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株式会社エイデック

  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系
  • IT/Web・通信・インターネット系

番組WEBサイト制作等で培った技術を活かし事業創出を目指す読売テレビ子会社

残業少なめ

企業について

株式会社エイデックは、テレビ放送に関連したデジタルコンテンツを制作している会社だ。1999年3月、読売テレビ内の映像制作局に属し、番組内に表示させるテロップやフリップ、CG等を制作していた部署が独立。以来、テレビサービスの拡充や関連技術の進歩に合わせて業容を拡大してきた。現在は、『す・またん!』、『情報ライブ ミヤネ屋』、『かんさい情報ネットten.』等、読売テレビが制作する番組に関連する業務を軸にしつつ、行政や一般企業からの受託業務等も行っている。2019年には創立20周年を迎え、社屋の移転、ロゴマークの刷新等、新しいアイデンティティーの構築に向けた動きを開始している。

エイデック社が手掛ける業務は、OAグラフィック、字幕・解説放送、デザイン、データ放送、WEB制作、映像制作の六つに大別される。

OAグラフィックは、番組の放送中、画面に表示するテロップ、スタジオで使用するフリップ、スタジオモニターに映し出す説明用の静止画やパネルのCG、2Dおよび3Dのアニメーション、バーチャルスタジオのデザイン・制作を行う。

字幕・解説放送は、耳の不自由な視聴者やテレビの音を出せない状況でも番組を視聴できるよう、音声を文字や記号で表す字幕放送(事前収録番組に付与する制作字幕・生放送番組に付与するリアルタイム字幕)を制作するほか、目が不自由な視聴者を対象とした副音声による解説放送の制作を行う。

デザインは、番組ロゴや画面に表示させるテロップや見出し等のテンプレート、さらに番組ポスター等の制作を行う。スタジオのセットを担当する美術部門と連動して番組のビジュアルイメージを左右する業務だ。

データ放送は、文字通り、テレビ番組のデータ放送コンテンツを制作するサービスだ。リモコンの『dボタン』からアクセスできるコンテンツで、放送用のマークアップ言語・BMLを使用する。番組に関連したプレゼントや、連動するゲーム等のコンテンツに関する企画・制作・運用・管理までワンストップで行っている。

WEB制作で手掛けるのは、主に、読売テレビが制作する番組の番組ホームページや特設コンテンツ等のWEBサイト制作だ。一般に向けて公開されるWEBサイトの企画から設計、デザイン、開発、制作、運用、さらにAWSを利用したサーバー構築等のインフラ周りまで一気通貫で手掛けている。

映像制作では、テレビ番組に関連した業務とは別に、企業のプロモーションや式典等のPR用映像の制作、商業施設や観光地に設置するデジタルサイネージのコンテンツ制作等を行っている。

以上、六つの領域でデジタルコンテンツ制作を行うエイデック社。9割以上が読売テレビ制作の番組に関連した業務だが、そこで培ったIT技術やデザイン、コンテンツ企画等のスキルを活かし、映像制作やWEB制作の一部では、公共、一般企業等、放送以外の外部案件にも携わっている。今後さらに、従来の枠組みを超えた領域へと事業を広げていくため、社員一丸となった取り組みを始めている。

今後の事業展開を進めるに当たり、エイデック社は2020年に中期経営計画『リボンプラン』を策定した。主体となったのは各事業部門の管理職たちだ。経営層もしくは親会社から下りてきたものではなく、現場を知る社員が、2021年度から2023年度までの取り組みをまとめた。

その骨子となっているのが、グループ会社に頼らない新規事業の創出である。自社のナレッジを活かした事業創出を目的として、事業開発部隊の新設や業務効率化推進、教育制度の確立等とともに、部署間連携の強化、社員同士のコミュニケーションシステムの構築、情報共有の仕組み作り等、企業文化の再構築も含めたプランとなっている。

同社が創出しようとしている新規事業は、従来、映像制作やWEB制作で行ってきた受託制作ではなく、社内で企画を立てて開発し、運用まで行う自社サービスだ。放送に関連する各サービスで培った技術やナレッジを組み合わせることで、一般のサービスプロバイダには生み出せない独自サービスの創出を目指している。

