ITの力で、フィットネス業界の変革に挑戦するスタートアップベンチャー
株式会社LifeCoach(以下同社)は、「1人でも多くの人の生活をスマートなフィットネス体験により、豊かにする」をミッションに掲げ、ITをフル活用した次世代のフィットネスジムを展開している会社だ。
同社の代表取締役を務める加藤恵多氏は、2022年3月に大学を卒業したばかりの22歳の起業家だ。高校でラグビーを始めたのがきっかけでジムに通うようになり、京都にある大学に入学後、学業とラグビーを両立する毎日を送った。大学3年生の時に同社を設立し、自己資金で部屋を借りてパーソナルトレーニング事業をスタート。その後、学生専用ジムの運営を経て、2022年2月に次世代フィットネスジム『LifeFit』1号店を京都でオープンした。
『LifeFit』オープンの背景にあるのは、加藤氏がジムに通う中で湧き上がった強い課題意識である。多くのジムでは、入会や会員費のやり取りがいまだ紙の申込書ベースで行われている。不便な割に入会費・会員費はびっくりするほど高い。健康志向の高まり・テレワーク化等の流れに伴い、運動を意識する人は確実に増えている。運動したいけど、時間がなくて続けられない人も多い。それなのに、旧態依然のままでいいのだろうか?レガシーなフィットネス業界の在り方を再定義しよう―。そんな思いが込められているのである。
『LifeFit』は24時間・365日利用できる無人ジムだ。利用開始までスマートフォンアプリを使って最短1分で完結し、休会・退会手続きもワンタップ。初期費用・手数料・休会費も一切かからない。定期利用額はわずか2,980円で、1回500円で都度利用もできる。QRコードをゲートにかざして入場し、すぐにトレーニングをスタートできる。まさにフィットネス業界に風穴を開けるサービスモデルとなっている。
1号店をオープンして以降、『LifeFit』の利用者は累計数千人に上っている。利用者の大部分はジム初心者や、かつてジムの利用を止めてしまった人達だ。レガシーな産業の変革に向けたチャレンジは、今まさにスタートしたばかりである。