サイバーセキュリティ領域で圧倒的な実績を持つデジタルアーツの戦略子会社として誕生
クライアント企業のデジタルトランスフォーメーションと、サイバーセキュリティ領域のリスクマネジメントの実現をワンストップで支援するコンサルティングサービスを展開しているデジタルアーツコンサルティング株式会社。サイバーセキュリティ領域で圧倒的な実績を築いている東証一部上場企業・デジタルアーツ株式会社の戦略子会社として2016年4月に設立。現在、「グローバルセキュリティコンサルティングファーム」に進化するというビジョンを掲げ、コンサルティングだけではなく、先進技術・プロダクトを活用したインテグレーションを通じてクライアントをサポートしている。
代表取締役社長の松本 忠雄氏は、日系・外資系コンサルティングファームでクライアント企業の経営戦略や事業・マーケティング戦略の立案、デジタル化によるオペレーション改革等のプロジェクトを手がけてきたキャリアの持ち主。設立の経緯について松本氏は次のように語る。
「主に外資コンサルティング会社での業務に従事するなかで、欧米のヘッドクォータの意向によって日本法人の自分たちの動き方を変えなければならないことが度々あったんです。たしかにヘッドクオータの決定には従う必要があるのですが、その結果、目の前のクライアントのためにならないことの方が多かった。そのような経験を重ねていくなかで、”本当の意味でクライアントと向き合えるコンサルティング会社を自分で立ち上げたい"という想いが強くなっていきました。
それに加えて、コンサルティングサービスにおいても、いままでのように欧米から仕入れて日本法人として提供するモデルではなく、日本からグローバルに向けて戦える価値あるサービスを作らないとダメだとも考えていました。
我々の親会社であるデジタルアーツは、日本発の情報セキュリティメーカーとしてグローバルで戦っており、グローバルで唯一のソリューションを開発する会社です。そのようなノウハウを持ったグループの一員として、サイバーセキュリティ領域に競争優位性をもったコンサルティングファームとしてグローバルで勝負するべく、当社を立ち上げることになったのです。」
同社の特徴は、経営部門へのIT戦略コンサルティングを得意とする大手コンサルティングファーム出身のメンバーを揃え、事業戦略・業務・ITまでのコンサルティングサービスを提供できる体制を整えていることだ。
「従来、サイバーセキュリティに携わってきたのはシステム構築や運用に携わるシステムエンジニアでした。しかし、サイバーセキュリティが経営リスクとして認識され始めている今、従来のアプローチでは十分な対策が取れるとは言い切れません。それに対して当社では、コンサルタントが経営層にリーチしながら経営戦略の一環として、ダイナミック且つ的確にセキュリティ施策を講じていくことがきます。加えて、当社には約20年以上にわたってセキュリティに特化したプロダクトを世に送り出してきたデジタルアーツというバックボーンがあります。その豊富なノウハウも活用しながらコンサルティングサービスを提供できるのが強みです」。(松本氏)
日系、外資系コンサルティングファームにて経営戦略や事業・マーケティング戦略立案、デジタル化によるオペレーション変革等のプロジェクトを手がけてきた
最先端技術を使ったサイバーセキュリティソリューションの開発に注力!
現在、デジタルアーツコンサルティングでは、IT戦略コンサルティングを行う「CIO(Chief Information Officer)サービス」と、セキュリティコンサルティングを行う「CISO(Chief Information Security Officer)サービス」の2つのサービスを両輪として、金融・製薬・製造・通信業界の大手企業を中心とするクライアントを支援している。
「CIOサービス」ではIT戦略立案から構築までを一貫して行い、クライアントの企業価値向上の実現を目指している。一方、「CISOサービス」ではセキュリティ診断・分析からセキュリティレベル向上のための施策・ソリューションの提案、実行支援までの包括的な対応策を提供している。この二つのサービスを連動させることで、クライアントの変革とリスクマネジメントの実現がワンストップで支援できる。
そして、同社で特に力を入れているのがソリューション開発である。独自のサービスを開発することによって、他のコンサルティングファームとの差別化を図っているのだ。
