株式会社キャパ

株式会社キャパは、1982年にCAD専門のソフトウェアメーカーとして創業した企業だ。製造業・建設業向けCADシステム開発の豊富な実績をベースに、近年では3Dモデルシステムの受託開発やAR/VR、 IoT等の先進技術を活用したソリューション提供にも注力。またCADツールの自動化を可能にするRPA自社製品の開発等、時代に即した事業展開も行い、堅調に売り上げを伸ばしている。2018年から3年連続増益・増収を達成し、今期は見込みだけで前年売上比200%に達する勢いだ。その背景には練られた「ブルーオーシャン戦略」が活きる。ニッチな市場を探求し、持ち前の技術力を駆使して素早く事業展開を行う経営方針だ。
今後労働集約型から資本集約型ビジネスへ転換を図ろうという同社は、推進力となる人材を求める。

CADとは、コンピュータを用いて設計作業を行う設計支援ツールである。CAD開発に38年の実績を持つ同社では、CAD開発と業務システム開発での一次請けが受託事業の50%～70％を占める。要件定義・設計の上流工程を中心に、実装からテストまで一貫した対応が可能だ。
同社では差別化による高収益実現のために、市場のニーズや潮流の先取りに注力している。近年の具体例としては、Webサービスでの3D表現とBIM/CIMの受託開発が挙げられる。

BIM/CIMとは、構造物や地形等の3次元化システムだ。シンガポールでは5,000㎡以上の建築申請でBIMデータの提出が義務付けられ、日本では建設・土木業界におけるICT活用の一環として国土交通省主導によってBIM/COMの活用が推進されている。
このような潮流をいち早く掴み、他社に先駆けてBIMの受託開発体制を整えた。現状、東京に本社を置く同等規模のシステム受託開発会社で、BIM案件を手掛ける企業は同社1社のみ。IT化が遅れる建設業界から引き合いが急増している背景だ。

Webサービスでの3D表現では、ゲーム開発に多用されるUnityを建設業向けVRコンテンツに活用する等、技術的なチャレンジに積極的だ。

このように、持ち前のマーケティング力と技術力で独自のビジネス展開を行い、イノベーションを起こすサービスを提供している。
CADやBIM/CIMを知らないエンジニアは多いかもしれないが、同社によれば入社後に充分学んでいけるので心配はいらないという。
何よりもこれまで培ったPMや開発の経験を同社の業務に活かして、さらなる成長を遂げて欲しいと考えている。

社風を尋ねると、代表吉良氏をはじめインタビューした社員達からは「雰囲気が温かく明るい。社員の人柄が穏やかで優しい」との声が口々に上がった。
新卒では文系学部出身のエンジニア採用が多く、中途採用ではコミュニケーションスキルに注目している。

「成長」は特にこだわりを持つ部分で、同社では学習支援に力を入れている。
技術書・ビジネス書等の購入費用は全額会社負担、schoo（動画学習サービス）、社内勉強会、資格取得支援制度と枚挙にいとまがない。
エンジニアからも、書籍購入の全額負担制度は嬉しいという声が多く聞かれた。
積極的に学び、新たな技術を身に付けたいと願うエンジニアにとって魅力的な環境ではなかろうか。

吉良氏からGreenユーザーへ向けて「ちょっと変わった仕事ですし、BIM/CIMといった聞きなれない用語が出てくることもあって、堅いイメージを持たれるかもしれません。しかし意外に柔らかい会社なので、構えずにご応募ください。皆さん、どうぞよろしくお願いいたします！」とのメッセージが寄せられた。
福利厚生の充実と労働環境整備に気を配り、社員の働きやすさを追求する同社。その中で、他では得難い技術と知見を身に付けていける。大手の安定性と働きやすさを持つ一方で、ベンチャーの先進性・スピード感を発揮する稀有な企業だ。
成長意欲の高いエンジニアに、是非とも薦めたい。