代表取締役 西木 昌江氏
1982年生まれ。情報誌を出版する媒体企業でグラフィックデザイナーとしてキャリアをスタート。東京への移住を機に美容医療業界への転職を志し、美容クリニック運営企業に転職。マーケティング業務のほかエステサロンを対象としたコンサルティング業務を経験した後に同業界のクリニック事業会社に転職し、マーケティング部の責任者となる。その後、前職で共に勤務していた取締役・橋本唯氏と同社を設立。最初に、ご自身の経歴について教えてください。
学校を卒業した後に、ライティングとDTPデザインを学び、大阪で情報媒体を手掛けるプロダクションに入社しました。そこでは主にグラフィックデザインを担当していたのですが、あるタイミングで編集ライティング職に異動。後にデスクのポジションになりましたが、夫の転勤を機に東京に移住することになり、以前から興味のあった美容医療業界への転職をしようと思うようになりました。そこから美容クリニックの運営企業、スキンケアクリニックでの勤務を経験しながら、マーケティング領域の業務経験を積み、当社を設立するに至りました。 昔から、私は何か一つの道を極めることよりも、より大きな視点で物事の根本に関わるような行動をしたいという志向性でした。キャリアを通しても、一つの業務領域を専門とするのではなく、課題を解決するために根本を変えたいと常に思っていましたので、そこから自然と企業経営というものに興味を持つようになったんです。
御社の設立の経緯について教えてください。
私がキャリアを築く中で常に思っていたのは、人の役に立ちたいということでした。マーケティング領域の仕事を経験し、課題を解決することで人の役に立ち、それによって対価を得られるということにもやりがいを感じていましたが、企業経営の部分に携わるようになるにつれ、よりエンドユーザーへの価値提供に重きを置くべきだと考えるようになったんです。そのためには、より経営に近いところでユーザーの役に立つ行動をしたいと思い、起業することを決意しました。 また、設立に当たっては、クリニックの運営に関わらせてもらった経験から得た知見を基に、その経営のあるべき姿を常に考えていましたので、それを実現させたいという思いもありました。ユーザーの役に立つことで売上を上げ、その利益を還元しすることで従業員の役に立つこともできる。そんな理想を叶えたいという思いが、当社設立のきっかけになっているんです。
企業を経営する上で、大切にしているのはどんな考えですか？
私が考えているのは、ユーザーに対して誠実であることが一番大切だということです。その誠実さを失ってしまうと、そこで働く社員達にも「この業務を遂行するのは本当に正しいのか」という疑問が生じますし、結果的に企業としての力を失ってしまいますので、その誠実さというものはとくに重要な経営方針として捉えています。 また、マーケティングという事業に取り組む上でも、誠実に取り組むことはとても重要だと考えています。売上を上げることだけを考えて商材やサービスを考えるような不誠実な取り組みを続ければ、その会社は滅びる運命にあると思っていますし、真のニーズを捉えた誠実なアクションを起こすことが私達の役割なんです。その思いを体現しているのが当社だと信じていますし、私が大切にしている当社運営の上でのコンセプトは今後も強く意識していきたいと思っています。
自社の事業にはどんな特徴があるとお考えですか？
何よりも、ユーザーの支持を得ることでビジネスを拡大できている部分に特徴があると思っています。取締役の橋本は、SNSの運用について非常に豊富な知見を持っていますが、近年のマーケティングにおいてはSNSを通した繋がりによる支持や共感という側面が非常に大きな要因になってきていると思っています。 ユーザーの多くは、例えばある商品を紹介する際に「この商品はここがいい」「こんなに安い」というメッセージよりも、その商品が持つストーリーや思いに共感することで動いている、という実感があります。また、ユーザーの意見を反映することでその企業への期待値も高まりますし、思いを支持されることで事業が成り立つ、という傾向は強くなっているのではないでしょうか。 その支持がある限り、当社はビジネスを維持・拡大することができると思っていますので、ユーザーに寄り添った姿勢で事業を展開していくことを続けていきたいと考えています。
最後に、転職者に向けてメッセージをお願いします。
これからキャリアを積んでいく上では、1年後、3年後、5年後の自分の姿をしっかりとイメージしながら、行動することが大事だと思います。今の環境ではそのイメージが実現しないと思うのであれば、是非当社に来ていただきたいと思っています。 私自身、これまでのキャリアにおいて苦しい時期もありましたし、仕事と子育ての両立に苦労もしてきました。当時の私と同じような境遇にある人は応援したいですし、社員のライフスタイルを維持しながら、かつ質の高い成果を上げるためのバックアップは惜しまない考えです。 今の時代、マーケティングやクリエイティブ、システム関連の仕事に関しては“できないことはない”というのが私の考えです。当社は、得意分野を持ったメンバー達がお互いを補完し合いながらチャレンジを続けています。この環境で自分らしく働きたい、自身の強みを発揮して理想の姿に成長していきたいという方を、心からお待ちしています。
