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株式会社アクセア

  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系
  • IT/Web・通信・インターネット系
  • サービス系

情報を加工してお客様にとって価値あるものを提供!成長を続ける情報加工カンパニー

上場を目指す
残業少なめ

企業について

2002年、オンデマンド印刷を主力事業として誕生した株式会社アクセアは、現在、"情報加工カンパニー"としてサービスの幅を大きく広げている。

「デジタル化が進んだことで情報の取得が容易になり、私たちの周りには様々な情報が溢れています。一方、企業ではいまだ紙で情報をストックしているところも少なくなく、その保管に多くのコストをかけているケースも珍しくありません。私たちは、そのような情報をお客様が求める形に加工して新たな価値を生み出し、必要なときに、必要な数をお届けする情報加工サービスを展開してきました。時代の変化とともに多様化するニーズに応え続けてきた結果、現在ではサービスメニューもかなり広がっています」(マーケティング本部広報・販売促進部アシスタントマネージャー・倉内麗久氏)

オンデマンド印刷サービスは、アクセアのHPから印刷データをWEB入稿し出力したものを指定の場所へ配送することも、北海道から沖縄まで、またニューヨークやシンガポールといった海外店舗も含め全63店舗の店頭で受け取ることも可能だ。名刺やDMなどの小さな印刷物だけでなく、屋内外の大型ポスターや壁紙といった大判ポスターの出力にも対応しており、スマホケースにオリジナルの柄をプリントできたり、電飾看板やカーラッピングのデザインから加工までワンストップで対応したりもしている。

さらに、使用場所や目的に合わせて耐久性を上げたいといったニーズに応えるため、ラミネート加工やパネル加工、アルミフレーム加工なども行うほか、膨大な書類の電子化をはじめ、CD/DVDコピーやHP作成、映像制作といったデジタルサービスも多くの企業で利用されているという。

「近年は、リアル店舗を持っている強みを活かして、店舗内にコワーキングスペースを併設した『アクセアカフェ』事業も展開しています。面倒な会員登録は必要なく、全席電源、フリーWiFi完備で、ドリンクも自由に飲むことができます。オンデマンド印刷とはあまり関係のない事業と思われるかもしれませんが、時間という貴重な資源を、お客様に効率的かつ有効に使ってもらうためのサービスという点で、オンデマンド印刷とシナジーを生み出せる事業だと考えています」(倉内氏)

デジタル全盛の現代、印刷業界の将来に厳しい目を向ける人もいる。実際、紙媒体は減少してきているのだが、アクセアは創業以来、増収増益を続け、着実に業績を伸ばしてきた。その理由の一つが、WEBサービスとリアル店舗によるFace to Faceのサービスの融合にあると倉内氏は語る。

「WEBで完結するサービスは簡単で時間も場所も問わない利便性の高さがあります。ただ、お客様それぞれの細かな要望に丁寧に対応するのは難しい。そこをカバーできるのが、Face to Faceで相談に応じられるリアル店舗です。当社の場合は、営業がお客様の要望に対応する体制も整えているので、店舗と連携しながらお客様固有の事情を考慮したサービスの提供が可能なのです」

例えば、24時間営業の店舗もあるため、夜に入稿されたデータであっても24時間営業店舗に転送して処理することで3時間以内に仕上げることができ、仕上がりを全国、どこの店舗でも受け取れる。たとえば、出張直前に名刺が切れていることに気づいて印刷をWEBで注文し、出張先の店舗で受け取るといったことも。こういった融通の利きやすさが多くのユーザーに評価されているのだ。

さらに、リアル店舗に関しては、店舗数が顧客の利便性につながる側面があるため、今後も店舗数を増やしていき、近いうちに100店舗を目指すという。また、売上の約8割を占める法人とのネットワークを活かして、会社の印刷物すべてをサポートするビジネスを強化していく予定だと倉内氏は続ける。

「昔に比べて1社ごとの印刷物の総量は減少傾向にあります。しかし名刺や販促物、セールスプロモーション用の冊子など、印刷物がゼロになることはありません。企業にとって小ロットの印刷物を個別に印刷会社へ発注するのは割高で、余計なコストがかかってしまいます。そこで、多様なメディア(印刷対象)に対応できて、印刷から製本、加工まで任せていただける当社が、一括して請け負う体制を強化していくことで、こういったお客様のニーズを取り込み、期待に応えていきたいと考えています」

平均年齢30代前半と若い会社ではあるが、2018年度の売上高は36億円に達し、数年をめどに株式上場の準備も進めている。厳しい状況が続く印刷業界において、アクセアは成長を続ける活気ある企業の一つなのだ。

