医療現場の課題をリアルタイムで見つけ、社内会議等で共有しているそうだ。DX一本化に縛られずに対面も大切にする、同社ならではの工夫から生まれている強みだろう。

こうして頑丈なチームワークを作り上げた結果、今期黒字を達成。設立からわずか3年にして、トッパングループの新事業としてもしっかり成り立っている。

全国レベルの社会課題と向き合い、ビジネスとして解決していく――。そんな同社の揺るがない姿勢は、日本の深刻な医療環境を照らす光だ。今後も、多くの医療機関や患者を救っていくだろう。

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インタビュー

おかぴファーマシーシステム株式会社のインタビュー写真
取締役 サービス企画開発部部長  藤原 真氏

── まず、ご自身の経歴を伺えますか?

前職は電気通信事業者でした。本社とグループ会社含めて十数年。通信やモバイルといったサービスを企業などに提案・構築する業務を長年にわたって経験しました。そして最後の3年ほどは、ヘルスケア事業として設立された子会社へ異動。こうしたスタートアップ企業での事業に携わる中で、以前からあった「事業戦略に挑戦したい」という気持ちがどんどん強くなってきました。

そこで自分のキャリアを見つめ直している時、同じくヘルスケア領域を扱う当社と出会いました。決め手はやはり、代表含めたメンバーの人柄でしたね。代表と初めて話した時から、かなり話しやすい雰囲気がありました。
... 続きを読む

求職者の声

企業情報

会社名

おかぴファーマシーシステム株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

コンサルティング・リサーチ > その他コンサルティング系

製造・メーカー系 > 医薬品・医療機器

企業の特徴
自社サービス製品あり、残業少なめ
設立年月

2019年10月

代表者氏名

倉重 達一郎

事業内容

【事業内容】
処方せん薬宅配サービス「とどくすり」の運営

【当社について】
おかぴファーマシーシステム株式会社は TOPPANグループとして2019年10月1日に設立されました。高齢化が進む中でより多くの方が在宅で治療を継続したり、時代と生活スタイルの変化により子育てや介護への関り方も変化したりと、求められる薬局像も時代とともに変化していきます。当社は、自宅で受診から薬を受け取って服薬できるまでの仕組みを作ることで、安心かつ迅速に薬を調剤し、患者さんに届けることを目指していきます。「とどくすり」は 新型コロナウイルスの特例措置 としてスタートしました。

株式公開(証券取引所)

従業員数

22人

本社住所

東京都千代田区神田和泉町1番地

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