熱意やアイデアをカタチにし、ITを通じて学びとビジネスの場を提供する
株式会社ビナヤマトは、ソフトウェアの受託開発やインフラ設計支援を中心に、Eラーニングシステムやオンラインスクールなどの自社サービス運営などもおこなっている会社だ。2009年に設立され、東京・神田鍛冶町に本社を置くほか、ベトナム・ハノイにオフショア開発拠点を展開している。
ビナヤマトという社名は、「ベトナム(vina)と日本(yamato)の架け橋」という意味を持つ。社内にはベトナムから来日し、長年勤めているエンジニアも多数在籍している。まだまだ小規模な会社ではあるが、大企業を中心に幅広く開発を受託しており、Eラーニングシステムのほか、IoT分野にも強みを持つ。
ビナヤマトは2019年3月、アルクの子会社になっている。また、アルクは2018年9月、インターネット事業を手がける東証一部上場、フリービット株式会社の傘下に入った。これらの経緯から、ビナヤマトはこれまで以上に得意分野であるLMSの開発に力を入れるとともに、新たな分野の開発に挑戦していく。
業務システムからIoT基盤システムの開発まで、幅広い実力を持つ
ビナヤマトは、Skypeを利用したオンライン英会話システムを開発して事業の基礎を築き、その後、学校や企業研修向けのクラウド型Eラーニングシステムなど、”学びの場”の提供を事業の柱として成長してきた。現在は教育分野に留まらず、業務システム開発や、農業、物流分野などのIoT基盤の開発、データの可視化など、顧客の“ビジネスの場”を広げる多彩な活動をおこなっている。
ビナヤマトの強みを3点挙げるなら、1つ目はEラーニングシステムやIoT基盤システムなど、幅広い分野の開発に対応できる点だろう。学校や法人などに向けて、自社パッケージのLMS(Learning Management System:学習管理システム)をカスタマイズして提供しているほか、一般的な業務システムにセンサーデバイスを組み合わせて位置情報追跡システムを開発するなど、IoT基盤システムの開発実績も豊富に持っている。
2つの目の強みは、最先端の技術を取り入れた提案力だ。AIやチャットボットなどの最先端技術を、Microsoft AzureのPaaSを活用して提案している。このスタイルはイチから開発する必要がないため導入コストを抑えられるだけでなく、高度な技術力と顧客のニーズを組みあわせた、柔軟性の高いシステム構築を実現させている。
3つの目の特長は、日本拠点での優れた品質管理体制と、ベトナムでの製造体制によるスピーディー&高品質な開発スキームだ。本社がある日本と、ベトナムのグループ会社が連携して開発を実施。ベトナム拠点の従業員は、理工系大学の最難関とされるハノイ工科大学で、ITの専門教育を受けた卒業生を中心に構成される。
今後は、英語コンテンツに強いアルクグループとの提携を受け、Eラーニング事業をより一層強化していく方針。その第一弾として、効果的なLMSの開発・整備に取り組んでいく。また、EdTech事業への本格展開を、さらに強化していく予定がある。開発面では、受託開発が主要な収益源となっている現状から、自社クラウドサービスを主軸として育てていく方針。同時に、フリービットグループからの受託案件拡大にも対応していくことで、”提案力”に優れた会社を目指す。
チャレンジ精神にあふれ、プライドを持って仕事ができるチーム
従業員の平均年齢は30歳前後と若く、男女比はほぼ1:1。役職者として活躍している女性がいたり、ベトナム人エンジニアを多く受け入れていたりすることもあり、互いの考え方や文化の違いを受け入れる、ダイバーシティな風土が根付いている。新卒・中途の割合はほぼ半々で、創業当初からのメンバーも多く、離職率はとても低い。常にベストな提案ができるよう、受け身ではなく個々の能力を伸ばす取り組みをおこなっているため、仕事や能力の幅を制限されることなく、どんどん新しい分野に挑戦できる。
月の平均残業時間は10時間程度と少なめで、有給取得率も90%と高く、ワークライフバランスを充実できる。人材育成面では、週に1度、社内勉強会を実施するほか、月イチで簡易的なチームビルディングをおこなっている。評価面では、年に1回のペースで面談を実施。希望や要望などを上司に相談しやすい風土があるため、理想とするスキルアップやキャリアパスを実現することができる。
今回の採用では、性別や学歴、年齢は不問。経験が少なくても、意欲的な人材を採用していく方針だ。求める人物像を箇条書きすると、
・受け身ではなく、自ら目的意識をもって積極的に動ける思考を持つ人
・他者からの指摘やアドバイスを素直に受け入れることができる人
・自らの行動に責任を持って取り組むことができる人
・顧客のニーズを的確にとらえ、行動に移せる推進力がある人
・周囲と協力し、適切なコミュニケーションを取れる人
ビナヤマトはまだ小さな組織だが、だからこそ一人ひとりの裁量が大きく、幅広い経験を積める点が大きな魅力だ。また、フリービット/アルクグループの一員となったことで、さらなる事業拡大に向けて一緒に考え、積極的に動ける舞台も整った。強みとするEラーニングのほか、IoTや最先端技術を取り入れた開発案件など、さまざまな開発に関わることもできる。自社開発にも積極的に取り組んでいくため、一緒にサービスをつくっていく達成感も味わえる。