無駄を省いて効率化!制作物のチェックやフィードバックができるクラウドサービス
『Brushup』は、様々な制作物のチェックやフィードバック等の「やりとり」の生産性を上げるクラウドサービス。
雑誌・書籍等の定期刊行物やチラシ・パンフレット、Webデザイン、食料品・医薬品・生活雑貨等のパッケージを制作する際、クリエイターが作った制作物に編集担当者やディレクター、会社の上長、クライアント等が内容やクオリティーをチェックし、時にはフィードバックや修正指示する。大抵の制作物は、こうして大勢の人で作り上げられる。その時、問題となるのが制作物を送ってやりとりする方法。
昔は制作物を印刷してチェックしてもらう人に郵送やバイク便で現物を送っていた。近年はメールやチャットツールに、ファイルを添付して送りフィードバックをもらうやりとりが一般的だ。しかし、そのやりとりには無駄が多い。
「IllustratorやPhotoshopで作ったデータを、PDFやPINGで出力して制作物をチェックする人へ送る。チェックする側では、ファイルをダウンロードして制作物をプリントアウト。そこに赤ペンで修正内容を書き込む。それをスキャンして、コミュニケーションツールに添付して送る。そんな煩雑な制作物のチェックやフィードバックに関する『やりとり』を、クラウド上で完結するサービスが、当社の『Brushup』です」(代表取締役・水谷好孝氏)。
『Brushup』に制作物をアップロードすると、アクセスを許可された人は誰でも閲覧できる。加えて、ブラウザ上でファイルに直接「赤入れ」ができて、それを見ればクリエイターはすぐさま修正対応ができる。『Brushup』の導入で、制作物のチェックやフィードバックに必要な工程の60%を削減できる。
「コミュニケーションツールでファイルをやりとりするのではなく、ファイルを中心に関係者がコミュニケーションを取るという発想の転換が、『Brushup』のベースにあります。ファイルを中心にコミュニケーションが進められるため、制作の進行管理も劇的にやりやすくなります」(水谷氏)。
制作物単位でファイル管理が可能なため、階層管理すれば探しているファイルへすぐにたどり着ける。ファイルを開けば、これまでのやりとりも全て見られ、プロジェクトの進行具合も把握できる。
「クライアントの会社別に分けたり、クリエイター単位で管理したりと、フォルダ管理すれば、過去の仕事を管理するのにも使えます。メールやチャットといったコミュニケーションツールはタイムライン形式で管理されているため、過去のメッセージを探す際に、情報が混在しているため時間がかかります。『Brushup』を使えば、制作物のプロジェクト進行が全て記録されており、簡単に過去の仕事を探し出せます」(水谷氏)。
シンプルなUI/UXを採用!業務改善ができる社内DXツールとして活用事例
『Brushup』は様々なファイル形式に対応しており、ドキュメントから画像、動画までどんな制作物でも利用できる。IllustratorやPhotoshopといったクリエイターが使うツールのファイル形式でアップしても、ブラウザ上で編集するためほかのメンバーがツールを持っていなくてもチェックとフィードバックができる。
さらに、プリントアウトする必要がないため、印刷代の削減にもなる。
「当社クライアントの事例ですが、制作物のチェックとフィードバックのために、複合機で印刷していたところ、『Brushup』を導入して複合機の印刷代が年間350万円~480万円削減できたという話があります。カラー印刷の場合、1枚当たり15円~20円かかりますし、コピー用紙を保管しておく場所も必要。『Brushup』を活用すれば全て解決します」(水谷氏)。
制作物のプロジェクト管理ツールとして生まれた『Brushup』だが、コロナ禍でリモートワークが普及したことで、業務改善ツール、あるいは社内DXのツールとして導入する企業が増えている。
「ファイルをプリントアウトする必要がないので、複合機がなくても働ける。今、誰がボールを持っているのかチャットを見れば一目瞭然なので、業務の進行管理ができる。ファイルをみんなでチェックすることで情報共有ができ、会議の時間が減る。上長の“はんこ”をもらいに在席しているタイミングを計らなくても済む等、社内DXツールとして活用するケースが増えています。紙の削減は、カーボンニュートラルにも繋がります」(水谷氏)。
