代表取締役 森本　耕司氏 ]大学卒業後、紙商社の営業を経て、2000年に2年後に上場を目指すIT企業に入社。営業責任者として売上を上げ、同社のIPOに大きく貢献する。2003年に自らの力を試したいと考え、ネクステリア株式会社を設立し、代表取締役に就任。戦略・マーケティングを得意とし、日本有数のマーケティングサイト「マーケター通信」では人気講師としても活躍中。

起業までの経歴を教えてください。

私は大学卒業後、紙を扱う商社に就職し、営業として6年間勤務しました。その後、さらなる成長の場を求めて転職したのが、セキュリティソフトの開発・販売を手がけるIT企業です。営業としては一人目の社員で、まさに手探り状態からのスタートでした。頼れる先輩もおらず、入社した月の売上は17万円だったことを覚えています。しかしお客様に寄り添い、一社一社丁寧にご案内していった結果、飛躍的に売上をアップさせることができたのです。その後、本格的に戦略とマーケティングを学んで取り組んだ結果、営業部全体の売上も大きく伸び、2年後のIPOに貢献することができました。 この成果に納得し、今度は自分の力を試してみたいと考え2003年に33歳の時に起業したのが当社です。設立にあたっては、急激に成長しなくてもいいから、ゆっくりと確実に成長する会社を作っていこうと考えました。

設立から現在まではどのような事業を展開されてきたのですか。

設立当初は個人事業主という感覚でしたね。それまで培ってきた戦略・マーケティングに関する研修を中心に行っていました。本格的に店舗向け戦略システムの展開をスタートさせたのは2011年からです。そして、まずはパチンコ業界への展開を始めました。業界に入り込むのは大変でしたが、そのぶんライバル企業が少なく、着実に実績を重ねていくことができました。 現在は私と技術者4名、営業1名、総務事務担当1名という体制です（2019年7月現在）。会社としてはちょうど一つのチームが完成したステージだと思っています。仕入費用はゼロで、ストックビジネスを行っていますので、着実に利益が出せる状況になりました。今後、売上が上がった分を人員補強に投資して体制を強化し、システムのさらなる普及を目指し、美容院や飲食店など多方面へと展開していきたいですね。

仕事にあたって大切にされていることは何ですか。

何よりも大切にしているのは「信頼」です。お客様やビジネスパートナー、そして従業員との信頼関係を大事にしています。そして、徹底してお客様のお役に立ち続けるよう、3回与えて一つをいただく「ギブギブギブ＆テイク」の精神で仕事に取り組んでいます。お客様のお役に立つシステムや研修は、提供するだけで終わりではありません。実際にお客様が売上アップを実現するまで、業績を上げるための社内研修を無料で行うなど、とことんサポートするようにしています。 私は仕事を通じてお客様に喜んでいただくことが社会貢献であり、会社の存在意義だと思っています。自分たちの会社の売上が上がって、しかもお客様に感謝していただける事業を展開できているのはありがたいですね。

エンジニアにとって御社で働く魅力を教えてください。

当社は100％自社システムの開発で、自社内でじっくりと開発に取り組める環境です。そしてシステムの企画から開発、運用、機能追加まで、開発の全ての工程に携わることができるので、幅広い技術力が身に付きます。つくり手に最大限任せる風土があり、細かく指示をするといったことはしません。そのため、自ら考えてベストと思う方法で開発を進めていく面白さがあります。さらに、今後新たなシステムの開発も進めていく予定ですから、既存システムの開発だけでなく、新システムの企画立ち上げから携わるチャンスもあります。 また当社では、メリハリのある働き方を心がけています。残業はほとんどないので、プライベートも大切にできるのも魅力です。家族と一緒に過ごしたり、趣味に没頭したりするための時間もしっかりと確保できます。

今後入社する方にどのような活躍を期待していますか。

まずは自分で考えて開発を進めていける一人前のエンジニアになっていただきたいと思います。そして、理想としてはゼロから一つのシステムを立ち上げてほしいですね。そして、自分の子どもを育てていくような感じで、その後システムを育ていくのを楽しんでいただきたいと考えています。 当社では一次面接に来た方には、必ず事業計画を詳しくご説明させていただくようにしています。現在、どのような事業を展開していて、どのぐらいの売上を上げているかといった現状から、今後どのような戦略で事業を拡大していくかという未来の計画までしっかりとお伝えします。そのため、当社に少しでも興味を持った方は気軽に面接に来て欲しいですね。話だけでも聞いてみるかといったスタンスでも構いません。皆様にお会いできるのを楽しみにしています。