株式会社プレジィール

洋菓子の製造・小売販売事業を展開し、近年飛躍的な企業成長を果たしている株式会社プレジィール。同社の歴史のスタートは明治40年（1907年）。創業時の小麦粉を取り扱う製粉事業から製麺事業等にも業域を拡大し、更には現在の洋菓子事業へ発展するという歩みを、100年以上にわたって続けてきた。その洋菓子事業への展開を開始したのは2000年代。わずか約20年の間に、『グラマシーニューヨーク』『オードリー』『タルティン』『ファウンドリー』といったブランドを開発・展開し、現在は年商200億円、年度ごとの売上高成長率約12%を維持するという、まさに躍進を続けているのが同社の姿だ。

『グラマシーニューヨーク』の格調高さ、『オードリー』のかわいらしさ、『ファウンドリー』のナチュラルさ等、当社の洋菓子ブランドにはそれぞれ個性があり、その世界観に共感するファンが多数いる。
同社の商品は、百貨店や鉄道駅構内の洋菓子売り場、空港のショップ等に展開されているが、「記念日の贈り物」「特別な土産物」「特別な日のデザート」として購入するファンを数多く獲得している。それぞれの世界観への共感を得ていること、そして“上質・本物を追求する”という企業としての共通理念に賛同を得られていることこそ、洋菓子メーカーとしての強みになっているという。

同社の事業コンセプトは、多くのお客様に喜びや嬉しさを届けるということ。そのために、トレンドを追うのではなく、時代の流れの中でお客様が求めるものを見極め、それに沿った商品展開やブランド展開を続けているのが同社の特徴。ニーズの“本質”を商品化し、お客様にお届けすることへのこだわりに共感を頂けていることが、当社の成長を支える最大の要因なのだろう。

ブランド開発だけではなく、販売チャネルや出店する場所のイメージを踏まえた店舗の雰囲気づくりと接客、細かな部分では商品に盛り込む材料の形等、総合的な視点から適切な事業展開を心掛ける。その企業姿勢があるからこそ、同社の短期間での業績拡大が実現したのだと言えるだろう。