ただ、従来のエイデック社は専門家の集団、その結果として部門間の連携が少なく、縦割りで業務を行うことが多かった。そこで部門間のシナジーを産み出していくため“人と人の繋がりをデザインする”というビジョンを掲げ、施策を立てた。

一つは、事業開発・営業に相当するビジネスプロデュース室の新設だ。従来、制作に携わっていた人材の中から選出。現場の知識を活かして、各部門の技術やナレッジをコーディネートしながら新しいビジネスの創出を目指している。経営推進室 総務経理/HR・情報システムグループ・佐藤遼太氏が語る。

「エイデックが提供している六つのサービスを集約して、外部における不便なことや不満等を解決できればと考えています。弊社はテレビの仕事をしてきました。テレビの視聴者は老若男女、様々な人が見るメディアです。それに耐えうるコンテンツを作れることが強みです。しかも一目で理解できるような情報伝達力は、情報番組で培ってきたもので、一般の映像制作会社にも真似ができるものではありません。そういったハイレベルな技術を活かして、地方自治体、公共団体のプロポーザル案件にも挑戦する等、模索しています」(佐藤氏)。

同時に、部門を跨いだ社員同士のコミュニケーションを活性化させる仕組みも随所にちりばめた。社員同士が気軽に「ありがとう」を伝えられる社内ポイント制度、別部門の先輩・後輩の関係を構築するメンター制度、社内部活の奨励等である。その企画や仕組み作り、導入や運営等も、各部門から募った有志が担っている。ポイント制度を運用するためのプラットフォームは、同社のエンジニアがフルスクラッチで開発した。こういった社内横断的な取り組みを通じて、相互理解を深めシナジー効果を高めていく考えである。

こういった取り組みの背景について語るのは経営推進室 室長 兼 放送制作室 室長補佐・小島澄人氏だ。

「近年、テレビメディア広告費とインターネット広告費が逆転しました。当社に限らず、テレビ業界そのものがビジネスモデルを再構築する必要に迫られ、コンテンツホルダーへの転換を図っているところです。そういった中で、番組に関連したデジタルコンテンツを制作している弊社にも変革が求められています。ただ、当社は直接番組制作に関わらない分、従来の業界構造に縛られず自由に動くことが可能です。ITやデザインを中心に新たな事業領域を開拓していきたいと考えています」(小島氏)。

中期経営計画に則り、新たな事業創出に取り組み始めたエイデック社。既存事業を継続しながらの取り組みのため、マンパワーの充実はこれまで以上に重要な課題だ。

特に今後、業務量が増えていくのがWEB制作を担うデジタル開発室。新規事業創出のために必要な研究開発の時間を確保するための業務効率化や、社外に営業するための環境整備が欠かせない。そこで、RPAによる業務自動化、ドキュメント管理システム、日報システム等の開発が計画されている。これらのシステムは、社内導入・運用を経て外販できるリソースに育てていきたい思惑もある。同部門の体制強化は、今後の同社の事業成長を左右する最重要課題だ。

デジタル開発室は、ディレクター、デザイナー、コーダー、WEBエンジニアで構成される12名の部署(2022年4月現在)で、リソースが不足し始めている状況だ。

「幅広く仕事ができることが魅力です。特にWEBエンジニアは、サーバーからバックエンド~フロントエンドまで担い、特殊な技術を使うデータ放送部門とも一緒に仕事をする機会がある。様々な経験を積んで幅広いスキルを身に付けられます。また、プログラマからPM等へのスキルチェンジ等も可能です」(佐藤氏)。

ビジネスモデル、組織体制、さらに企業文化の再構築に取り組む同社が、全ての職種に求める要件は三つ。一つ目は自発性と自律性だ。指示されたことをこなすだけでなく、自ら必要なことを考えて動ける人材を求めている。二つ目は、コミュニケーション力だ。親会社のテレビ局をはじめ、クライアントとの窓口になったり、アルバイトや派遣社員等をまとめる機会が多いため必須要件だ。最後に求めるのが向上心だ。

