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インタビュー画像代表取締役・北條 秀一氏

ボイドルーターシステムズを起業した理由は何ですか?

ソフトウェアエンジニアをしていた時、MikroTik社に出合い、そのネットワーク機器の柔軟性の高さを知った時、これなら勝てると思ったからです。ソフトウェアエンジニアをしていた私にとってネットワーク機器業界、特に日本の市場は、とても不思議なものでした。メーカー間でヒエラルキーがあり、対象とするお客様のすみ棲み分けが出来上がっていたり、メーカーの声が大きく、クライアントの要望であっても「それはできない」が当たり前のようにまかり通っていたり。しかも、各メーカーに信者とも思える人達がいて、かたくなにそのメーカーの機器を信奉していたりするのです。ネットワーク機器といっても中身はプログラムなので、やろうと思えばいろいろなことができるはずなのに、長い間ほとんど変化することがありませんでした。 その点、MikroTik社はカスタマイズすることに対して柔軟で、私のやりたいことがしやすかったです。これなら勝てる、と思うことができました。

大手通信キャリアとのプロジェクトのさらに先、ボイドルーターシステムズとしてやりたいことは何ですか?

ネットワークだからこそできることをやっていきたいと思っています。例えば、地域BWA制度を利用して、年齢に応じてインターネットの閲覧制限をかけるサービスを展開するとか。 私には子供が二人いますが、インターネットのリテラシー教育をどうすればいいかが分かりません。親の立場からすれば、教育委員会が「SNSは駄目だけど、インターネット検索サイトは使っていい」と、見ていいコンテンツを決めてくれると楽ですね。親の責任の放棄と言われそうですが……。こういったインターネットのアクセスルールを設定して制御することは、ネットワークなら簡単に実現できますから。 これはあくまでも一例でしかありませんが、地域BWA制度が上手くいっているとは言い難いので、そこへ我々が石を投げて波紋を起こせれば面白いかなと思っています。

社員に期待していることは何ですか?

世の中を変えたいという気持ちがあるのならば、ちょっとしたことでいいので行動を起こしてほしいですね。 例えば、私がMikroTik社の機器を扱うようになったことで、日本ではほとんど知られていない同社の製品の認知度が多少上がりました。また、それがきっかけとなり、同社の社員に変化を起こすこともできています。同社から仕事で来日した人は、3日連続で家電量販店へ行っていました。ヨーロッパには上の階から下の階まで電化製品を売っているようなお店はありませんから。楽しすぎていろいろ購入していたようです。これは地球の裏側に住む一人の人生を少し変えたことになりますよね。 例えば、設備や温泉は魅力的だけど、インターネットの回線速度が遅いため宿泊先として選択肢から外していたホテルが、通信環境に手を入れて通信速度を大幅に上げたことで、泊まることに決めたとします。それによって、ホテル自慢の設備や温泉を満喫できるわけです。変化を起こすというと大げさに考えがちですが、実はちょっとしたことで変化は起こせますよ。

北條さんの仕事観について教えてください。

私が一番得意にしているのは、リリーフです。誰かが困った時に助けてあげるのが楽しいからです。人間って不思議だと思うのですが、野球で1回表にスリーアウトを取っても「ふ~ん」といった程度にしか思いませんが、9回裏ノーアウト満塁からスリーアウトを取るとヒーローのように感じますよね。していることは、アウトを三つ取ったというだけで変わらないのに、です。でも、同じスリーアウトを取るなら後者の方が楽しいでしょう。だから、私はリリーフが好きです。 それと、経験をとても大切にしています。「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」といいますが、歴史に学べる賢者はほとんどいません。多くは、経験を繰り返しながら成長していきます。地図を見ながら目的地へ効率的に向かうやり方もありますが、その地図が間違っているかもしれない。それより、方位磁石を持っていろいろ経験しながら目的地に到達した方が面白いし、身になるものも大きくなると思っています。

最後に、応募者へのメッセージをお願いします。

大きな会社がしていることを「たいしたことだ」と思わないでほしいです。私はよく言うのですが、「GAFAMにできて我々にできないことはいっぱいあるけれど、大手通信会社にできて我々にできないことはない」と。これは例え話ですが、頭から“できない”と思考を停止するのではなく、やりたいことを具現化する道を探ってほしいと思っています。 それと、今までやりたくてもできなかったことがある人と一緒にやりたいですね。できなかった理由の多くは、プレゼンが苦手等、本人の能力不足が原因なのですが、それでも“やりたい”という意志を持っていることが大切だと思っています。

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