製造業のITを支え、生産性向上に貢献するプロフェッショナル集団
シー・ディー・エル株式会社(CDL Co., Ltd.)は、システムおよびソフトウェアの企画・設計・開発や、IoT、MBD(Model Based Development:モデルベース開発)エンジニアリングサービスを、自動車をはじめとする製造業向けに提供する会社だ。MBD(モデルベース開発)は主に制御系システムで活用が進んでいる、注目の開発手法だ。本社は広島県広島市中区にあり、東京・新宿に支社を置く。
会社設立は2000年11月で、主にソフトウェア開発をおこなう会社として設立された。2004年にマツダ株式会社のコンピュータシステム開発に参画し、2013年からは株式会社IHIビジネスサポートとコンピュータソフトウェア開発の業務契約を締結。2018年にはMBD(モデルベース開発)事業において、株式会社MCORのビジネスパートナーとなった。2019年からは、株式会社エネルギア・コミュニケーションとソリューションプロバイダー契約を締結している。
システム開発の領域では、マツダなど大手自動車メーカーと強固なリレーションを確立。クルマづくりの理念や、現在・将来の自動車業界全体のトレンドなどを、先方のマネージャー層と共有しながら仕事を進めている。
MBD(モデルベース開発)は、これからさらなる成長が見込まれている領域だ。組み込みシステムの開発コストを飛躍的に削減することができ、生産現場の効率化や生産性向上に貢献。日本国内では自動車業界のほか家電業界でも採用が進んでいるが、今後は建機、医療機器、ロボットなど、「制御」が必要な業界でスタンダードな開発手法となっていくだろう。
CDLは、製造業のR&D(研究開発)領域やFA(Factory Automation)に特化したシステム開発を得意としている。そのため競合は少なく、業界での優位性が高いのが強みだ。売上高の推移を見ると、1.5億円(2016年度)→1.7億円(2017年度)→2.3億円(2018年度)→3.5億円(2019年度予想)と順調な成長カーブを描いている。CDLは今後も生産性向上に向けた“方程式”を提案し、顧客企業のサクセスストーリーづくりをサポートしていく。