「特に、デジタル開発室は技術が必要な部署です。新しいサービスを生み出すためにも社内の環境を活かして貪欲に成長してほしい。会社としても、積極的な社員は支援します。新たに資格取得支援制度もスタートさせる予定です。AWSの管理資格を取ったら、一時金を出す、手当も付ける等の施策を考えています。手ぶらで外から仕事を取ってくることはできませんので、まずは人材育成に注力したいと考えています」(小島氏)。

以前から各部門のOJTは非常に充実しているため、配属部門での専門スキルを磨く環境は充実している。そこに部門横断的なメンター制度を取り入れることで、より広いナレッジを吸収しながら会社の雰囲気にも慣れていける。

テレビ業界というとつい身構えてしまいそうになるが、2020年・2021年の2年連続で離職率3%以下という低い水準にも表れている通り働きやすい環境だ。残業時間も月平均10時間以下。月あたり一定の頻度で実施できるテレワーク制度も導入している。SSL-VPN等のリモートアクセス技術やグループウェア等を導入し、在宅でも会社にいるのと同じような働き方ができる環境が整備されている。

「IT業界というと客先常駐も多いと思いますが、弊社は、まずそれがありませんし、2019年に完成した社屋にはグループ会社の従業員2,000人が出入りすることから、休憩室や食堂、カフェテリア等の設備も充実しています。大阪城公園の眺めも抜群なので、働く環境としては申し分ありません」(小島氏)。

小島氏をはじめ事業を牽引するマネージャー層や、人事等のコーポレート部門に当たる経営推進室のメンバーのほとんどは、制作の経験をもつ社員のため、現場で働く社員の気持ちが分かる点も働きやすさに繋がっている。社員同士で感謝の気持ちを伝え合うポイント制度やグループウェア等の新しい取り組みが定着すれば、より風通しの良い社風が築かれていくだろう。安定した環境で、エンジニアとして、クリエイターとしてやりがいをもって働ける。エイデック社は、関西の中でも非常に貴重な経験が得られる会社だ。

インタビュー

株式会社エイデックのインタビュー写真
デジタル開発室 部長・鹿野 郷晶氏 新卒でソフトウェア会社に入社。約8年間、主にVisual Basicの開発に従事。化粧品メーカーに転職し社内SEとして11年間、業務支援系のシステム開発や、ECサイトをはじめとするWEB系の開発に従事。また、開発だけではなくPMも兼任。その後、WEB制作会社に転職し、PMとしてWEBサイト制作の企画や管理業務全般に携わる。2017年、株式会社エイデック入社。自治体が管理する都市公園内の交通移動システム等の開発を経て、2021年から現職。

── ご入社の経緯をお話しください。

私は2社目のメーカー時代にPMとプログラマーを兼ねる形で業務を開始し、3社目のWEB制作会社ではPMとして働いていました。1社目の頃からお客様と交渉するような機会が非常に多かったこともあり、そちらの方に適正があるのかなという思いもありました。

しかし、ITの技術は年々進歩していますので、このままずっとPMをしていたら、技術的に置いていかれるという危機感が募り、プレイヤーとして動ける機会を求め転職しました。

転職先をエイデックに決めたのは、アクセス数の多いシステムを扱っているからです。エイデックは放送局のシステムを扱っています。番組のWEBサイ... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社エイデック

業界

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > 広告・デザイン・イベント

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > 放送(テレビ/ラジオ)・音楽・芸能

企業の特徴
残業少なめ
資本金

1000万円

設立年月

1999年03月

代表者氏名

代表取締役社長 藤原 伸一

事業内容

放送業務全般 テロップ/フリップ/CG/デザイン/データ放送/字幕制作・インターネット事業関連 ホームページ制作

株式公開(証券取引所)

非上場

主要株主

讀賣テレビ放送株式会社(100%)

従業員数

114人

本社住所

大阪府大阪市中央区城見1丁目3番50号 読売テレビ本社 west wing 7階

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