株式会社MAZIN

株式会社MAZIN（マジン）は、日本のものづくりを支える熟練技能者をAI化することで人材不足を解消しながら、世界中の工場の自動化を目指す製造AIプラットフォームのサービス企業です。

製造業は今、日本のGDPの約20%を占める巨大産業でありながら、95％の工場では人手が不足している状況です。中でも50%以上の工場で熟練技能者が不足しており、問題が深刻化しています。

そのような背景で、工場の人手不足解消に向けたAI利活用は超成長市場となっていますが、製造業でのデジタル人材不足も同時に発生しておりなかなかうまく進んでいないのが実態です。

MAZINはこの技能者不足問題を解決するべく、多岐に渡る技能者の「技能」をAI化するアルゴリズムとそれらを工場で利用可能にするインフラを統合した製造AIプラットフォームの研究開発および販売を一気通貫で行っております。

ものづくりを支える現場を変える。そんなスタートアップにおける一桁メンバーとして事業・組織を創るチャレンジしたい方を求めています。

MAZINは、リクルートでAIエンジニアをしていた角屋と日立研究所での研究員を経て工学博士を取得した内山の2名の技術者により、研究開発により大きなビジネスを生み出す会社を作りたいという想いで2018年6月に創業されました。

創業後はしばらく製造現場へAI/IoTのシステムを導入するプロジェクトの受託研究開発を行っておりました。もともと製造現場の経験はなかった創業者ですが、これらのプロジェクトを通じて多くの工場に足を運ぶ中で、人々の生活を根幹から支えている製造業のスケールの大きさやものづくりの技術に魅了されていく一方で、人手不足や高齢化により衰退していくかもしれないという懸念も感じるようになりました。

また、多くの工場にAI/IoTのシステムを導入していく中で、工場や作っているものは違えど課題感として抱えていることは似通っていることに気づきました。その気付きを基に検証を重ねていく中で、技能は加工法別（金属を削り取る切削加工やプラスチックを固める成形加工など）にグルーピング可能でそれらをソフトウェアとして提供することに強烈なニーズを確信するようになりました。そこで、MAZINは切削加工/成形加工/研削加工などにまつわる技能のAIを開発してそれらをサービスとして提供する製造AIプラットフォームの研究開発を始めました。

世界で高い評価を受ける日本のものづくりの品質水準とブランドイメージは、今もグローバルで十分に闘える強さがあります。日本の工場ですでに活用され始めているMAZINのサービスは、海外からの引き合いも受けており、近年中のグローバル展開も視野に入れています。

国内のトップベンチャーキャピタルを中心に資金調達を進めており、2023年には一気に事業を加速させるフェーズを迎えます。国内外に製造AIプラットフォームはいくつかありますが、技能者AIの研究開発を中心に据えている企業はなく注目を集めています。

大手メーカー系研究所の出身者やリクルート/DeNAなどのWeb系企業出身の技術者を中心とした、平均年齢31才の若いメンバーの力でスピード感を持って事業が立ち上がりつつあります。個の専門性を活かしてチームで成果を出すプロフェッショナル志向の組織のため、大きな裁量を持ち活躍できる環境です。ビジネス組織はThe Model型を採用しており、テクノロジー組織もアルゴリズム開発とシステム開発の2チーム制で構成されており、それぞれ役割を明確に持ちながら事業を進めています。

MAZINは若い会社ながら、創業時から工場に向き合い続けてきた会社です。だからこそ、工場における現場感覚とAI技術などのモダンテクノロジーの融合を実現しています。

未来の工場の在り方を実現していく点に共感いただき、素晴らしいチームを共に形作っていただける方からのご応募を心からお待ちしています。