「新生活」をサポートする独自のサービスを次々と展開し、右肩上がりで成長中
新生活コンサルティング企業として、個人・法人に対し、部屋探しや引越会社の紹介、電気・ガスなどのライフラインへの取り次ぎ、転勤業務のお手伝いなどのサービスを提供している株式会社リベロ。2009年5月の設立以来、「新生活」をサポートする独自のサービスを次々と展開し、右肩上がりの成長を続けている。サービス利用累計数は、2020年9月末現在で263万件に及ぶ。
同社の特徴は、新生活を迎える個人だけでなく、新生活に関わる不動産会社、法人の総務・人事など、幅広いニーズに応えるサービスを提供していることだ。個人・法人にとらわれることなく、全ての利用者の満足に目を向けた「オールユーザーファースト」という考えで、新生活の問題を解決するサービスを展開している。
例えば企業の総務・人事向けに提供しているのが『転勤ラクっとNAVI』だ。これは転勤に伴う部屋探しや引越しといった転勤業務をトータルにサポートし、業務担当者様・転勤者の業務を軽減するサービス。2012年1月のサービス開始以来、利用する企業は増加を続け、2020年9月現在で2125社が導入している。
また、個人向けに提供しているのが『引越しラクっとNAVI』だ。これは引越し専門のコンシェルジュが、1回の電話で利用者の引越し情報や要望をヒアリングし、数社の引越し会社の見積りを手配するサービス。利用者は見積りの中から引越し会社を選ぶだけで良く、手間が省けることから好評だ。
そして、主に不動産会社向けに提供しているのが『新生活ラクっとNAVI』。これは不動産会社に代わり、複数の引越会社からの一括見積りを手配したり、ライフラインの案内をしたりするサービスだ。不動産会社185社、引越会社100社・ライフライン提供会社76社と提携して行っており、2020年9月現在の引越サポート件数は47万2000件で、利用数は244万5000件に達している。
さらに2019年7月には引越会社同士のマッチングでコスト削減・利益率アップが実現できるマッチングプラットフォームサービス「HAKOPLA(ハコプラ)」事業を開始。2020年9月には、毎月の家賃が2,000円割引(最大2年間)になる家賃割引サービス「ヘヤワリ」を発表するなど、新サービスを続々とスタートさせている。
自社サービスの企画段階から設計、開発、リリースまで一貫して携われる!
急成長を続けるリベロの様々なサービスに関するシステム開発を担っているのが、経営管理本部 情報システム部だ。現在、エンジニア3名体制でシステム開発に取り組んでいる。課長の田中勉氏は次のように語る。
「私たち情報システム部は、これまで外注で行っていたシステム開発の内製化を目指し、2019年10月に発足したばかりのまだ新しい部門です。サーバサイド、フロントサイド、上流の仕様づくりなど、それぞれの得意分野を活かしつつ開発工程全般を手がけており、外注会社さんも使いながら開発を行っています。開発環境はPHPのフレームワークがメインで、一部のサービスサイトはRuby on Railsも利用しています。サーバ環境はAWSのほか、オンプレミスもあります」。
同社でエンジニアとして働く魅力は、自社サービスの開発に企画から設計、開発、リリースまで一貫して携われることだ。
「企画段階から携わることができるのでやりがいがありますね。例えば私が最近携わったのが、家賃割引サービス『ヘヤワリ』のシステム開発です。不動産営業部のメンバーからサービスの概要を聞き、『こんな機能を加えてみたらどうだろう』などアイデアを出し合いながら開発を進めていきました。2020年9月に無事サービスがリリースされた時は嬉しかったですね」。
手がけるのは自社システムで、開発スケジュールも自分たちで決めて進めていくことができるのも魅力の一つだろう。無理な納期を押しつけられて、夜遅くまで残業する日が続くといったことは一切ない。
現在、情報システム部が力を入れて取り組んでいるのが体制の強化だ。新たにエンジニアを採用し、2021年度中には7名体制にしたい考え。
「次々と新サービスをリリースして急成長を続ける当社では、企画からリリースまでスピード感を持って開発することが求められます。しかし外注さんを使うと、どうしてもそこが足かせになってしまうんですね。そのため、社員を増やし全てを内製できる体制を整えたいと考えています。そうなれば企画者やトップの意向がストレートに開発者に伝わり、より良いシステムが開発できるメリットもあります。一つのサービスに最低1名の開発担当者がつく体制にしたいですね」。
社長など経営陣との距離も近く、和気あいあいとしていて明るい雰囲気
現在、リベロは従業員195名体制(2020年9月末時点)で、20~30代前半の若手社員が中心となって活躍している。平均年齢は約33歳で、男女比はほぼ半々。情報システム部がある本社オフィスは港区虎ノ門のオフィスビル内にある。2019年9月に引越してきたばかりの新オフィスで、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」から徒歩2分のほか、「虎ノ門駅」「神谷町駅」の両駅から徒歩6分と、アクセスのいいロケーション。同社の企業カルチャーについて田中氏は次のように語る。
「社長や役員など経営陣との距離も近く、和気あいあいとしていて明るい雰囲気ですね。情報システム部のメンバーは私も含め全員転職組ですが、中途入社の私たちにもみんな分け隔てなく接してくれるのですんなりと馴染むことができました」。
週休2日制(土日)・祝日休みで、年間休日は120日以上。残業は月平均20時間以下と少なめで、オンとオフのメリハリをつけて働くことができる環境だ。勤務時間は9時~18時(休憩1時間)だが、新型コロナウイルス感染症の影響で現在は時差出勤を行っており、月に4~12回はリモート勤務としている。社会保険完備をはじめ、産休暇制度・育児休職制度・社宅補助制度・福利厚生サービスなど、福利厚生も充実。社員旅行などもあり、社員同士がコミュニケーションを深めるイベントも多い。
また、社員一人ひとりの頑張りを正当に評価する人事考課制度を導入。階層ごとに役割やコンピテンシーを明確に定めており、情報システム部のように成果が数字となって現れにくい部署のメンバーもしっかりと評価できるシステムが整っている。
そんな同社が求めるのは積極性があり、様々な人としっかりコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくことができる人だ。
「私たちは様々な部門のメンバーと連携して開発を進めています。最近では営業部のメンバーからセミナーを開催するので申込み受付ページを作って欲しいという依頼がありました。ユーザー部門の要求から必要な機能の提案を行い、その要件を実現するシステムを提案しなければならないので、コミュニケーションがしっかりと取れる方に来ていただきたいですね」。(田中氏)
急成長中の会社のサービスを支えるシステム開発に、企画段階から携わることができるのが同社の魅力。システムの企画から設計、開発まで一貫して携わりたい方や、自社で腰を据えて働きたい方にはおすすめだ。