新鋭でありながら、大人気タイトルを手がけている実力派! R&Dにも取り組む

名古屋市を本拠地に急成長を遂げるゲームグラフィックスのベンチャー企業株式会社DCG Entertainment。2016年4月に設立され早くも数多くの大人気タイトルを手掛けている。

受託のみならず、オリジナルのタイトルも手掛けていたり、劇場版アニメ制作・官公庁・企業のPR用映像制作も手掛けるなど、活躍は多岐にわたる。
名古屋市を本拠地とする、CG・デザイン制作/ゲーム・アプリ開発会社の株式会社DCG Entertainment。2016年4月に設立されたばかりの新鋭でありながら、早くも誰もが知るような大人気タイトルを手がけている実力派であり、その実績がより多くの案件獲得に繋がり、業界内でも徐々に知名度を広めている。
受託だけでなく、オリジナルのタイトルも手がけている。2019年12月には、カジュアルゲームの『Energy Blast』をリリース。アメリカ、日本、イギリスをはじめとする世界25カ国においてApp Store100位以内ランクイン、iOS・Android累計300万ダウンロードを記録した。また、新技術の研究開発にも取り組み、その成果として「VRホラー動画」「ウサギとカメ」という作品をYoutubeにアップしている。
そのほか、劇場版アニメ制作・官公庁・企業のPR用映像制作も手がけている。
「人を活かし、人が創る」との理念のもと、未経験者の戦力化に強み

人材育成において、独自のカリキュラムを策定しており、社員が疲弊せず健康的に業務に取り組めることで、クオリティの高い仕事に繋げ、大手ゲームメーカーの信頼を勝ち取っている。

平均残業時間は25時間程度とワークライフバランスを意識した働き方を心がけている。
同社を創業した代表取締役社長の松国成泰氏は、名古屋市の出身。東京のゲーム会社にてデザイン制作やアートディレクションを手がける。その会社が名古屋に新拠点をつくることになり、松国氏が赴任しゼロから組織づくりに着手。主にデザイン受託の営業やデザイン統括、新人育成に取り組んだ。
その中で、人材教育とチームワーク強化により、生産性を重視した理想的な会社をつくりたいと起業を決意。
「人を活かし、人が創る」~真摯に向き合う。『人』を尊重し、『人』のために技術を奮う。~
という企業理念を掲げて、DCG Entertainmentを設立する。
「好きな仕事に根を詰めて取り組むデザイナーが多いことやソーシャルゲームはユーザーの稼働時間も千差万別であり、その期待に応えようと無理をしてしまったりと、ゲーム業界は全体的に長時間労働の傾向があります。そんな労働環境を改善するとともに、未経験者を早く戦力化する教育体制をつくれば、デザイナーがプロフェッショナルとして成長しクリエイティブな仕事を通じて自己実現を図れ、会社としてもより質の高い仕事をより多くこなせるようになると松国は考えたのです」とプロジェクト推進部の西田優衣氏は説明する。
人材育成においては、独自のカリキュラムを策定。3Dデザイナーを「モデラー」「モーションデザイナー」「エフェクター」の3職種に細分化し、それぞれ2カ月間、同社の先輩社員が講師となってOff-JTを行う。ここでは、基本的な知識やスキルと、実際の制作プロセスで多用する技術を重点的に学ぶ。その後、4カ月間はOn JTとして先輩について実際の作業を通じて実践的に学ぶ。
「この6か月間のカリキュラムで、未経験者でも一人前の3Dデザイナーとして制作プロジェクトにアサインされる能力を身につけてもらうことを目指しています」と、3Dデザイナー育成を担当するプロジェクト推進部部長代理の上門賢一氏は言う。
一人前になってからは、勉強会や各自の自己啓発によるスキル・知識向上に取り組んでいる。「東京で行われるセミナーにも、希望すれば会社が費用を負担しています」と上門氏。
一方、長時間労働の改善においては、案件を受注する際に残業を前提としない業務時間で工数を見積もっている。さらに、毎週木曜日の“ノー残業デー”を徹底している。これにより、月100時間の残業も見られる業界にあって、同社は25時間程度という健全な就労環境をつくっている。
社員が疲弊せず健康的に業務に取り組めることで、クオリティの高い仕事に繋げ、大手ゲームメーカーの信頼を勝ち取っているのだ。
社訓 “何でもやる”“社員一丸で頑張る”“経験を増やす”を意識したカルチャー

みんなで会社をつくっていこうというカルチャーがあり、その表れが、ユニークな“委員会”活動。図書委員会、保健委員会、美化委員会、新聞委員会、催事委員会など、詳細はぜひ直接聞いてみてはどうだろう。

平均年齢は29歳。メリハリを持ったメンバーが多く、休憩時間やイベントの時は明るく賑やかな雰囲気。
2020年11月現在、同社の社員数は45名(男性31名、女性14名)。受託制作を手がけるコンテンツ事業部、新技術の研究開発や自社タイトルの制作、デザイナー育成を担当するプロジェクト推進部、およびバックオフィス業務を担う経営管理部に分かれる。
平均年齢は29歳。「仕事に集中しているときは静かだが、休憩時間やイベントの時は明るく賑やかな雰囲気」とコンテンツ事業部ディレクターの川村幸一郎氏は言う。
そんな同社は“Complete Quality”というバリューのもと、次の社訓を掲げている。
・Do Anything. <行動>何でもやる
・Challenge As A Team. <挑戦>社員一丸で頑張る
・Gain Experience. <成長>経験を増やす
「この社訓は社内に掲示し、常に意識できるようにしています。また、人事考課の際、『この成果を上げたのは、積極的に“Challenge As A Team”を実践したから』『モデラーだけでなく、モーションデザイナーの仕事もするようになったのは、“Do Anything”の表れ』といったように、社内の会話でケースも非常に多く、評価の一つのモノサシとして、ワークしており、社訓を実践する社員は自ずと評価される風土があります」(西田氏)
また、「当社には、デザイナーはデザインだけしていればいいのではなく、みんなで会社をつくっていこうというカルチャーがあります」と川村氏。その表れが、ユニークな“委員会”活動だ。目下、図書委員会、保健委員会、美化委員会、新聞委員会、催事委員会を運営。
「学校みたいと笑われますが(笑)、チームワークを醸成するいい機会になっています」(川村氏)
ちなみに、催事委員会が企画運営するイベントとしては、社員旅行やBBQ、ハロウィーンパーティー、忘年会を行っている。
同社が求める人材像について、川村氏は次のように話す。
「代表の松国は『デザイナーがデザイナーをつくる』とよく言っていますが、後進に自らのスペシャリティを教えてもらえる方にぜひ来ていただきたいと願っています。また、これから会社を大きくしていくフェーズにあるので、会社の運営にも関心を持ってコミットしてくれる方だとありがたいですね」
名古屋地区在住者だけでなく、完全在宅勤務を希望する人には見逃せない募集だろう。
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