ベイシス株式会社

ベイシス株式会社は、携帯電話やWi-Fiなどの通信インフラとIoTインフラの構築、保守運用を手がける企業だ。2000年の創業以来、大手クライアントとの数多くのプロジェクトにおいて、高い技術とソリューションを提供してきた。

そんな同社は、今大きな変革を進めている。ICTの最新テクノロジーを活用したシステムエンジニアリングという、新たなビジネス領域の開拓に挑戦しているのだ。長期培ってきた既存事業での信頼と知見をベースにして、クライアントや、社会全体に対し新たな価値を発揮する企業を目指している。その原動力となる人材を広く求めている。

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同社の創業以来の主軸事業は、携帯電話やWi-Fi設備など無線基地局の置局・設計・工事と、その後の運用や保守点検業務だ。現場で培った豊富なノウハウを活かしての通信事業者向けプロジェクト受託やエンジニアの派遣でも、クライアントからの評価が高い。近年では、通信事業ばかりでなく電力事業者向けに、スマートメーター他電力関連設備の交換・設置工事も展開。通信とIoTインフラエンジニアリングの経験やナレッジを積み重ねて、堅調な経営を続けてきた。

そんな同社は、今後事業の軸足を最新テクノロジーを活用したシステムエンジニアリングへ移そうと試みている。現在ではRPA（ロボティック・プロセス・オートメーション）やスマートメーターに代表されるIotといった分野の事業化に成功している。

次のステップとして「次世代型インフラプラットフォーム」の開発にも着手しており、更なる発展を目指している。

その背景と理由は、日本社会が抱える課題と密接に関係する。インフラの運用コストは莫大で、その大部分を占めるのが現場作業員の人件費だ。近年は、少子高齢化による労働力不足で人件費は上昇の一途。一方で、利用者からの値下げ圧力は高まるばかりなのだが、応えることができない現状がある。

時流の変化に伴い、事業展開においても変化の必要性を感じるようになった同社は、マンパワー提供型から、強みを活かしての課題解決型の事業を切り開くという新たな成長軸を打ち出したのだ。

同社の強みは、20年に及ぶインフラエンジニアリングの豊富な知見と経験を持っていること。作業員が直面する疑問や課題も、実感を伴って捉えることができる。様々な分野でIT化が進んでいるとはいえ、工事の現場はまだまだアナログな手法が多い。同社は、そこに着目しITテクノロジーを活用しての効率化を進めたのだ。

具体的事例としては、電力インフラで導入が進められているスマートメーターに特化したAI画像認識システムがある。スマートメーターの交換工事では、工事作業者は旧メーターからスマートメーターへ交換する際に、その場で交換前の電力使用量データを専用の機器に手入力、レシートを印刷し電力会社へ報告する。人が目視確認した上で入力するため、作業ミスが多発し、報告内容のチェック作業も膨大な時間が発生していた。
そこで、AI画像認識を用い、手入力で出力した数字とメーターに表示される数字を自動でチェックするシステムを開発。入力時に出てくるレシートとメーターを撮影し、スマホでサーバーにあげると、AIが画像を認識。ミスがあれば自動で抽出され、データはRPAでメール送信されるというシステムを作り出した。

この自動化システムによって、従業員が実際に目視で確認するのは通知エラーのみとなり、それまで1人あたり240分間かかっていた作業が12分間へと大幅に短縮した。実に95%もの工数削減に成功したのだ。

このように、自社で請け負っている作業を通じて、効率化・自動化ツールを生み出し実践する。そして目に見える形でクライアントへ結果を示し、提案していくことが可能なのだ。しかも、既存クライアントは社会に影響力を持つ名だたる大企業ばかり。そこに対して無理なくアプローチしていけるのは、同社ならではの大きな優位性だろう。

また、水道や交通などの社会インフラでも、設備の老朽化や運用コストの増大といった同様の課題を抱えており、同社のツールやソリューションへの親和性が高い。発想次第で多岐に渡る業界にアピールしていけるのだ。

同社のエンジニアは、クライアント企業へのツールやサービス提供を通じて社会が抱える課題解決にチャレンジできる。自ら作り出したものが、社会貢献に繋がるという醍醐味は、他ではなかなか味わえないだろう。

安定した経営基盤を持ちながらも変化を厭わない攻めの姿勢は、ベンチャースピリットに溢れる。実際、社員の多くは作られた環境に決して満足せず、自分たちで新しいことを生み出していこうという気概を持っている。“自ら考えて行動し価値を発揮したい”、そう願う社員が活躍する土壌があるのだ。そうかと言って、他者との競争を煽るような殺伐とした空気は一切ないのも同社の良さだろう。

同社が大切にしている価値観として、次の3つを掲げる。

① ＋アルファの付加価値を提供するための「Challenge」
② 向上心を持ち発展に努める「Pride」
③ お客様とパートナー会社の満足を追及し、仲間たちと仕事を楽しむ心を忘れない「Enjoy」

これらの価値観をはじめ、事業活動によって何を実現したいのかという使命や、イメージする未来像を明確に記した“クレド”を設定している。事業活動や社内活動において、すべての基本指針となる非常に重要なものなのだ。新たに加わるメンバーに対しても技術力や経験以上に、理念への共感性を重視したいという。

社員の働きがいを重要視する風土は、制度や取り組みにも表れている。
個々人を尊重し多様性を大事にする文化で、通勤時の服装の自由化や、フレックスタイム、リモートワークを導入。
多様な考えを学び人脈を広げる働き方を支援する副業承認制度「パラレルキャリア制度」や、社員から経営メンバーに対しての改善提案ができる「社員の声」という投稿フォームなどがあり、社員主体・主導の制度が数多く整えられている。

転換期にある同社の展望や社員への思いは社長インタビューページに、社員自身による言葉はPRページにそれぞれ詳しく掲載している。一読いただいてどこかに共感を覚えたならば、ぜひとも同社へアクセスして欲しい。