日本のローカルサービス市場に、「簡単、ぴったり」なマッチングを
株式会社ミツモアは、ローカルサービスのプラットフォームサービス「ミツモア」の開発・運営を行っている会社だ。設立は2017年2月で、東京・赤坂に本社オフィスを置く。リフォームやケータリング、士業など地域密着型のサービス全般を含む日本のローカルサービス市場は、数十兆円規模の市場があるにも関わらず、効率は非常に悪い。ミツモアは、マッチングを自動化することで、こうした非効率をなくしていく。
これまで、地域密着型のサービスを行う事業者は
・現場や業務担当が営業も兼務する場合が多い→結果的に長時間労働に
・紹介業者・仲介サイトを利用する場合は、人力で時間をかけて仲介が行われる→事業者は多額の手数料を払わなければならない
といった非効率があった。ミツモアのサービスでは、事業者は“すきま時間”にマッチされた案件に対して見積もりを送るだけで、低い手数料で見込み顧客の発掘が可能となる。ミツモアは、中小企業や個人事業主の顧客基盤の安定に貢献し、長時間労働を減らし、働き方改革のプラットフォームとなることを目指している。
共同創設者で代表取締役CEOの石川彩子氏は、東京大学法学部を卒業するとアメリカ・ボストンを本拠とする経営コンサルティング会社、ベイン・アンド・カンパニーの日本法人でコンサルタントとして活躍してきた。この際に担当した地銀のプロジェクトで、中小企業や個人事業主が、いかに営業に苦労しているかを実感。その後、ペンシルバニア大学ウォートン校でMBAを取得すると、シリコンバレーのイーコマーススタートアップ、Zazzleでプロダクト開発やマーケティング、ファイナンスなどを担当。日本に帰国後は、元Yahooのエンジニアとともにミツモアを創業した。
その「元Yahooのエンジニア」が、共同創設者で取締役CTOの柄澤史也氏だ。東京大学大学院に在籍中の2012年から、スタートアップで電子書籍の共同編集プラットフォーム開発にあたり、2013年からヤフー株式会社でエンジニアとして4年勤務した。そこではヤフオク開発やオフショアマネージメント、社内横断の技術支援などを担当し、その後は石川氏とともに、ミツモアの立ち上げに参画した。
対応ジャンル拡大で、あらゆるローカルサービスのプラットフォームへ
「ミツモア」は、日本最大級のジャンル数を誇る、地域版クラウドソーシングサービスを目指す。2017年6月に複数の個人投資家から総額4800万円超の資金調達を行い、同時に、リフォーム、カメラマン、士業などを中心とする60以上のジャンルで、「スマート一括見積サービス」を本格始動させた。今後の展開としては、対応ジャンルを10倍の600まで拡大し、事業者との提携を加速するとともに、見積もりデータの蓄積・マッチング精度の向上を目指していく。
「ミツモア」の特徴は、「顔の見えるプロ」を見つけられる、地域密着型サービスの見積もりプラットフォームであるという点だ。(1)最短10分で見積もり返答、(2)要望をクリックするだけで、ぴったりの事業者とマッチング、(3)サービス開始から2カ月で、既に全国1000事業者近くが登録した実績など、これからも事業が伸長していくポテンシャルを、十分に秘めているサービスだ。
「ミツモア」に登録している地域密着型のサービス事業者は、リフォーム業者やカメラマン、士業などが多い。中には、「創業100年の地元密着工務店」、「2000以上の結婚式を撮影したカメラマン」、「国税OBの税理士」、「英語で生け花を教えられる先生」など、専門性や経験値が極めて高い専門家も登録している。今後は、さらに各分野のプロとの提携を加速し、ローカルサービスすべての見積もりプラットフォームを目指してサービスを拡充させていく。
海外での事情に詳しい代表・石川氏によると、アメリカではローカルサービス市場の効率化を目指すプラットフォームが、ここ数年で複数誕生しているという。中でも「Thumbtack」というプラットフォームは、Google Capitalから「ローカルサービス市場の効率化に成功した最初の会社」という評価を獲得。2000億円を超える流通金額により、ユニコーン企業となっている。一方、日本では、この分野での主流な企業はまだ存在していない。ミツモアはこの分野の先駆者として、ローカルサービス市場の効率化をけん引していく。
明るく前向きな社風のもと、拡大フェーズをガンガン攻めていける人
2020年7月時点の従業員数は60名ほどと小さな会社だが、収益化が見えてきたこともあり、これからグングン組織拡大をしていくフェーズにある。
ミツモアには「ミツモア WAY」というミッションがあり、すべての社員が共有している。
・Thrive Together…事業者の成功・ユーザーの幸せが、ミツモアのエネルギーとなる。ミツモアは事業者ともに歩み、ともに成長していく。
・Faster than Ever…完璧にやるよりも、スピードを重視する。ミツモアは、これまでにないほどのスピードで事業を進化させていく。
・Meet More Challenges…変わり続ける世の中で、ミツモアは「難しいこと」、「未知のこと」に、主体的にチャレンジしていく。
また、ミツモアの企業カルチャーとしては、以下の3点を挙げることができる。
(1) 能動性の高い人が多い…成長のためにきちんと優先順位をつけ、効率的に働く、ということを全員が意識している。
(2) 楽しいイベントが多い…合宿、オフィスパーティー、花見など、お祭りやイベント好きな風土。参加は強制ではなく、来たい人だけが来るスタイルだ。
(3) 優しい人が多い…ポジティブで明るい雰囲気で、優しい人柄が伝わってくる。
メンバーには、元ソフトバンク・クラシルのエンジニアや、元Amexのナンバーワンのカスタマーサポート担当、2児の母ながらバリバリ働くマーケ担当など、ユニークな人が揃って。ビジョンやミッションに共感でき、サービスのバリューを全力で体現できる/したい人なら、全メンバーが歓迎してくれる。
株式会社 ミツモアの社員の声

40代後半
2018年12月入社

20代後半
2018年04月入社

20代後半
2018年08月入社