「第3のコア事業」を創る
スターティアレイズ株式会社は、創業25周年を迎えるスターティアホールディングス株式会社の連結子会社である。スターティアグループがホールディングス体制に移行した2018年4月から営業を開始した。
スターティアホールディングスは、14社のグループ会社で構成される東証一部上場企業だ。1996年の創業以来、国内の中小企業を中心に2.5万社超のIT導入を支援してきた。現在は、ネットワーク構築や複合機の販売・保守を中心とした『ITインフラ事業』をコア事業として、安定成長を続けている。また、マーケティングオートメーション、電子ブック、AR等の領域で近年事業拡大を加速している『デジタルマーケティング事業』を、第2のコア事業として大きく飛躍させる計画を立てている。
この2つのコア事業が順調に成長を続ける中、更なる成長戦略を描くため、「第3のコア事業」を創ることをミッションとしてスターティアレイズは発足した。
ホールディングス体制への移行後も、グループ全体のベクトルを合わせる為、年2回の全体カンファレンスや運動会、クラブ活動やCSR活動等、様々な取り組みを行っている。また、グループ共有のカフェラウンジや自己啓発を支援する制度を設ける等、働きやすく、且つチャレンジを促す環境づくりにも取り組んでいる。
「働き方の選択肢を増やす」
スターティアレイズ株式会社は、『働き方の選択肢を増やす』をミッションに掲げている。
働き方改革が叫ばれているなかで、国内企業の多くを占める中小企業は、デジタルシフトの波に取り残されているのが現状だ。この課題を解決しないと、中小企業の労働生産性(労働者1人あたりが生み出す成果)は高まっていかない。企業の生産性が低いままでは、持続的に成長もできず、そこで働く従業員も幸せになれない。働き方の多様性が認められていく時代の中、優秀な人材も確保できない。こういった社会課題に対し、生産性を向上させるシンプルで使いやすいITサービスを提供するだけでなく、それらに精通したプロフェッショナルたちが顧客の成長に誰よりも寄り添うことで、顧客の持続的成長を支えている。同社は、生産性が向上した職場環境から多様な働き方が生まれ、中小企業の競争力の向上に繋がっていくと考えている。
このミッションのもと、現在は2つの事業を展開している。
1つ目が『業務自動化関連事業』だ。現在はRPA(ロボットによるパソコン業務の自動化)やAI-OCR(人工知能を活用した文字認識)などの業務自動化ソリューションを総称したブランド「ReiWorQ(レイワーク)」を立ち上げ、業務効率化と生産性向上に寄与している。ツール提供だけでなく、導入支援による運用・定着に力を注ぐ。今後はAI-HUB構想を掲げ、RPAとAI-OCRや、社内システム、チャットツール、他SaaSなどを結ぶ自動化サービスをReiWorQのラインナップに加えながら、自動化ソリューションの領域を広げていく。
2つ目が『クラウドストレージ事業』だ。自社プロダクトである「セキュアSAMBA(セキュアサンバ)」を中心に、企業のデータ資産を守ることに特化したシンプルで使いやすいファイルサーバーサービスを提供している。官公庁から大手・中小企業まで約1850社に導入されている。セキュアSAMBAの活用により、仕事と育児・介護の両立や、東京オリンピックに向けて注目されているテレワークの推進にも一役買っている。今後は他社サービスとの連携を進め、付加価値の向上を目指していく。
2つの顔を持つハイブリッドベンチャー
グループの従業員が600名を超える中、同社は21名の従業員で奮闘している。スタートアップ企業の魅力は様々あるが、同社の最大の魅力は東証一部上場グループの安定性と安心感の中で、スタートアップ企業ならではの経営との距離の近さとスピード感を味わえることだろう。
社内のコミュニケーションにはSlackを用い、役職や部門を問わず活発にコミュニケーションが行われている。週の初めに行われる全体朝礼では、従業員間の様々な発見やコラボレーションが生まれる。この朝礼を通じて、同社のテーマソングが決まったり、社内に神棚が置かれたり、知らなかった一面が見えたりと、従業員の笑顔から1週間が始まる。社員の「和」を大事にする社風から、定期的にイベントも開催されている。
社員に子育て世代も多いことや、「働き方の選択肢を増やす」という自分たちのミッションを体現する為に、積極的に新しいサービスを利用し、日々業務改善に関する意見を出し合っている。代表取締役の古川氏は「社員を信用して、チャレンジしてもらうことを常に意識している」と話す。こういったトップの考えから、社員一人ひとりが会社に貢献できることは何なのかを常に考え行動している。
同社は、現在21名の小さな「チーム」。この規模で中小企業マーケット拡大を一丸となって狙っている。今回は、「全員で会社を創っていく」という高い目線でもって、マーケットの創出を楽しんでくれる、エンジニアサイドとセールス、バックオフィスなど、5ポジションでメンバーを募集する。