「当社のようなスタートアップが大規模コンサルファームに対峙していくうえで、規模=人数からみた信用力の勝負になると勝てません。そのため、当社ならクライアントのこの領域の課題を解決できるという差別化された要素が必要になります。そのことから、プラスアルファのソリューション開発には創業当初から力を入れています」。(松本氏)
2019年に入ってからも、生体認証で圧倒的な実績を持つ株式会社ディー・ディー・エスと提携し、金融機関向けを中心としたFIDO認証ソリューション導入・利活用のためのアドバイザリーサービスの提供を開始。さらに定型事務作業などをロボットで自動化する「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の導入・活用促進に向けて、これまでのアプローチでは解決できなかったクライアントのニーズを満たすべく、『DAC Robotics Service』の提供もスタートした。
「今後も、グローバル視点でニーズが拡大していくと思われる最先端技術を使ったセキュリティソリューション開発に資源を投入してきます。そして、その先には自社プロダクトを主軸としたグローバル展開の本格化も見据えています」。(松本氏)
クライアントにとって重要な立場で、最先端技術に携わりながらスキルを磨きたいという志向の方に最適
現在、デジタルアーツコンサルティングは、地下鉄「大手町駅」直結の大手町ファーストスクエア ウエストタワー内のデジタルアーツと同じフロアに本社オフィスを構えている。社員は20代から30代の若手が中心で、代表の松本氏もまだ30代前半だ。企業カルチャーについて松本氏は次のように語る。
「会社に関する情報は全社員に共有しています。例えば月に1回開催する経営会議では、PL(損益計算書)を見せながら経営の意思を説明する場を持ったりします。このような場は、これまで経験してきた会社では無かったし、あり得なかった。クライアントの経営戦略や事業環境を踏まえながらアウトプットしていくコンサルタントであるにも関わらず、自社の状況なんて分からなかったんです。どのように財務資料を読み解いていくのかの訓練も兼ねて、当社では行っています。
また、本当の意味で会社の”成長”とか”変化”を肌で感じてもらいたくて、会社としての意思決定の場にはできる限り全社員が参画します。今はそれができる規模なので、これからも続けていきたいと思っています。
そして新卒入社1年目の社員でも言いたいことを経営層に遠慮なく言えて、推し進める時には任せる企業カルチャーがあります」。
東証一部上場企業のグループ会社として、福利厚生や休日・休暇も充実している。また、毎年営業利益の一部をインセンティブボーナスとして社員にシェアしており、高いモチベーションを持って仕事に取り組めるのも魅力だ。年に1回の社員旅行や新規案件の受注時は全社員で祝うなど、社員同士が交流を深めるイベントも随時行っているという。
今後2020年までに、コンサルティングサービスだけでなく、独自のソリューションを開発してクライアントへ提供する新たなビジネスモデルの確立を目指す。
加えて、インテグレーション機能を持つ組織を作り、クライアントへ提供する価値の範囲を拡げていく計画だ。そのために必要な人材について、松本氏は次のような人物像を挙げる。
「インテグレーション機能を担うエンジニアですが、クライアントのビジネスにより近い形で携わりたい、先進的な技術に携わりたいという点のいずれかにマッチすればウェルカムです。私たちが求めるのは、従来型の開発を好むエンジニアではなく、デザイン開発から携わり、スピード感をもってローンチまで責任を持って能動的に動けるようなエンジニアです。せっかくコンサルティング会社に属するのですから、ビジネスもソリューションも分かる、コンサルタントと協働できるエンジニアにぜひ来て欲しいですね」。
設立以来着実に実績を重ね、毎年150~200%のペースで成長を続けている同社。プライムな立場でクライアントの経営層と向き合いながら、まだ日本に浸透していない先進的なソリューション開発・提供に携わることができるのが同社の魅力だ。これまでとは違った立場で、チャレンジングな働き方を求める志向を持ったエンジニアには、非常に魅力的な環境ではないだろうか。
デジタルアーツコンサルティング 株式会社の社員の声

30代前半
2019年08月入社

20代後半
2017年10月入社

40代前半
2019年04月入社