代表取締役社長　藤井 伸弘氏

ご略歴をお教えください。

小学2年生から野球を始め、高学年の頃には全国大会に出場するまでになりました。本気でプロ野球選手を目指し、高校は地元大阪に入学して、甲子園を目指す夏の大会では地方大会の3回戦まで進出しました。PL学園や大阪桐蔭といった全国優勝常連校が居並ぶ中での3回戦進出は相当なレベルであったと思います。その後、体育大学に進学。しかし、1年の時に足に大けがを負い、プロ選手レベルのハードな練習ができなくなってしまったのです。野球の道は断念しました。 その代わりでもないですが、インターネットをしていて「なぜ無料でサイトを見ることができるのか？」という疑問を契機に、ネット広告に興味を持ったのです。そして、アフィリエイトの存在を知り、自分もサイトを立ち上げて広告を貼り始めました。そうしていくうちに、月に80万円ほどをコンスタントに稼げるようになったのです。学生時代はもっぱらこれに熱中し、卒業後はそのままアフィリエイトビジネスを手掛けようかと思いました。しかし、人脈や社会経験を積んでからでないと大成できないように感じ、新卒でアフィリエイトサービスやメディア事業を手掛ける東証マザーズ上場の会社に入社します。そこで6年半ほど知識や経験を積み、2015年に独立しアフィリエイトメディアの会社を共同創業すると共に、メディアハートという個人会社を設立しました。 アフィリエイトメディアの会社でアフィリエイターとして日本一の収益を達成しましたが、複数の事業を自分自身で展開したいと思い、メディアハートをMagnifiに社名変更して、現在の事業展開に至っています。

大切にしている信条についてお教えください。

「夢にも思わなかったことを現実にする」ということです。 高校時代、野球部で常に試合に出場し活躍できるよう、テスト期間も自主的に素振りをする等、自分なりに努力をしていました。夏に行われた大会の大阪地区予選の3回戦。相手は強豪校で、ピッチャーの球速が150㎞台と速く、6回までノーヒットの状態が続いていたのです。私はベンチスタートでしたが、この回に代打を命じられました。無心で初球を強打すると、ツーベースヒットを打つことができました。すると、俄然チームに活気が出て、0対4のスコアを3対4まで追い詰めたのです。あと1本が出ず残念ながら負けましたが、どんなに強い相手であっても努力して挑めば突破できないことはないことを体験しました。これが原体験となり、どんなことであっても最初から「できっこない」と諦めてかかるのではなく、チャレンジしてみるというマインドセットを持つようになったのです。 好きになると突き詰めるタイプで、ゴルフはベストスコア73のレベルに達しました。そこから、色々な方に誘われてラウンドする機会ができ、2016年にマスターズで優勝したD・ウィレット氏とイギリスでゴルフラウンドと食事の機会に恵まれました。 また私は世界三大高級時計メーカーの一つでもあるスイスの高級時計のマニアなのですが、愛好者のコミュニティがあります。そこには著名人も数多く参加しており、ネットワークづくりの拠点となっています。 いずれも、闇雲にアプローチしているわけではなく、自分がしっかり準備をした上で戦略的にアプローチを行えば、「夢にも思わなかったことも現実にできる」ことを身をもって立証したわけです。これが自分の成功哲学になっています。

藤井さんの仕事観をお聞かせください。

自分が考えて仕掛けたことが多くの人に認められ、受け入れられ、結果的に評判や売上になって現れる。このプロセスにワクワクしています。 「石橋を叩いて渡る」ということわざがあります。私の場合は、「渡れない橋は渡らない。渡れる橋を全力で走り抜ける」ですね。渡れるか渡れないか、見極める力も大きいように思います。

社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。

仕事で成果を上げ、やりがいを感じてもらい、いいマインドの状態で週末のプライベート時間も充実させてほしいと思います。そして、月曜日の朝をワクワクして迎えてほしい。そのような、オンもオフも充実した日々こそが楽しい人生なのではないでしょうか。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

好きなこととしては、B級からA級までのグルメとしておいしい店で食事をすること。スポーツはゴルフやジムにキックボクシングもパーソナルで受けています。あとはサウナ、時計、シガー、歌うことも大好きで、実はEXILEボーカルオーディションにも参加したほどです。とにかく、好きになると突き詰めなければ気が済まないんです。