株式会社ジェイメック

現在では様々な医療シーンで活用されているレーザー・光治療器だが、日本で活発に使われるようになったのはここ10数年の話。そして、こうしたレーザー・光治療器にいち早く着目し平成7年より米国等から製品を輸入し日本で販売を始めたのが株式会社JMECだ。<br /><br />同社は、設立以来"for the patient's smile"をミッションとし、常に医学的根拠にこだわり最新のレーザー・光治療器およびそれに付随する美容医療製品を日本に紹介し続けている。同社の商品は医師の指導の下、医療機関で活用されており、軽度の火傷痕やシミ・ソバカスなどの治療や、脱毛などに用いられるレーザー・光治療器が同社の主要商品となる。また、治療を受けている人に対して有効な基礎化粧品（メディカルコスメ）なども取扱っている。同社は美容医療機器業界で約４割のトップシェアーを誇っており、業界内では圧倒的な知名度がある。また、同社では現在自社製品の開発・製造やドクターとの共同開発による家庭用美顔器やレーザー治療器の開発など、自社ブランド製品による新たなフィールドにも挑戦している。<br /><br />会社設立第1期には1億5千5百万円ほどだった売上高も第1８期である20１３年6月期では３０億４千３百万円と驚異的な伸びをみせている。同社は、治療器の販売・メンテナンスやメディカルコスメ等の販売に加え、「アンチエイジングセミナー」や「大学・総合病院における光線治療セミナー」などの各種セミナーを開催するほか、２０１２年には新たな試みとして和歌山県立医科大学に美容皮膚科の寄付講座を開設するなど、皮膚科学、美容皮膚科学の進歩に貢献している。

同社の顧客は医師などの専門家ですので、取り扱う製品も専門性の高いものとなりますが、中途採用者は医療系企業の経験者に限定はしていない。現在就労中の社員も、別業界からの転職者が多いという。入社後はレーザーに関する専門研修だけでなく、皮膚や皮膚疾患に関する研修が用意されている。また、専門研修だけではなく、キャリアパスに基づく階層別研修や自己啓発研修も用意されている。人事制度も平成25年7月1日付で役割等級制度に改変し、勤続や扶養家族などに関係なく業務の重要度・難易度に応じた公平公正な報酬体系になっている。<br /><br />同社には東京本社以外に札幌、名古屋、大阪、九州に営業所があるが、人事制度上の転勤あり・なしのコース選択ができるため、他社に比べると転勤の可能性は低いといえるだろう。<br /><br />活発に意見交換がされる同社内では、「この件どうしましょう？」という指示待ちの受身で仕事をする社員はあまりいない。問題に対して自分なりの解決策を考え、それを上司に相談する。上司へ遠慮なく質問ができ、忌憚なく意見具申ができる風通しの良い社風だ。

美容医療業界の特性は不況に強いところだ。景気の低迷が長引くと一般家庭では最初に食費や交通費などが節約されるが、女性の場合、化粧品の購入を控えるのはいよいよ後がない状況になってからのようだ。事実、リーマンショックの際も影響が出始めたのは6～８ヵ月経ってからで、「いつまでも若くありたい」と願う美意識への思いがうかがい知れる結果となっている。また、高齢化も追い風となっており、美容医療業界は老若男女を問わず必要不可欠な存在になりつつある<br /><br />「新しいことに挑戦できるチャンスが誰にでもある会社なので、ぜひ大志をもって当社の門を叩いてください。」と西村社長は言う。世の中の役にたてて、自分も成長できる同社なら頑張りがいがありそうだ。