D-bas株式会社

新横浜にあるD-bas株式会社は、エンターテインメントの仮想空間を創り出すプロフェッショナル集団だ。2016年11月の設立以来、ゲームタイトルや、遊技機の3Dグラフィックデザイン制作を主に手掛けてきた。
【事業内容】
・ゲームソフトの企画、製作および販売
・画像、映像の企画、制作および販売
・コンピュータグラフィックスの企画、制作および販売

「高品質の技術、精鋭な開発で、クライアントの要求に応える会社を目指す」を事業の基本方針に掲げるD-bas。主な顧客はゲーム業界、遊技機業界、エンターテインメント業界で、以下の領域を中心に幅広いエンタメコンテンツを制作している。
・スマートフォン、コンシューマ等のゲームの映像開発
・アニメ、遊技機等の映像開発
・フルCG、モーションキャプチャー、実写合成

特にこだわっている点は、事業方針にもある「高い品質」だ。映像の力でどれだけ情動を与え、感情を大きく揺さぶれるか/動かせるかを日々追求している。

CEOを務める井上雅晴氏は、1954年生まれ、横浜市の出身。レコード会社やキー局での番組制作を経て、フリーのプログラマに転身した。その後、ゲーム会社に就職して独立し、20年以上にわたり映像とゲーム制作に携わってきた。

「エンタメの世界で生きることは、ごく当然なことでした」と井上氏は語る。祖父は歌舞伎役者、母は女優、父はコメディアンという芸能一家に生まれ育ち、子どもの時からエンタメと隣り合わせで生きてきた。そのためエンタメの道を進むことは、ごく当然のことだった。

家族はどちらかというと伝統的な娯楽に携わっていたが、井上氏はテクノロジーを活用した、新しい娯楽の形を追い求めてきた。レコード、ラジオ・テレビ制作、舞台演出等、様々なエンタメ業界で実績を積んだ後に転身したゲーム業界は、音楽・コンテンツ・映像が全て結び付き、さらにはそれらがテクノロジーによって進化し続ける、いわば最先端の娯楽。「まさにここが自分のHOMEだ」と感じたと当時を振り返る。

D-basは3DCGデザインに強みを持つ制作会社として知られ、これまで数々のビッグタイトルのゲーム制作に携わってきた。高品質な仕事が信頼に繋がり、継続して安定的に仕事を依頼されている

強みは人材だ。3DCG（Maya、Unity、Unreal Engineの環境）の経験豊富な人材が揃っている。「D-basならテイストを決められる」と信頼され、メーカーでもあるクライアントからデザインの品質管理を依頼されるほど。単に技術が高いというだけでなく、クライアントの表現したいイメージをプロとしてデザインに落とし込み、期待を上回る提案が可能。そのためリピート率は極めて高い。

どんどん進化を遂げるCG技術だが、特にエンタメ・仮想空間の演出においては、VTuberや、xR領域での3DCGの需要が拡大している。現在のD-basはゲームの特定の部分の受託制作が中心だが、世界でも最先端をいくゲーム業界で培った高いCG技術を活かし、今後はゲームに限らず、エンタメ・仮想空間の表現者として活躍の幅を広げていく。いずれは自社タイトルを提供する構想もあり、その実現に向けて体制を強化しているところだ。

今回の採用ではデザイナーとプログラマを想定しているため、業務内容等を簡単に説明しておこう。

デザイナーは、ゲーム開発におけるキャラクターモデル、背景、アニメーション、エフェクト等の制作や3DCGデザインを担当する。現在、数名規模のプロジェクトが複数進行中で、特にキャラモデリング、モーション等のニーズが強い。Mayaの使用経験者をはじめ、「CG歴は浅くてもデッサンには自信がある」という人も活躍できる。

プログラマは、各種開発プロジェクトにおけるゲームコンテンツ開発を担当する。現状は、コンシューマ、スマートフォン等のプラットフォーム開発の需要が拡大中。また、今回のプログラマ採用は自社タイトル開発に向けての布石でもあり、D-basの新しい未来を切り拓いていくポジションだ。プログラマとしての慣習にとらわれることなく、やりたいことにどんどん挑戦できる。

2021年10月時点の従業員は36名で、平均年齢は30代後半、男女比は8：2となっている。中途採用者の比率が高く、今後は新卒や若手の採用を強化していく方針だ。離職率は10%未満。

「発展と安定のために技術を伝承する」の理念の下、教え合い、競い合う職場づくりを行ってきた。D-basでは毎年、社内コンペを開催し、多くのメンバーが楽しみにしている年間行事となっている。企画への応募は自由で、優勝者には賞金も出る本気のイベント。このような機会を通して、自社提供タイトルをつくっていく土壌とする考えだ。

業務で使用するPCは、アサインプロジェクトにより決定する。モニターはデュアルモニター可。働き方はプロジェクト次第だが、リモート勤務や時差出勤にも対応している。帰社日は月1回（第3月曜日）。

表彰イベントが年に1度ある。一般的な社内表彰制度ではクライアントからの評価や成果等、大きな仕事や目立つ人にスポットライトが当たりがちだが、D-basは一人ひとりが活躍し、成長し、互いに思いやりを持った組織でいることを大切にしている会社だ。この表彰イベントでは、日頃の社内コミュニケーションを行う中で、社歴や役割に関係なく、努力と成果を出したメンバーを表彰する。

最期に、職種ごとの応募条件について述べておこう。

デザイナーは、3DCGアーティストとして1年以上の実務経験と、CGツールの使用経験が求められる（Maya、Photoshop、Unity、MotionBuilder等）。

また、プラットフォームやオンライン/オフラインを問わず、ゲームのキャラクターモデリングや背景モデリング、アートディレクションの経験があれば歓迎される。リーダー経験や、外部会社と連携してグラフィックデータを作成した経験も活かせる。

プログラマの場合は、下記いずれかの開発経験があること。
・C++/JavaScript/C#のいずれかのオブジェクト指向型言語での開発経験
・3Dのゲーム開発経験（プラットフォーム不問）
・Unity3D、Unreal Engine等のプラットフォームでの開発経験