株式会社フューチャーリンクネットワーク

株式会社フューチャーリンクネットワーク（FLN）は、2000年3月設立以来、「地域の活性化を継続的かつ発展的事業の形で実現することで、社会に貢献する」という企業理念をもって事業を推進しています。

少子高齢化という社会課題に対して、（1）付加価値情報の流通による地域の多様性創出（2）自治体のマンパワー不足に対する官民協働の推進、という2つの軸で（1）地域情報流通事業（2）公共ソリューション事業の2事業を展開しています。

FLNのビジネスモデルは、直営地域でのフィジビリティ検証後に全国展開を行うという原則をとっています。
その中心にあるのは、ローカルWebマーケティングサービス「まいぷれ」というプラットフォームを軸とした事業です。
地域のスモールビジネスのDXを推進し、そこから経営支援にまでつなげます。
また、地域に特化していることを強みに、自治体と連携するプロジェクトやナショナルクライアントのエリアマーケティングなど、派生ビジネスにまで展開しています。
これらの直営地域でのノウハウを蓄積、標準化、システム化し、全国の「まいぷれ」を運営しているパートナー企業に展開し、全国にスケールしていくという事業になっています。

■地域情報プラットフォームとしての価値
FLNが運営する「地域情報サイト まいぷれ」は、地域に特化した情報を伝えるサイトです。安さ、値段、便利さといった単なるお店の情報を伝えるだけでなく、そこにしかない付加価値（＝付加価値情報）を提供することにフォーカスしていることが特徴です。
この「地域情報サイト まいぷれ」に加えて、Google Mapや各種SNS、リアルな場、ヒューマンインタフェース、あるいはAIといった「多様な情報の出口」で「地域の付加価値情報」を流通させているのが、FLNのつくる地域情報プラットフォーム「まいぷれ」です。情報流通を促進することで地域の多様性を創出し、地域活性に取り組んでいます。

さらに、このプラットフォームを利用する対価として、地域の事業者から月額数千～数万円の利用料をいただくことが、FLNの収益柱の1つとなっています。サービス内容は、シンプルな情報発信から、運用代行サポート、さらに踏み込んだ経営支援まで多岐にわたります。こうしたスモールビジネスの支援を通じても地域活性に寄与しています。

■運営パートナーモデルによる全国展開
FLN事業の特徴の1つが、パートナーモデルによる全国展開です。全国の各市区町村に運営パートナーを作ることで、「まいぷれ」事業を全国に広げています。パートナー社数は150社以上にものぼり、地方のシステム開発会社や印刷会社など既存事業をもつ中小企業から、この事業で新規創業する個人事業主まで、あらゆる業態の企業が「まいぷれ」事業に参入し、各地の地域活性を担っています。各地での営業活動は主に運営パートナーに担っていただき、FLNはスーパーバイジングやシステム開発、直営での新しい取り組みを行うという役割分担で事業を展開しています。

■プラットフォーム運営体制を活かした公共ソリューション
さらに、これらのプラットフォームの運営体制や地域に根付いた足回りを活かし、主に自治体などの公共（Public）に対して官民協働のソリューションを提供しています。官民協働による情報配信やふるさと納税業務支援、地域共通ポイント、インフォメーションセンター、IPDCによる災害情報伝達、自治体DX推進など多岐にわたるソリューションで、公共の課題解決に挑みます。

■今後の成長戦略
地域情報流通事業は、幅広い顧客層をもつため、そのマーケットは広大で400万社を超える市場があると考えています。まだまだ顧客を増やせる可能性を秘めています。さらに、それらの地域の事業者に対する経営支援機能としても、現在提供している助成金活用支援や事業承継支援のみならず、新規開業支援や人材採用育成支援など、そのラインナップを拡充していく計画です。
また、運営パートナーにおいては、新規パートナーを増やすことはもちろんのこと、既存パートナーへの経営支援を強化し、全国での事業展開をよりスピードアップさせていくことに取り組んでいます。
さらに、既存事業の成長に加え、地域のカタログギフト事業などの新規事業や、公共領域での新しいソリューションなど、地域活性につながるあらたな取り組みも展開していくことで、中長期での高い成長性を実現していきます。

2025年8月31日時点の従業員数は163名で、平均年齢は35歳。男女比は男性：女性＝4：6の比率となっています。
年齢や社歴、立場、部署等に関係なく、オープンに議論を交わし、実行していくカルチャーです。

月曜午前中をコアタイムとしたフレックス制のため、それぞれで出退勤時間を調整する働き方を取り入れています。
事業特性上、全国に出張に出る社員もいますが、チャットツールやテレビ会議システムを活用して
常に柔軟にコミュニケーションをとっています。

FLNでは自社のことを"会社"というより"コミュニティ"と表現することが多いです。
会社と社員との関係性も、雇用関係を超えた"コミュニティ"だと捉えています。
例えば、家庭の事情でしばらく仕事のペースを落としたい、ほかに興味のあることを見つけた等、ライフスタイルや仕事観の変化に対しても、まずはコミュニティという軸で考える。そんな考え方があたりまえになっています。
その結果、2000年の創業以来、男女共に取得できる育児休業や、3ヶ月精算期間のフレックス勤務、在宅勤務（リモートワーク）、時短勤務等、社員のニーズにルールを合わせた制度が次々とつくられていきました。

また、スキルアップや人脈構築等にもコミュニティの思想に基づく取り組みがあります。社員が自主的に企画し、不定期で開催される社内勉強会「FLNしゃべり場」や「社内ラジオ」「経験シェアの会」などでは、各自が興味あるテーマを持ち寄り、意見交換や知見の共有を行っています。

私たちの目指す世界観に共感いただける方、そしてコミュニティの一員として、まだまだ成長過程にある私たちのサービス・会社を一緒によりよくしていける方とお会いしたいと考えています。