少人数でビッククライアントを支えるHINTO
株式会社HINTOは大阪に拠点を置く、Webコンサルティングのスペシャリスト集団だ。クライアントに親身に寄り添いながら、WebサイトやWebシステムの、企画・デザイン・開発までをトータルにサポートしながら、顧客のビジネスの成功を支援している。
同社の特長は「ただWebサイト・システムを作って売るだけ」ではなく、「顧客のためになる提案をするには」ということを本気で突き詰めて考えている点だ。自分たちが儲かるだけでは満足せず、クライアントも利益を享受できなければ価値がないと考えるプロフェッショナルな環境。
「顧客が実際に運用する時のコストや収益などまで考えているため、ビジネスモデルそのものをデザインし提供するという意味で、“事業体提供”という言葉を社内では使っています。システムやサイトを作るのが仕事ではなく、その先にあるお客様のビジネスをサポートできるシステムやサイトを具体化するのが当社の務めです」(代表取締役CEO・石那田諭氏)
そのためか、顧客からの信頼も厚く、リピートをするクライアントも多い。実際にWebサイト制作を担当した会社に対して既存の問題点を解決するWebシステムの提案をし、新たな受注につなげるケースも少なくないという。例えば、全国展開している大手学校法人の場合、関西エリアのWebサイトのリニューアルを請け負った後、予約システムを開発。生徒が紙に書いて提出していたのを、スマホで簡単に予約できるようにした。初月から数万人が利用するサイトになりました。学生にとっての利便性アップだけでなく、事務作業が軽減され効率の良い学校運営を可能とした。
「スマホを使った予約システムは、当初は関西エリア限定で導入しましたが、今は九州や北陸、東北など他のエリアでも導入が進んでいます。そのクライアントからは導入したシステムが評価され、現在は毎月開かれるWeb戦略会議に出席し、Web戦略の立案をお手伝いするほど信頼をしていただいています。制作会社としてではなくWEB戦略のパートナーとして信頼されることも弊社の強みだと思っています。」(石那田氏)
またクリエイティブについても強みを持っている。現在同社で進めている外車ディーラーの案件では、当初はHPとECだけの制作だけでしたが、制作を進める間にブランディングや映像制作、写真撮影、パンフレットやロゴ、商品のパッケージデザイン、展示会までトータルのブランディングやアートディレクションも一括して弊社が担当することになりました。最近では有名な音楽大学などからの指名でデザインの依頼もあり、クオリティの高さに同社をデザイン会社だと思っているクライアントも多いのだとか。
システム開発とデザイン、共に高いクオリティのサービスを提供しているのがHINTOの強み。数名の会社ながら、大手企業からの引き合いが絶えないという驚くべき状況だ。
事業をバイアウト。さらに進化するHINTO社
CEOの石那田氏は、全国の飲食店への注文をデリバリーする総合サイト「出前館」のシステムを作り上げた人物。さらにHINTOの前身となる会社で大手とのコンペでの勝率9割という優位性のあるネットスーパーのシステムをいち早く開発、これまで3億以上の投資を受け事業を展開し、業界のフロントランナーとなった、業界では名の知れた存在だ。
そんな石那田氏が2011年に起業をすると、過去の実績に着目した大手企業からすぐに声がかかったという。それまでの経験とノウハウを活かしてネットスーパーのシステムを開発し、順調に成長を続けた後にバイアウト。資本を整理して、事業売却によって完全に独立した形で新生HINTOをスタートさせた。
HINTO社は、これまでとかわらず徹底した顧客視点と高いアウトプットで多くの企業から信頼を勝ち取っていき、公官庁からの案件も多数あるなど、安定した経営基盤を持つまでに成長した。
同社の社名の「HINTO」は、「HINT」に「O」を加えた形。これは「HINT OVER」というワードに由来するもので、「ビジネスを実現するヒントを超えた提案をする会社」という決意の表れだという。
「ヒントだけではビジネスに繋がらない事が多いですよね。社名には""ヒントを超えた提案""をしてクライアントのビジネスを実現する会社であるというと思いを込めています。さらにもう一歩踏み込んだ提案をWEBを使って実現することによって、お客様の成長を支援していきたいと思っています」(石那田氏)
今後の展望としては、自社システムの開発にも注力していきたい考えの同社。世の中の時流を捉え、これからのスタンダードになっていくような世界を築く、その足がかりとなるようなシステムを作り出すことが、HINTOとしての使命なのだという。
“とんがった人材”の積極採用!成長したい人材に最適な職場
人材面でプロフェッショナルなメンバーがそろっているのもHINTOの特徴。出前館とネットスーパーのシステムを作り上げたCEOの石那田氏。有名な賞をいくつも受賞し、世界的な有名企業のアートディレクションも担当したトップデザイナー。プロ野球5球団やJリーグなどのチケットサイトなどを手掛けた営業ディレクター。某人気球団のECサイトを手掛けた大手出身のWEBディレクター。これらの面々に加え、同じく京都大学出身で日本を代表する大手企業で研究職として働いていた""超エリート人材""や大阪大学出身のエンジニアも新たに入社。そういった優秀な人材がHINTO社を選択するのもHINTOの強みのひとつである。
システムやデザインの一部分だけを担当するわけではなく、クライアントのビジネスが実際に完結するまでの全体像をイメージしながら仕事をしていくことを求められるため、若いうちから圧倒的に成長できる環境だ。更に同社のクライアントの中には大手企業も少なくなく、若いうちから比較的大きな規模の案件も経験できるという。
また、HINTOでの仕事は、上流工程だけではなく、実際に手を動かしてコードも書く。優れた能力を持つプロフェッショナル達との仕事を通じて、エンジニア・デザイナーとしてさらに一段階レベルアップすることができるのも、HINTOで働くメリットの一つだろう。
「結果的に、当社で働いたメンバーは引く手あまたな人材に成長しています。私が起業できたのも20代30代の若いうちに大手では40代50代がやるような仕事を任されたからです。HINTOでは能力があれば、抜擢してそういった経験を早く積めるように任せています。」(石那田氏)
そんな同社が求めているのは、バランスの取れた人材というよりも、ある分野に特化している“とんがった人材”。エンジニアやデザイナーとしてのスキルや経験だけでなく、いろんな経験がプラスに働くからだ。
「これまでにも、個性的なメンバーがたくさんいました。元ミュージシャンのデザイナーは、セッションでもするようにいろんな工夫をしながら制作を進め、料理人の経験があるエンジニアは、先に段取りを決めてから開発します。サッカー部で副キャプテンを務めていた人材は、会社のまとめ役として大活躍してくれるなど、どのような個性であっても必ず活かせると考えています」(石那田氏)
いまだ創業フェーズのHINTO。事業も組織もこれから飛躍的に成長していくだろう。コアメンバーとして、共に会社創りに関わってくれる仲間を積極的に募集している。