株式会社アクセアの成長を加速させているもう一つの理由が、同社に根付いているDNAにある。

「当社には、企業理念だけでなく、社員として心掛けるべき行動指針12カ条や心構え20カ条があります。その中で宣言していることは、お客様のビジネスを加速させるお手伝いをして、社会に貢献していくこと。そして、社員1人ひとりが受け身で仕事をするのではなく、自ら考え、動き、工夫しながら努力を重ねて、成果を追い求めることです。たとえば、20カ条の第1条で『何事も自分次第、待っていても自分が行動しなければ何も変わらない』、第2条では『運が悪いと嘆いているだけの人はそれ以上の運はつかめない。運をつかめる人は自分の運も受け入れ努力する』と掲げているように、当社では、主体性とスピード感を非常に重視しています。そして、仕事に主体的に取り組む社員を正当に評価するため、成果だけでなく、仕事への取り組み姿勢や成果に至る過程もきちんと評価するところも特徴です」(倉内氏)

社員の主体性を尊重し、その前向きさを企業成長へつなげていくため、アクセアでは社員の声を傾聴し、新しいことへ積極的に挑戦していく風土もある。このような土台があるからこそ、事業の多様化にも対応できるのだろう。

このDNAは、システム部門の新設についても当てはまる。創業以来、システム開発についてはアウトソーシングしてきたが、次々と出てくるニーズに迅速に対応できる体制を整えるため、2016年にシステム部門を立ち上げ、マーケティングからデザイン、システム開発のすべてを内製化。これによってPOSレジシステムの開発やECサイトの立ち上げ、SEO対策など次々と手を打ち、大きく売り上げを伸ばしているという。これも、社員の中に新しいことにも臆することなく挑戦するマインドが根付いているからこその成果だろう。

「こういう社風なので、自分から考え、動ける人でないと馴染めないかもしれません。とはいえ、競争重視でギスギスしているわけではありませんよ。社員同士の距離が近く、社員旅行で海外へ行ったり、半年に1回は社内イベントがあったりと交流も盛んです。年齢も若い人が多く、仲も良いので、和気あいあいとした雰囲気があります。チームとして同じ目標を目指しながら、自分に何ができるのかを追求していきたい人に向いている会社だと思います」(倉内氏)

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インタビュー

株式会社アクセアのインタビュー写真
システム本部 執行役員 CTO・徳永 敏 大手エレクトロニクスメーカーで日本初の社内ベンチャー制度で立ち上げたのを皮切りに、退職後、数々のITベンチャーの創業を手伝ってきた実績を持つ。「そろそろIT業界はお腹一杯かも」と考えていたとき、オンデマンド印刷事業で業績を伸ばしているアクセアからシステム部門立ち上げに力を貸してほしいという話を受けてアクセアに入ることを決意。印刷業界という未体験の業界で、イチからシステム部門をつくりあげていくことに魅力を感じたほか、レガシーなイメージを抱きがちな印刷業において、創業以来増収増益を続けているアクセアという会社に可能性を感じたことが決め手だった。

── システム部門を立ち上げた背景や狙いについて教えてください。

オンデマンド印刷の需要が伸びていく中、基幹システムをはじめ、さまざまなシステムの必要性が高まったことで、当初は外注によってシステムを整備していました。しかし、すべて外注任せにしていると、当然ながら社内にシステム開発に関するノウハウが蓄えられることはなく、多様化していくお客様のニーズに対して高いレベルで、かつ迅速に対応することが難しくなっていったのです。

そもそもオンデマンド印刷というサービスは時間を有効に活用したいお客様のニーズに応えるためのもので、スピードが命です。そのもっとも重要な部分を担保するため、2016年4月にシステム本部を立ち上げ、シス... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社アクセア

業界

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > 広告・デザイン・イベント

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

サービス系 > その他サービス系

企業の特徴
上場を目指す、残業少なめ
資本金

1億624万5,500円

売上(3年分)

20181036億円

20171032億円

20161029億円

設立年月

2002年11月

代表者氏名

代表取締役 吉田 忠司

事業内容

印刷、製本業及びコピーサービス、
印刷物の企画・デザイン
通信販売業務、コピー機等オフィス機器の販売、
ホームページの企画・制作・運営、システム開発、
翻訳サービス、看板の企画、設計、施工
屋外広告業務

株式公開(証券取引所)

主要株主

従業員数

500人

平均年齢

30歳

本社住所

▼東京第一本社 〒102-0083 東京都千代田区麹町2-4-11 麹町スクエアプラザ2F ▼東京第二本社 〒102-0083 東京都千代田区麹町3-2-1 HAKUWAビル2F ▼大阪本社 〒541-0051 大阪府大阪市中央区備後町3-6-2 大雅ビル5F

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