『Brushup』は、ユーザーフレンドリーなサービス設計も特徴。サクサクと快適に動きストレスフリーで作業が進められる、ITリテラシーが高くない人でも扱えるように、シンプルなUI/UXを採用している。
「社内DXツールとしての利用も考え、シンプルなUI/UXを意識しています。紙の書類をなくして業務を効率化するツールなのに、実は『Brushup』には『印刷機能』も付いています。社内では『アナログに寄り添う』と表現していますが、やはり紙の書類を使いたい人も一定数いるのは事実。その人達を置き去りにしては、社内DXは進みません。アナログ派の人も使えるツールにすることで、グラデーションを持ってデジタル化に移行できます」
その一方で、クリエイター等のプロフェッショナルな人材が扱いやすいように、細かく設定できるように設計されているのもポイントだ。
Brushupを一緒に盛り上げてくれるメンバー募集中!
コロナ禍が追い風に!リモートワークの普及で大きなビジネスチャンスが到来
2014年に『Brushup』のアイデアを思い付き、2015年にリリースさせた株式会社Brushupの水谷氏。長年、電機メーカーでSEを務めた後、システム開発会社であるフェンリル株式会社に移籍。そこでフェンリルの自社プロダクトとして『Brushup』をリリースした。
「フェンリルのクライアントであったゲーム会社が、100個以上のキャラクターをデザイナーに発注して制作する際、管理に手間取っているのを見て、そこに大きな課題があるのを感じ、『Brushup』のアイデアを思い付きました。最初は単なる業務管理システムでしたが、ファイルを中心にしたコミュニケーションツールへと進化しました」(水谷氏)。
ファイルを中心に人々が集まり、そこでコミュニケーションを進めるのが『Brushup』の現在の姿。今後は、コミュニケーションツールとしてさらに進化させたいと、水谷氏は語る。
「『Brushup』を使って企業と個人事業主が繋がる世界を作りたいと考えています。エントリープランは無料でアカウントを作れます。制作を依頼する企業に有料アカウントを使ってもらい、個人事業主を招待すれば無料アカウントで仕事ができます。今後は『繋がり』を生み出せるようなツールに育てていきたい。繋がりを意識したシステム設計していきます」(水谷氏)。
フェンリルの新規事業としてスタートした『Brushup』は、2017年2月にスピンアウトする形で法人化。サービスをスケールさせるため、スピード感が必要と判断し独立させた。
コロナ禍でリモートワークが広まり、これが『Brushup』に追い風となった。2021年~2022年に公式サイトへの流入が2倍にアップ。サービスへのニーズがある今、一気に事業拡大を狙っている。
「現在、メンバー25名で、エンジニア10名、営業が7名の組織です。早い段階で組織を今の2倍にしたいと考えています。そのために、積極採用を進めています。今は親会社のフェンリルと同じ大阪駅直結のグランタワーにあるオフィスを使っていますが、2022年8月にコワーキングスペースにオフィスを移転する予定です。ベンチャーススピリッツを発揮して、スピード感ある成長を目指します。組織化はこれからです。新しい文化を作っていくのを楽しんでくれる人材、サービスも組織も一緒に作り上げてくれるメンバーを大募集しています!」(水谷氏)。
Brushupで働くこととは?
【スタートアップでしか得られない0→1、1→100】
まだまだ制度等整っていない部分もあるので、
ご自身で考えて頂き、社内に発信する機会が多くございます。
【上場に向けた現場体験】
上場に向けての仕組みづくりや、現場に関わることのできる、
貴重な経験を得ることができます。
【Brushupを通じて商品が世に出る感動】
あの有名な漫画や雑誌、どこにでも販売されている人気商品の
パッケージなど、Brushupを活用されて世に出る感動はこの上なく
働く最高のモチベーションとなります。
【少数精鋭だからこその豊富なキャリア選択】
大所帯では難しい、幅広い業務知識やスキルを身につけることができます。
【最先端のIT技術との関わり】
UI/UXをはじめとした、最先端のIT技術に触れる環境に
身を置くことができます。
株式会社 Brushupの社員の声

30代前半
2017年06月入社

30代前半
2020年12月入社

30代前半
2021年10月入社