転職サイトGreen(グリーン)
ログイン会員登録
転職サイトGreen(グリーン)

勤務地

年収
ログイン会員登録
インタビュー画像代表取締役社長 田辺 孝夫氏 1960年12月4日生まれ。広島県福山市出身。大学では物理工学を専攻。卒業後、非鉄金属と石油製品等を扱う会社に入社。生産設備へのロボット導入等を促進し、業務効率化を担う。2001年、株式会社アルファパーチェスに転職。共同調達の仕組みづくりを皮切りに、総合データ管理のフィールドでキャリアを積む。2014年、事業部を分社化したATC株式会社の設立と共に現職へ。

学生時代から社会に出るまでについて教えてください。

学生生活の中心はヨット部でした。筑波から車で葉山まで出向き、年間200日は合宿です。私は、大学からヨットを始めたのですが、4年生の時にはインカレで2位に入賞し、周囲には驚かれましたね。 それができたのは、周りとは違う視点から技術を磨いたからです。ヨットを風上に走らせるには、当時は経験と体力で帆を切り返し続けるのが一般的でした。これが、かなりキツかったですね。でも、私は流体力学の知識を駆使して、楽な帆の張り方、扱い方を追求したのです。そうしたら、経験者にも勝ててしまいました。誰もが苦労して当たり前と思っていることも、目を向けると解決の余地はあると思います。この経験は、負のまま放置されていた業務を効率化する、今の統合マスタ管理の事業に繋がっています。 卒業後は、非鉄金属と石油製品を扱う会社に入社。生産設備にロボットを導入し、ソフト面を強化しました。振り返れば、私のキャリアはずっと効率化がテーマでしたね。

データ管理に着目し、起業に至るまでをお聞かせください。

1992年に、アメリカのペンシルベニア州にある大学院に留学し経営工学を専攻しました。まだインターネット黎明期でしたが、既にカリフォルニア州やマサチューセッツ州にある大学とネットワークで繋がっていて、最先端のデータ管理で研究の効率化が図られていたのです。それは、当時の私にとって未来の社会に見えたため、卒業後はデータを扱う方向へ進んでいったのです。 その後、法改正で厳しくなった石油業界再編のため、コンビナートを構成する四つの石油/化学会社を仮想統合する仕組みを設計することに。これが、統合マスタ管理に本格的に取り組む契機となりました。 ちょうどその時、アメリカでは一般的な企業向け購買代行会社の日本進出計画が進み、そこから声が掛かり、2001年に統合マスタを基本とした共同購買の仕組みづくりを実現しました。その会社が親会社の株式会社アルファパーチェスでした。 そして、2014年に所属の事業部が分社化。ATC株式会社の代表取締役社長となり、現在に至ります。

今後、会社としてはどのような展望を考えていますか?

少し大きな話ですが、将来は「会社」という概念がなくなるのではないでしょうか。メタバースになったら、個人間でのやりとりが主になるでしょう。そうすると、会社は「税金を納める集団」という位置付けぐらいになってしまうかもしれません。 個人が能力を発揮し、自己実現を目指すのが、未来の社会だと考えます。仕事とプライベートは分ける必要もなくなるはず。というのも、仕事と分けたい理由は、不要な業務を割り当てられることに不満があるからだと思います。実に、世の中の業務の9割は不要だと考えています。不要な業務は、AIやIoTで効率化して、なくしていけば良いのです。 本来の仕事とは、生きている証しだと思います。世の中で必要とされ、繋がりを維持する場所や、きっかけのようなもの。その実現を純粋に目指せる世界が、メタバースではないでしょうか。 だから、私達のミッションは、社会から会社をなくすこと、とも言えるでしょうね。

人生の上で、大切にしていることは何でしょうか?

仕事観とも関連するのですが、「絆」「繋がり」を大事にしています。それこそが、自分自身の存在意義を教えてくれるものだからです。それは、今現在の横の繋がりだけではありません。私の先祖から子孫へと脈々と繋がる縦の繋がりもあります。その何か一つが欠けても、今の私は成り立ちません。 このような考えを持つようになったのは、誰かに感謝するタイミングで、大なり小なり「自分は生かされている」と感じるところがあったからだと思います。子供の頃は親でしたし、社会に出てからは関わってくださった様々な方を通じて、教えられました。 また、相手に感謝されると、この人のために何か意味のあることができたのだと嬉しく思いました。私としては、これからも誰かの役に立ち、感謝される人間を目指して努力を続けることが目標です。

最後に、転職を考えている読者へのメッセージをお願いします。

当社は、現場が「どうして、こんなことをしなくてはいけないのか?」と負を感じている部分を、総合マスタ管理の技術で解決してきました。取り組んできたのは、本質的な課題を掘り下げ、ビッグデータを整理し、世の中に役立つ知識を見出し、マスターデータとして管理するサービスで、解決へと導くこと。表面的なデータサイエンスではなく、課題の根本的な解決を目指してきました。 そのため、最も重要なスキルは「気付くこと」。その育成のため、直近の1カ月や1週間での気付きを共有する場を設け、お互いの視野の拡大を図っています。 また、技術力をインプットするため、サブスクのeラーニングを用意。さらに、コア技術の提供を受けているIBM社のソリューションの認定資格については、取得費用を会社が負担してサポートしています。 当社はこれからも変わらず、本質的な課題解決を目指します。その知識の連鎖を担う人材と、お会いできることを期待しています。

この企業と同じ業界の企業

この企業と同じ業界の企業:Terra Charge 株式会社
Terra Charge 株式会社
すべての人とEVにエネルギーを。
この企業の募集は終了しました。他にも求人を募集している企業がたくさんあるので、
ぜひ探してみてください🔍
他の企業の求人を探す
この企業の募集は終了しました。他にも求人を募集している企業がたくさんあるので、
ぜひ探してみてください🔍
他の企業の求人を探す
掲載をお考えの企業様
IT転職に強い求人サイト Green
Copyright© Atrae, Inc. All Right Reserved.