NFTの市場は近年、世界中で急速な発展を遂げている。そのきっかけになったのが、NBA選手のトレーディングカードをコレクションできるデジタルプラットフォーム「NBA Top Shot」の登場だ。2020年にローンチされたばかりのβ版のサービスだが、人気選手のカードが高額で取引される等、一大ブームを巻き起こし、わずか数ヶ月で流通総額800億円を超える一大サービスに成長した。デジタルアートの分野でも、2021年3月にアメリカのオークションで一つのデジタルアート作品が約75億円で落札され、デジタルアート時代の幕開けとして、大きな話題となっている。
同社が現在、急ピッチで進めているのが、「NBA Top Shot」をベンチマークにした、独自のデジタルトレーディングサービスを構築する計画だ。世界中のファンが収集したくなる新たなサービスを創り出し、日本のIPコンテンツをグローバルに展開するためのプラットフォームに育てたいと考えている。最新の技術を使いながら、ファンの心を動かすことにフォーカスし、日本のIPコンテンツが持つ感動と価値を、世界中に広げる計画だ。