今後の戦略や注力していく領域など、展望についてお聞かせください。
自社プロダクト『SpiderPlus(スパイダープラス)』で、国内の建設テック市場において圧倒的シェアを獲ることを、現在一番の目標としています。 そして、グローバルへと展開していきたい。欧米では建設テックブームが先に拡がり、日本ではようやくここ数年伸びてきた状況です。しかし、東南アジアではまだまだなので、そこでもシェアを獲っていきたい。 その他に、すでに動いているのがビルメンテナンス業界への進出で、すでに数社のお客様と取引が始まっています。 さらには、紙・図面を使う業界にどんどん入っていこうと考えています。電鉄などの交通インフラ系、道路の保守・メンテナンスへの展開も可能ですし、実際にそういった案件もすでに動いています。 店舗の間取り図や物品の陳列図などは本部が管理していることが多いので、将来的には、我々のシステムにアレンジを加えて小売店などチェーン店を持つ業界へも進出したいです。 建設テックを越え、他業界へも積極的に拡大していこうという思いを持っています。
どのような企業像をイメージしているのでしょうか?また、御社の仕事によって作りたい世界観は?
世の中にとって必要とされる企業、なくてはならない企業であるということが絶対条件だと思っています。 なくなっても平気な会社ではなく、「おたくの企業が倒産したら、すごく困る人がたくさんいるんだよ」という企業になりたい。 例えば、歴史ある電機メーカーが家電事業から撤退した時、その企業の製品に長く親しんできたファンや消費者は、すごくショックを受けたと思うんですよね。それと同じように、我々も建設業界から「『SpiderPlus』がなくなったら本当に困るんだよ」と言って頂けるような企業になりたいのです。 そして、今後、人手が絶対的に足りなくなっていく世の中において、当社の商材を使ってどれだけ仕事の合理化ができるか、業務の短縮化・効率化を進められるかが重要で、人手不足を補いサポートするための商品を提供し続けることが、我々の社会的な役目になると考えています。
社員の仕事へのモチベーションの源は何にあるのでしょうか? また、どのように仕事に取り組んでもらいたいとお考えですか?
当社に入社するまで建設業界に馴染みのなかった社員でも、仕事をしていく中で色々覚えていきます。何も知らなかったところから、どんどん広がりを見せていくという面白さは、仕事へのモチベーションのひとつになっているでしょう。 また、我々のクライアントは大手建設会社が多いので、街を歩いていて施工中の建設現場の前を通ると、クライアントの社名をよく目にします。そういう時に「あ、ここはこの前IDを発行したお客様の会社だ」と、嬉しくなるという感想はよく耳にします。 私が社員に望むのは、カスタマーサクセスを考えて欲しいということです。そのためには自分でやれることはコレと決めつけず、「どうすればもっと良くなるのか」と考えて自分なりに取り組んで欲しい。決められたことを決められたようにこなすのではなく、自分なりのアレンジを加えてもらいたいですね。
ご自身の仕事観や日常の心がけについて教えてください。座右の銘などは?
繰り返しになりますが、とにかく“世の中に必要とされる企業になる”ということ。それが私にとって一番大事です。 経営者である自分のアイデンティティは、イコール会社ですから、自ずと個人の仕事観と経営観が繋がるのです。 日々心がけていることは、アンテナを張ること。私は好奇心が強くて気になった事柄は、徹底的に調べる性質です。 例えば、「イスラム教やキリスト教はどうやってできたのか?」、「唯一絶対の神を信仰するとは?」、「始皇帝はどのように中国統一を成し遂げたのか?」等、興味が出た事柄に対して関連書籍を読み漁ったりします。そして、深いところまで知って自分なりに納得できるとスッキリして、また次の興味に移っていく。そうして体得した知識や考えは、経営にも役立っています。 座右の銘はないですね。変化が激しい時代なのに、先人の教えに従うのはナンセンスではないかと。 敢えて言うならば“Always innovative”という、スパイダープラスのミッションとして掲げている言葉が自分にとっての一番です。
応募者の方へのメッセージをお願いいたします。
求めているのは、「言われたこと以上のことをやっていこう」という高い志を持つ人物です。そして、仕事を仕事と思わずに仕事に取り組める人。仕事が遊びみたいに思えると、会社に来るのがものすごく楽しくなる。私は遊び場のような会社にしたいと思っています。楽しみながら仕事に夢中になれれば、生産性が上がります。ゆくゆくは、オフィス内にゲームを置いたり、マンガの本棚を作ったり遊び心に溢れた空間を作りたいですね。そして、社員が自由に力を発揮できる会社にしていきたい。 旧来の日本企業的なガチガチの管理はしたくありません。 当社は、右肩上がりの業績で急激に成長中です。伸びているから面白いと感じられ、それが仕事のモチベーションにもなります。ぜひ、一緒にビジネスを大きくしていきましょう!