代表取締役　趙 宇鵬氏

ご略歴をお教えください。

子供の頃からゲームやアニメが大好きで、CGの専門学校に進学してモデリングを学びました。卒業のタイミングで、日本の3DCGやコンピュータソフトの制作会社が中国で合弁会社を設立するという情報に接し、その立ち上げメンバーに応募しました。そこで3年ほど働いた後、日本で働きたいと思い、主に遊技機の液晶部分の映像制作を手掛ける会社に転じました。そこでチーフモデラ―として仕事に取り組み充実感もありましたが、6年ほど経ったところで遊技場の規制が厳しくなり、仕事が急減してしまったのです。 その当時、スマートフォンゲームが流行っていました。以前からいずれは独立して自分のスタジオを持ちたいと思っていたので、これを機に独立しようと決め、2017年11月に当社を創業したという経緯です。

御社をどのように成長させてきたのでしょうか？また、今後のビジョンもお教えください。

会社を設立してから、この『Green』での募集を決めるまで、一度も公募したことはありません。現在20名いる正社員はみんな、私や副社長がこの業界で築いてきたネットワークからの紹介で採用できました。特に副社長は、モデリングのスーパーバイザーとして活躍したプロフェッショナルで、この業界に顔が広いのです。けれども、仕事が好調に進んで人材不足状態となり、紹介では間に合わなくなって公募をすることに決めました。 仕事が順調なのは、お客様のスケジュール等の要望に柔軟に応えてきたことや、お客様に対して「ここをこうすればもっと良くなる」といった意見を積極的に言うところが評価されているのではないかと自負しています。 これまでは受託制作100%で手掛けてきましたが、将来はぜひとも自社独自のタイトルを企画し、ゲームやアニメに展開させていきたいと思っています。イメージとしては、オープンワールドを一人で冒険するアドベンチャーRPGをつくってみたいですね。そんな夢を、社員達とも語り合っています。 そのためにも、ビッグタイトル1本を社内だけで完結してつくれる規模にまで成長させなければと思っているところです。

趙さんの仕事観をお聞かせください。

私は、ゲームやアニメが大好きでこの業界に入りました。この業界で好きなことに携わっていられるのは、ラッキーなことだと思っています。いわば趣味を仕事にできているわけですから、とても幸せなことですね。 2020年頃からモデリングの現場仕事から離れ、経営者としての仕事や、プロデューサーとして案件を獲得する業務にシフトしています。制作現場から離れても、ゲームやアニメづくりに携われているわけですから、その充実感は変わりません。

社員に対して、御社でどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。

ゲームやアニメのクリエイターは、様々な知識のインプット、多様なクリエイターとの交流を経ることで、よりよいものがつくれるようになると思います。当社のメンバーには、ぜひ積極的で実りのある時間を過ごしてほしいですね。そして、今後どこに行っても「自分はこれが強み」と胸を張って言える人材になってほしいと願っています。 応募者の方に対しては、当社はまだ小規模のスタジオなので、これからの成長をぜひ一緒に楽しんでいければいいなと思います。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

昔バンドを組んでギターを弾いていたこともあるほど音楽が好きで、今でもよく聴いているのと、海釣りが好きで友人と伊豆等に出掛けています。そしてもちろん、子供の頃からのゲーム好きは今でも全く変わりません。好きなゲーム分野はRPGやアクションゲームですね。どちらも子供の頃から楽しんできましたが、RPGと共に成長してきたという感じですね。