生命保険業界での情報システム構築の「最良のパートナー」を目指す
株式会社アクトシティは、(1)ソフトウェア設計・開発・保守、(2)システム運用管理、(3)オペレーション業務を展開する会社だ。会社設立は2001年12月で、本社オフィスは東京都中央区東日本橋にある。
アクトシティの最大の特徴は、生命保険業界に軸足を置いた事業展開だ。大手生命保険会社やその関連システム会社の出身者が、培ってきた経験を活かし、「生命保険業務に特化した会社」を目指して起業した。アクトシティはその特性を活かして、業界特化型のシステム提案・開発やコンサルティングなどをおこなっている。
現在の主要な収入源は、客先常駐によるSES(System Engineering Service)事業だ。2020年3月期の売上高は11.2億を記録し、創業以来、右肩上がりに推移している。
アクトシティは、“社員にとって有益な会社”であることを基本的なポリシーとしている。「資産は人材のみ」と考え、優秀な人材を育てることに注力。その結果として、優れた業績や信用力を積み重ねてきた。今後も保険分野のスペシャリストとして発展していくため、採用にあたっては特に企業理念や文化への共感を重視する。
アクトシティの企業理念は、「お客さま、株主、社員から信頼される会社を目指す」だ。顧客に最善のサービスを提供することはもちろん、ステークホルダーから安心される財務力を養い、独立性の高い経営を目指す。それにより株主に対しては、適正な利益を還元できる基盤をつくる。苦楽をともにする社員からは、「愛される会社」を目指す。
行動指針としては、「お客さま第一主義」と「得意分野でのNo.1」を実践する集団を指向する。常に顧客の立場で仕事に取り組むことはもちろん、顧客の望みを見つけて解決すること、仲間から信頼される仕事をすること、そして、仲間同士が切磋琢磨して成長できる環境を大切にしている。
また、アクトシティは会社設立と同時に社員持株会を発足させており、社員が経営に参画できる体制づくりが整っている。この方針は今後も継続される。
生命保険業務におけるシステム開発、とりわけ上流工程に多数の実績
ここでは、アクトシティの業務内容や競合優位性について見ていこう。
(1)システム・企画・デザイン
生命保険業務に精通している特徴を最大限に活かし、顧客に最良のシステムを提案する。具体的には、業務分析や事務変革などにつながるITコンサルのほか、業務プロセス・システム設計、ビジネス展開サポート、営業提案書作成支援、事務・システム要件定義、ユーザー教育研修などを手がける。
(2)システム開発・構築
金融・保険システム構築に関するノウハウと実績をベースに、顧客と二人三脚でシステム開発に取り組む。情報の要素や技術を調和させ、より高品質、かつ信頼性・安全性の高いシステムを開発。具体的には、各種業務アプリケーション開発、システム設計、プログラミング、導入およびテスト実施、システム保守などにあたる。
アクトシティの強みは、その得意分野(生命保険の業務システム)だ。すべての社員が高度な生命保険の業務知識を保有する。そのため生命保険システムの上流工程(要件提案・要件定義など)の実績が多く、エンドユーザーと直接関わるケースも多い。より高い次元で顧客の意向に沿ったシステム開発ができる点は、他社にない強みであることは間違いない。
【導入事例】
・生保/個人保険の平準払システム開発
・生保/保険設計書申込書システムの新規構築
・共済/契約管理システムの開発・保守
その他、保険系業務システムの開発実績多数
現在のところ、アクトシティは汎用系の開発を中心に携わっているが、汎用系は引き続き強化しながら、今後はオープン系にも力を入れていく。また、生命保険分野を中心としつつも、コンサル・事務提案からシステム開発・保守までの全般にわたり、さらなる事業の拡充に取り組む。
加えて、「社員の社員による社員のための会社」という理想を実現する。立場やキャリアに関係なく意見を交わしあい、「一人ひとりの社員のために存在する会社」という考え方を深化させていく。
手厚い制度&徹底したフォロー体制、和気あいあいとした風土が魅力
2020年7月時点の従業員数は48名で、平均年齢は39歳、男女比率は7:3だ。
社風としては、大企業のような厳しいルールに縛られることなく何でも言いあえる。社長に直接意見することもでき、その際、社長は社員の話に親身に耳を傾けてくれる。また仕事以外でも、ボーリング大会などやりたいことがあれば、社員自ら企画・開催できる(参加は任意)。まるでサークル活動の仲間のような、「自分たちで盛り上げていこう」という雰囲気に満ちている。
平均的な残業時間は、月10~20時間程度。もちろんシステム開発の業務には波があるため、時期やフェーズによって増えたり減ったりする。教育面では、株式会社アイ・ラーニング主催の外部研修制度を利用できる。評価制度は、本人の事前申告と結果報告を受けて、貢献度合いを会社が評価する。
賞与は、「会社の業績=社員の貢献度」という発想から、通常の賞与とは別に、年度末賞与として利益の一定割合が社員に還元される。この制度が導入されてから年度末賞与は一度も途切れたことがなく、給与水準も他の中小企業に比べて高いのも魅力と言えるだろう。
今回の採用で想定する職種は、金融・保険システムのアプリケーション開発(SE、プログラマ)、コンサルタント、ITサービスマネジメント(運用管理、オペレーション)、プロジェクトマネージャーなどだ。性別は不問で、当該職種で2年以上の実務経験、特に保険システムの開発経験があれば歓迎される(汎用系、オープン系は問わない)。求める人物像は、主体性があって基礎的なコミュニケーションがとれる人物だ。
担当業務では、その経験やスキルが考慮される。配属先がアンマッチする可能性は100%なく、要件提案や要件定義など上流工程にも携わることができる。コンサルティングスキルを身につけ、将来的に上流工程に携わりたい人、専門知識を習得したい人にはとてもマッチするだろう。また配属先へのフォロー体制も充実しているため、不安なく業務に集中できる。